皇后杯決勝。 INAC3連覇、大健闘の千葉 | うらじょ

うらじょ

女サカ好きです。
浦和レッズレディース中心にはなりますけど
いろいろ好き勝手に書いてます。
よろしくですー

【第34回皇后杯 全日本女子サッカー選手権大会 決勝】

2012年12月24日(日) 14:00キックオフ 

NACK5スタジアム大宮/観客数4064人


INAC神戸レオネッサ 1-0 ジェフユナイテッド千葉レディース


得点: 90+2分 田中明日菜



【INAC神戸・スタメン】
うらじょ
62分大野→中島


【ジェフ千葉・スタメン】

うらじょ

68分清水→河村乃里子


INACは先月のクラブワールドカップ(CWC)の時が、チームとしてピークだったかもしれません。

CWC決勝戦のオリンピック・リヨン戦と比較すれば、皇后杯では選手の体のキレは今ひとつ、パスの精度は悪く、ミスも多かったのは否めません。

選手個々の疲労の色は濃く、故障者続出。ついには大きなケガに見舞われる選手も出てしまいました。

しかしそんな状態でも勝ち切れてしまう強さがあります。後半終盤に攻勢を強め押し切ってしまうゲーム運びのうまさ、ヤネズ選手やベッキー選手をはじめ、個々の能力の高さ・強さが目立っていました。



うらじょ


ジェフの選手たちは、ベレーザ→伊賀と勝ち上がって来た勢いそのままに、健闘を見せていました。

終始衰えを見せない運動量でプレッシャーを掛け続け隙をうかがい、決定的なチャンスを生み出し、2連覇中の王者を追い詰めました。

準決勝の浦和よりも、得点機会は多かったです。体格や技術で劣る部分があっても、どう立ち向かうのかを体現して見せた、素晴らしい戦いぶりでした。

攻守に一丸となり組織的な完成度が高く、他チームにとってもひじょうに参考になる一戦になったと思えます。


ジェフのFW小川選手、MF柳井選手は元INACの選手。MF保坂選手、櫻本選手、千野選手は元浦和の選手。

いずれも出場機会に恵まれずチームを離れ、千葉に来てからはレギュラーポジションを獲得、再生を果たしました。

皇后杯決勝戦まで勝ち進めたのは、彼女たちによるところは大きいのでしょう。

上村監督の手腕は、今大会もっとも高く評価されるべきです!



うらじょ


ついに先制を許し残り時間わずかでも立ち直り、センターサークルに向かいセットする、臨戦態勢のジェフでした。



来季なでしこリーグはさらに台頭してくるチームが多くなりそう。いずれも実力伯仲し面白くなって行きそうです。