現在開催されているAFC U-19女子選手権2011・ベトナム大会、
U-19日本代表のキャプテンとしてチームを牽引するMF藤田のぞみ選手。
藤田のぞみ選手 (浦和レッズレディース #13)
1992年生まれ 152cm / 島根県松江市出身
城南レディース→日ノ本学園高(兵庫県)→浦和レッズレディース
(2007年)
中学3年時(城南レディース所属時)オーストラリアで開かれたユースオリンピックフェスティバルに、U-16女子日本代表として初選出される。
同年、AFC U-16女子選手権・マレーシア大会の女子日本代表
(2008年)
U-17女子日本代表に選出
(2009年)
AFC U-19女子選手権2009・中国大会に出場、U-19日本代表として常時スタメンの中心選手として大会優勝。
(2010年)
U-20日本代表として、U-20女子ワールドカップ・ドイツ大会に出場。
(2011年)
AFC U-19女子選手権2011・ベトナム大会、U-19日本代表のキャプテンとして出場中。
※2010年1月8日 読売新聞/ 山陰元気印より
「負けん気 持久力が武器」~藤田のぞみ選手
◆浦和レッズレディース、2010年~
昨年は、新人ながらなでしこリーグ開幕戦の福岡戦から途中出場。
次節伊賀戦ではスタメン出場を果たし、以降は主力選手として活躍。
22試合出場(内、リーグ戦15試合)2得点、なでしこリーグ新人賞を獲得。
2得点は、リーグ戦となでしこカップ決勝戦で決めたゴール。
いずれも強豪ベレーザからあげたゴールとして印象深い。
~中盤の選手として主にボランチ、レッズレディースではトップ下や右MFでも起用されています。
ドリブル、キープ、パスの視野、その卓越したボールコントロールスキルには、新入団時から魅了されてしまいました。
足元はとても柔らかく、切れの良いフェイントを交えての縦への推進力をみせます。
特に、対峙する相手に囲まれても、小さな身体をうまく預けてターンしながら局面を打開できる、これはホント上手いです。
また、攻撃時には相手の裏を突く動き出し、守備ではギャップを埋めるポジショニング、先見良く、誰よりも豊富な運動量で攻守のバランスを司る俊敏性に優れています。
トップチームの山田直輝選手が「サッカーの申し子」なら、レディースの藤田選手も同等に思えてしまいます。
なんだか、べた褒めになってしまいましたが^_^;
とても小柄ながらも、鋭い動きを見せる藤田選手のパフォーマンスには、感動してしまうことが多いのです。
おそらく、実際見たほとんどの方が「あの選手、ちっちゃいのにすごいっ!」と印象に残るのではないでしょうか。
体格の劣性を払拭するなでしこプレイヤーのひとりとして、見事に体現して魅せている、これからの選手たちにも勇気を与える存在だと思うのです。
京川、仲田、田中、猶本といった次代のなでしこジャパンを担う有望な選手たちが集うU-19代表選手の中、キャプテンとして活躍する藤田選手がチームを引っ張り、今行われているアジア大会を突破し、来年行われる世界大会への出場から優勝へと、ぜひ目指してもらいたいです。
◆AFC U-19女子選手権ベトナム2011(10/6~16)
日本女子アンダー19(U-19)代表が参加するAFC U-19女子選手権2011が、10/4~16までベトナムのホーチミンで行われています。
第6回目を迎えたAFC (Asia Football Confederation)U-19女子選手権。
出場チームは、日本、オーストラリア、中国、北朝鮮、韓国、ベトナムの6カ国。
総当たりのリーグ戦を行い、結果上位3位までに入ったチームは、2012年FIFA U-20女子ワールドカップの出場権を獲得。
2012年U-20女子ワールドカップは、来年8月~9月にウズベキスタンで開催。
世界6大陸から各代表として16カ国が参加し競われます。
<現在までの戦績と今後の日程>
10/06 日本 1 - 1 中国 (29分失点 90分+3分 浜田遥)
10/08 日本 3 - 1 韓国 (59分京川舞 61分横山久美 79分柴田華絵 85分失点)
10/10 日本 1 - 0 オーストラリア (42分京川舞)
10/13 日本 vs 北朝鮮
10/16 日本 vs ベトナム
(第1戦中国戦終了後の藤田選手コメント)
「初戦ということもあり、緊張しないように、自分たちのサッカーをしようとしたが、入りが固くなってしまった。
うまくバランスが取れていない時に先制されてしまい、その後相手の流れになってしまったのは反省点。
試合前には、相手に合わせず自分たちのサッカーをし、個人的にはボールに絡んで積極的に仕掛けていこうと思っていた。
しかし、良くないピッチコンディションで1つ1つのパスやコントロールのリズムが変わってきて、小さなことが全体の流れに影響し、長くボールを保持できない状況となった。
勝ち点3と勝ち点1では大きく違う。今日は最低限の結果だったと思う。
次の試合は誰が出るか分からないが、絶対に落とせない試合なので、もう1日しかないが、チーム全員で今日の反省を活かせる部分をしっかり改善し、コンディションを整え、気持ちを切り替えて準備をしたい。」
<現在までの順位>
※明日は3戦全勝の北朝鮮と、大会優勝をかけての直接対決となります。
頑張って勝ってもらいたいですね!