[ レッズレディース新監督に手塚貴子氏が就任 ] 浦和レッズレディース公式
より
来シーズンの浦和レッズレディースの監督に、手塚貴子氏が就任。
レッズレディースの2013シーズンの始動は1月中旬の予定です。
手塚貴子(てづか たかこ)
・1970年11月6日生まれ(42歳)
・栃木県宇都宮市出身
・日本サッカー協会公認A級ライセンス
【コメント】
「このたび、浦和レッズレディースを指揮することになりました手塚貴子です。浦和レッズレディースは、経験豊富なベテラン選手、バランス感覚を持つ中堅選手、アグレッシブな若手選手が融合したとても良いチームだと感じています。常に高い目標を持ち、日々前進していきたいと思っています。ファン・サポーターの皆さんと共にチーム一丸となって浦和レッズレディースの新たな歴史をつくりたいと思います。応援よろしくお願いいたします」
【経歴】
田原小学校→読売ベレーザ→NTVベレーザ
・小学3年でサッカーを始め、小学4年生と6年生時に、全国ジュニアボールリフティング大会で全日本チャンピオンとなる。
・中学生のころ読売ベレーザに入団。
・15歳で日本女子代表に初選出
・1989年、日本女子リーグの始まりである、第1回日本女子サッカーリーグ(JLSL)開幕戦に出場。
高倉麻子によるリーグ第1号ゴールを生み出すセンタリングをあげる。
・1991年度リーグ優勝時、リーグMVP・得点王(29得点)・アシスト王(31ポイント)・ベストイレブンと賞を独占。
・1992年引退→1995年(1996年?)現役復帰→1999年に引退後は、指導者の道へ。
◆日本女子サッカーリーグ/優勝3回ー1990年度・1991年度・1992年(第2回~第4回)
◆皇后杯全日本女子サッカー選手権/優勝2回ー1988年度・1997年度(いずれも優勝決定は翌年)
◆リーグ最優秀選手(MVP)/1991年度
◆リーグ得点王/1991年度(29点)
◆リーグアシスト王/1990年度(8ポイント)・1991年度(31ポイント)
◆リーグベストイレブン/1989~1992年 (4年連続・FW部門)
※リーグ通算:102試合出場/69得点
◇日本代表
・第1回FIFA女子世界選手権大会(1991年中国)
・アジア選手権4回出場、第11回アジア大会(1990年中国)銀メダル獲得
※通算:40試合/19得点
【指導者としての経歴】
・現役引退後は指導者として、女子サッカーの育成年代で尽力。
地元の栃木県宇都宮市に栃木SCレディースを創設、将来のなでしこリーグ入りの道筋を作った。
◆2004年日本サッカー協会特任理事に就任。
◆2005年 U-19日本女子代表コーチ、ナショナルトレセンコーチ関東担当
◆2006年 U-20日本女子代表コーチ、ナショナルトレセンコーチ関東担当
(当時のU-19、U-20代表)
岩清水梓、阪口夢穂、田中明日菜、宇津木瑠美、鮫島彩、永里優季、長船加奈、有吉佐織、伊藤美菜子、原菜摘子、海堀あゆみ、小金丸幸恵など
◆2007~2009年
栃木SCレディース監督、ナショナルトレセンコーチ関東担当
◆2010年 栃木SCレディース監督、U-17日本女子代表コーチ
・FIFAU-17女子W杯 トリニダード・トバゴ2010 /準優勝
(U-17代表)
和田奈央子、村松智子、浜田遥、仲田歩夢、田中陽子、猶本光、横山久美、加藤千佳、京川舞など
◆2011年 栃木SCアカデミーセンターコーチ、U-16・U-19日本女子代表コーチ、ナショナルトレセンコーチ関東担当
*AFCU-16女子選手権 中国 /優勝
(U-16代表)
土光真代、成宮唯、中村みずき、籾木結花、増矢理花など
*AFCU-19女子選手権 ベトナム /優勝
(U-19代表)
浜田遥、仲田歩夢、田中陽子、猶本光、横山久美、加藤千佳、京川舞、川島はるな、など
※浦和Lの選手(後に入団も含む)
池田咲紀子、和田奈央子、齋藤あかね、坂本理保、藤田のぞみ、鈴木里奈、柴田華絵、猶本光、加藤千佳
*AFC年間最優秀女子コーチ受賞(AFC Coach of the year)
◆2012年 U-20日本女子代表コーチ、ナショナルトレセンコーチ関東担当
・FIFAU-20女子W杯JAPAN 2012 /3位
(U-20代表)
池田咲紀子、浜田遥、仲田歩夢、田中陽子、田中美南、横山久美、加藤千佳、藤田のぞみ、柴田華絵、西川明花など
手塚氏のインタビュー記事(サカイク)→「サッカー未経験コーチのもと身に付けた"考える力"」手塚貴子
宇都宮のマスコット「ミヤリー」のブロク→「AFC2011年最優秀コーチ 手塚貴子さんは宇都宮生まれ」
日本女子サッカーリーグ草創期から活躍し、指導者としては若手の育成にとても評価の高い(第一人者といっていいでしょう)手塚貴子氏が、来季からの浦和レッズレディースの監督として就任しました。
レッズレディース初の女性監督として、また歴代の監督と違い、浦和と関わりのない外部から招いた人選となる抜擢ともいえるでしょうか。
手塚氏がこれまで指導してきた若い選手が、浦和にも数多く在籍しているのは、各選手の特徴について事前に把握している部分は多いでしょうし、今後の成長を促していく上でメリットは多いと思えます。
コメントで触れているように、さらにベテラン・中堅選手との融合を踏まえ、魅力あるチームづくりへ向け、大いに期待していきたいです。