レベルファイブスタジアム
福岡J・アンクラス 0-3(前半0-1) 浦和レッズレディース
得点者:12分堂園、46・75分吉良
※1点目、浦和が福岡陣ペナルティエリア前・右サイドライン際からのFKを獲得。
キッカー柳田が蹴り入れると、ゴール前のリバウンドボールを堂園が押し込み、豪快にネットに突き刺さり先制。
※2点目、見逃しましたm(_ _)m
※3点目、庭田からパスを受けた吉良が、ペナルティエリア内へ右から侵入し、DF一人をかわしてグラウンダーのシュート、左隅に決まる。
<福岡J・アンクラス>
GK/ 澤田法味
DF/ 矢田貝 実希子(HT藤本優希) 、磯金みどり、 内堀律子(Cap.)、花田亜衣子
MF/ 清原万里江、渋谷由美子(68分葛間理代)、 堂下弥里、 川村真理
FW/ 谷原ゆかり、小田すず(HT 田頭陽子)
SUB/ GK田上未希、MF秋山涼
<浦和レッズレディース>
GK:池田
DF:土橋、西田、堂園、岸川
MF:熊谷、岩倉(61分安田)、田原(85分竹山)、柳田、庭田(72分後藤)
FW:吉良
SUB:田尻
-----------吉良------
-----庭田------------
岩倉--柳田--熊谷--田原
堂園--岸川--西田--土橋
---------池田--------
↓最終的に
------吉良--後藤------
安田--柳田--熊谷--堂園
竹山--岸川--西田--土橋
---------池田--------
なでしこリーグの動画配信から観戦、雨が強い様子でボールが止まってしまう悪コンディションの中、レッズレディースが今季2勝目をあげました。
前節よりも、柳田・熊谷の両ボランチにボールが収まる安定感があり、局面ごとに優位なレッズレディース。
福岡は引いている時間が多く、終始レッズレディースのポゼッションでゲームを運べていました。
前半は、前線に出されるパスが長すぎて合わないことが何度かあり、サイドからの攻撃も活発ではなく(特に左)、全体的にかみ合わない停滞した感じがうかがえました。
後半になると、シュート数16本を記録しているとおり、積極的に前に出て、サイドからも上がる回数が増え、ゴールを狙う姿勢へと変わりました。(前半シュート数は6本)
前半シュート1本の吉良が、後半には7本も放っています。
ですがシュート数のわりには、その精度を欠いており、枠へ飛んだ数・強い弾道のものは、少なかったと見受けました。
庭田、岸川、堂園、安田、柳田、いいシュートを撃てる選手はいますから、7月末のリーグ再開には、潜めている能力を攻撃のアクセントとしてもっと活かしてもらいたいところです。
レッズレディースは、きれいな形をつくってボールを回し、組織の連携を意識しながらセーフティに運ぼうとし過ぎているのか、そのうち行き詰ってしまう傾向があると思えます。
相手が背後にいると、ボールを受けてもすぐ戻してしまいがちで、戻され入れ直しているうちに停滞しスペースが無くなってしまう、サイドに逃げる、…そんな感じに見受けてしまいます。
同じパターンでボールが戻されるのを見ていると、局面によっては相手と勝負して前へと推進する思い切りも必要ではないか、荒川のように強靭じゃなくとも、たとえ奪われたとしても周りが2ndでフォローして対峙していく、そんな泥臭さがいまのレッズレディースは欠けている気がするのです。
粘り強く絡んでボールを奪取すると、素早く前へ推し進めていくINAC神戸やベレーザのサッカーと比較すると、手数を掛け過ぎてるだけで思い切るポイントが何処なのか、持ち得ていない場面が多いのではないでしょうか。
今後、どれだけインファイトする姿勢を見せてくれるのか、
勝敗以上にレッズレディースに魅かれた方たちが今まで求めて来た「気持ち」の部分を、また再燃させてくれる試合が見たいです。
失敗したって構わない、自信をもって闘ってもらいたいです。
移籍2試合目でもうスタメン出場した田原選手、サッカーできないマリーゼの選手たちの思いも背負っているのでしょうか、マリーゼ時代より気迫が漲っている感じがします。
控えに回された選手たちは決して能力が劣らないのに、ですー
あまり批判はしたくはないのですが、自分なりの意見としてどうしても書き添えておきたいことでした。
失礼しましたm(_ _)m