今季から、日本人女性として初めてスペインの女子サッカーリーグ;スーぺルリーガ・フェミニナ(Superliga feminina)でプレイしている後藤史選手。
所属先のラヨ・バイェカーノ(Rayo Vallecano、マドリード)が、5月8日に3連覇となるリーグ優勝を決めました。
後藤史選手については、昨年11月9日に記事にしましたスペイン女子サッカー;後藤選手情報 を参考ください。
スペインの女子サッカーリーグ(Superliga feminina 2010/2011)は、昨年の9月に開幕。
A組8チーム・B組8チーム・C組7チームの3グループに分かれ、それぞれのグループでホーム&アウェー2回戦の総当り戦が12月中旬まで行われます。
年明けから、各組の成績をもとにチームを振り分けグループが再編され、同じく2回戦の総当り戦がはじまります。
A組B組の上位3チームとC組の上位2チームの計8チームが、新たにグループを形成しA組となります。
以下、成績順に振り分けられ、B組8チーム、C組7チームと編成されます。
A組の対戦結果から最終的に上位2チームがファイナルステージに進出し、ホーム&アウェーのチャンピオンシップ・ファイナルの試合を行い優勝が争われます。
今シーズンは、ラヨ・バイェカーノとエスパニョール(Espanyol)がファイナルに進出(昨年も同じ顔合わせ)
ラヨ・バイェカーノが、
ホームゲーム1-1、アウェイゲーム1-2の、計3-2で制し優勝となりました。
<A組上位5チーム>
1位 エスパニョールーーーーーー10勝2分け2敗 勝ち点32
2位 ラヨ・バイェカーノーーーーーー9勝3分け2敗 勝ち点30
3位 アスレティックビルバオーーー9勝1分け4敗 勝ち点28
4位 バルセロナーーーーーーーー5勝4分け4敗 勝ち点19
5位 アトレティコマドリードーーーー5勝2分け7敗 勝ち点17
後藤史選手は、シーズン後半はスタメン出場が無くなかなか出場機会が巡って来ず、試合後半の残り数分という出場が何試合(1月から3,4試合!?)か記録されていました。
それでもチャンピオンシップ・ファイナルのメンバーの一員として登録されており(ラヨ・バイェカーノオフィシャルの記事 にfumiの名が)、出場機会は無かったもののスペインチャンピオンという歓喜の時を迎えました。
後藤選手、ヤマハ発動機スポーツ振興財団という公益法人が行っているスポーツチャレンジ体験助成制度から支援を受けて、スペインに渡っているのですね。
スポーツを通じて世界に翔ばたく逞しい人材を育成するために、自己の夢の実現に向かってチャレンジする個人やグループを応援する「スポーツチャレンジ体験助成」制度。
アスリート、指導者、審判、スポーツジャーナリストなど、スポーツに関連する幅広い分野から、自己の夢実現に向けてキャリアアップやスキルアップを目的とした各種体験に対して助成金を交付。
助成制度に応募し採用された後藤選手は、平成23年度第5期生として列記されています。
自身のテーマとして、優勝に貢献できるようにスペイン女子サッカーリーグでプレイするとあります。果たしました。
もうひとつ、2015年女子W杯に日本代表として出場するとあります。
ぜひ姉妹揃っての代表出場を期待したいです。
スペインリーグ制覇、おめでとうございます!
以下、1分10秒過ぎ頃に、2番の後藤選手の喜ぶ姿がー