ワールドカップに出場する日本女子選手の最年長記録については前ブログ にしましたが、世界の最年長出場記録をついでに調べていましたので記しておきます。
女子ワールドカップは、1991年中国大会から始まり、今年のドイツ大会で第6回目を迎えます。
1991年中国大会 優勝;アメリカ
1995年スウェーデン大会 優勝;ノルウェー
1999年アメリカ大会 優勝;アメリカ
2003年アメリカ大会 優勝;ドイツ
2007年中国大会 優勝;ドイツ
となっており、歴代の選手の中で最年長の選手をベスト3にしてみました。
1位 MEG (ブラジル/GK) 1956年1月1日生
39歳3ヵ月で、1995年スウェーデン大会ドイツ戦(6月9日)に出場。
2位 Elisabeth LEIDINGE (スウェーデン/GK) 1957年3月6日生
38歳3ヶ月、1995年スウェーデン大会中国戦(6月13日)に出場。
3位 Marina BURAKOVA (ロシア/DF) 1966年5月8日生
37歳2ヶ月、2003年アメリカ大会ドイツ戦(10月2日)に出場。
1位のMEG選手(メグと読むと思いますが)、出場データだけで他に特徴を知る記事等見当たりませんでしたが、
この39歳以上を更新して出場する選手が今後出てくることは難しいでしょうね。
山郷選手が4年後は不惑ですから、がんばってもらうしかありません。
男子の最年長出場記録である、ロジェ・ミラ(カメルーン/1982年スペイン大会)の42歳も不滅の記録となるでしょうか。
こちらは、カズにがんばってもらいましょうか。
(ブラコバ選手)
歴代のW杯女子選手には、30歳過ぎでプレーする選手は多くいましたが35歳くらいまでが多く、35歳を過ぎでプレーした選手はほとんどおりませんでした。(3人ぐらい!?)
その中で歴代3位にも入っているロシアのブラコバ(BURAKOVA)選手は、DFのフィールドプレイヤーとして37歳2ヵ月で、しかもロシアのキャプテンとして出場した驚くべき存在です。
ロシアは2003年大会では予選リーグを突破し、ベスト8まで進出しました。
ですが、今回のドイツ大会でブラコバ選手の記録を更新しようとする選手がいます。
フランス代表のサンドリーヌ・スベラン(Sandrine Soubeyrand/MF)という選手が出場すれば、37歳10ヵ月でピッチに立つことになり、ブラコバ選手のフィールドプレイヤー最年長記録を抜くことになります。
スーベイランド選手は、フランスのキャプテンとして今大会のW杯予選に出場していますし、ドイツでも中心選手として活躍すれば新記録となることでしょう。
スーベイランド選手はフランスリーグのジュビシー(Juvisy)のプレイヤーとして、日本のモンペリエ所属の宇津木選手や、チャンピオンズリーグでは永里選手とも対戦しています。
写真は、昨年スベラン選手がフランス代表のキャップ数143試合の新記録を達成したときにのものです。
隣に写るのは、フランス代表の不動のセンターバックとしてW杯優勝、EURO2000優勝に貢献し活躍してきたリリアン・テュラム氏です。
テュラム氏は、自身が記録ホルダーだった142試合の代表試合数を抜いたスーベイランド選手を、祝福に訪れていました。
さすがフランスです、こういった偉業に対して男女の分け隔てがない様子です。
さらに今大会では、スーベイランド選手よりさらに年長の選手が出場予定です。
ニュージーランド代表のビンドン選手(Jenny BINDON /GK)が、38才4ヶ月での出場となり、歴代2位の記録となりそうです。
ビンドン選手は、2004年31歳で代表入りの遅咲きの選手、先月20日の中国との親善試合(0-1負け)や他数試合にも先発出場していますし、W杯でも正GKとして登場することでしょう。
ニュージーランドの初戦は、日本。
36歳山郷選手vs38歳ビンドン選手のベテラン対決は実現するでしょうかー
楽しみです。
◆日本代表キャップ数、ランキング
1位 澤穂希 166試合
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1位 井原正巳 122試合
2位 川口能活 116試合
3位 中澤佑二 110試合
4位 遠藤保仁 108試合
5位 中村俊輔 98試合
井原氏は、テュラムのように、さわわのところに祝福に行ったのでしょうかね!?