グラフを使って遊んでみました。
女子ワールドカップ(W杯)前後のなでしこリーグ観客数の変化を、わかりやすく(?)記してみましたよ。
昨年、リーグ全90試合での1試合平均入場者数は912人(←小数点を除いた値・四捨五入)でした。
今季4月末からリーグ戦がはじまり、W杯前まで24試合消化の平均入場者数は788人、昨年を下回り低調でしたがー
W杯後、7月24日からリーグ戦が再開、なでしこフィーバーで賑わい、8月14日までに12試合を消化した平均入場者数は6965人。
W杯前の約8.8倍の伸びをみせています。
昨年平均入場者数→今年4月29日~6月12日までW杯前の週末4試合ごとの平均入場者数→7月24日から現在に至るW杯後の週末3試合ごとの平均入場者数。
その推移を一覧にしてみました。
W杯後に突き抜けた伸びをみせているのが、よくわかります。
しかし、8月13,14日は、INAC戦が無いと一気に落ち込んでおり、W杯前の多いときに匹敵する数値です。
なでしこリーグ各チームのホーム開催入場者数を、W杯前後で比較した一覧です。
W杯後の数値は、ベレーザ・浦和・INAC・新潟がホームゲーム2試合でその平均値を、伊賀・福岡・ジェフ・湯郷はホームゲーム1試合の値を、狭山はホームゲームがまだないので0としておきました。
やはりINAC人気は凄いです。
アウェー新潟戦はビックスワンで行われ約24000人の集客をもたらしたぶん、新潟の平均値が跳ね上がりました。
他チームも、ベレーザ、湯郷をはじめ、軒並み伸びをみせていますが、浦和だけ平均が落ちている…
収容人数が少ないグラウンドで試合した影響が出ていますかね。
特筆すべきこととして、昨年のリーグ総観客数が90試合で82054人だったのですが、W杯後の12試合だけで83581人を記録し、あっさり上回ってしまいました(゚д゚;)
(開幕からの総観客数は、現在102494人です)
とてもアバウトな予想ですが、
もし仮に、W杯後の1試合平均入場者数6965人が残り36試合でも続くとしたなら、36試合で250740人。
これに現在までの入場者数102494人を加えると、今年約35万人というかつてない盛況の見込み。
昨年の82054人から、最終的にどれほどの増加となり得るのか!?
今の集客を保つには、まずは9月はじめのオリンピック出場をかけたアジア予選を勝ちあがることと、INAC以外のチームの観客数の増加が必須かと思われます。
9月23日からのリーグ再開でも、大いににぎわってもらいたいところです。
2005年に浦和レッズレディースが発足以来の、年別総入場者数(系列2)とホームゲーム平均入場者数(系列1)です。
ホームゲームはそれぞれ、
2005年11試合、2006年9試合、2008年11試合、2009年11試合、2010年9試合、2011年4試合(現在)となっています。
毎年1000人以上で、W杯前まではリーグ1の集客をずっと保っていましたが、いまはINACに軽々と凌駕され、他チームの集客の勢いもすごいですね。
ただ、少ないかもしれませんが、安定した集客実績を積み重ねてきたのも見て取れるかと思います。
9月再開以降は、ホームゲーム開催は残り4試合。
今年は試合数が少ないのですが、昨年を上回ってもらいたいところです。
ナック5スタジアムでのINAC神戸戦や、埼玉スタジアムでの最終戦も控えています。