佐々木監督
いやいやー
新体制の佐々木なでしこJAPANは、定まりつつある様子も見えますがー
昨日のマリノス敗戦が悔しくてテレビ埼玉録画も見ず、JFA配信のメキシコ戦を見てみました。
前半の布陣はー
…………高瀬(INAC)…………大野(ベレーザ)…………
鮫島(マリーゼ)………………………………近賀(ベレーザ)……
…………宇津木(ベレーザ)………沢(ワシントン)………………
須藤(ベレーザ)……熊谷(浦和)……岩清水(ベレーザ)……矢野(浦和)
…………………………山郷(浦和)………………………………
沢と宇津木はどっちが左右やら!?
とにかく2人とも、縦横無尽によく動き回り、入れ代わり立ち代りしていて実戦中に固定されることは見受けませんでした。
後半は、サブ7人がすべて入れ替わったので、最終的にはー
…………安本(マリーゼ)…………大野(ベレーザ)…………
中野(湯郷)…………………………………南山(ベレーザ)……
………………菅沢(新潟)………沢(ワシントン)………………
鮫島(マリーゼ)……豊田(ベレーザ)……岩清水(ベレーザ)……近賀(ベレーザ)
…………………………海堀(INAC)………………………………
スターターから終了までの同ポジションは3人だけ、
以前から親善試合等の交代枠が多用出来る際には、最大限活用する佐々木監督ではありますが、
特長的なのは、前半に両サイドハーフだった2人が、後半になると共にサイドバックに下がって新たな代表候補の選手を試行している点です。
以前から、この監督が明確に意識しているポイントは、特にサイドに見受け、ハーフでもバックでもどちらのポジションもこなせる攻守の能力と運動量を兼ね備えた選手を求め、起用している様子が伺えるのです。
北京五輪までの(五輪後の最初の試合、ニュージーランド戦後半もそうだったけど)右サイドは、基本的に安藤と近賀でハーフ&バックを務めるパターンが中心だったと見受けます。
たとえばー
攻勢時に、安藤が相手陣の中へ侵入すると近賀が追随してサイドライン際を上がり、近賀がサイドでボールを受けると、安藤が上がり具合をみて近賀の後方に下がるカバーリングから、
近賀が攻守に中盤内側に絞る動きを見て、安藤が下がって右サイドを埋めたり、
安藤が敵と対峙し引き付けて空いた外側を、近賀がワンツースリーと安藤からダイレクトパスを受けてオーバーラップして攻め上がったり、
安藤がサイドライン際をドリブルで下がるのと、上がってきた近賀が交差してパス交換し上下が入れ代わったり、と
レッズレディースでは普段見せない代表での安藤のプレイに興味を覚え見続けていました。
安藤がDF登録でしたし。
北京五輪壮行試合、対アルゼンチン戦では、
前半に安藤が右ハーフで近賀が右バック、後半開始から上下逆になったり、他親善試合や北京本番でも安藤が始めからサイドバックだったこともあったかと覚えがあります。
右のサブとしては、原歩(INAC)がハーフに宇津木瑠美とがバックに起用されていました。
一方、左サイドについては、以前には矢野(浦和)が左サイドバックでぎこちない感じがあり、今回右サイドバックにコンバートされ、旧知の近賀とひじょうにスムーズに連携していた様子でしたが。(近賀と矢野は、横須賀シーガルズ→湘南学院高で同級生だったそうな)
左は鮫島と、後に合流する宮間(セントルイス)が、今後どんな関係を見せるのか興味あります。
長らく、ほとんどトップ下に据えられていた沢は、佐々木監督からボランチに下がり、阪口夢穂(当時TASAKI)と同列に組むように要求されたそうですね。
沢の得点力自体は落ちるが、全体を見渡せる能力にまず守備の安定をはかり、攻勢時には阪口と縦の関係になり積極的に攻め上がる狙いがあったとか、監督が語っていたのを読んだことがあります。
沢が国際Aマッチでは、通算得点70点(もう少し増えましたかね!?)と代表ではダントツの成績ですから(2位が長峯の48点)大胆なコンバートだったかと思えました。
ボランチにFWも交えた臨機応変にポジションを変える、めまぐるしく動き回るには、ユーティリティな能力なくして務まらないはずです。
後半から起用された中野(湯郷)は、この前の浦和とのリーグ戦ではボランチが昨日は左サイドハーフ、
菅沢(新潟)はリーグ戦トップの6得点のFWなのにボランチ(トップ下!?)、南山はベレーザで右サイドバックもこなしていましたし。
佐々木監督のもとでは、選手個々の器用さと献身的な運動量で組織がまとめ上げられている様子は、昨日も継続されている様子にみえました。
そしてー
リーグ優勝したのにレッズレディースの選手を代表に、あんま呼んでくれない…
(T_T)きみまろ。
19日から始まるAFCアジアカップ2010の主要スタメンは、以下のとおりに希望もこめて、
勝手に予想してみました。
……………大野(ベレーザ)…………安藤(デュイスブルク)…………
宮間(セントルイス)………………………………近賀(ベレーザ)……
…………宇津木(ベレーザ)………沢(ワシントン)………………
鮫島(マリーゼ)……熊谷(浦和)……岩清水(ベレーザ)……矢野(浦和)
…………………………山郷(浦和)………………………………
アジアカップグループ予選での、ミャンマーやタイといったチームとの対戦では、いろいろと変更し各選手の状態などを試行しながら、北朝鮮戦や中国、韓国といった決勝トーナメント戦になれば、ある程度メンバー固定してくるとは思えます。
安藤じゃなく、山口(アトランタ)や永里優季(ポツダム)、熊谷じゃなく豊田(ベレーザ)や、山郷じゃなく福元(湯郷)・海堀(INAC)と希望する方も、もちろんいるかもしれませんしが、ひいき目をご了承いただければ幸いです。
☆とにかく5月19日から30日まで、中国成都で行われるアジアカップ初制覇に向けて
各選手が尽力出来ますように願っています。
佐々木きみまろ監督?
とある記事から仲間うちでは、きみまろになりました。
http://beijing2008.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp2-20080801-390465.html
見れない方は以下でどうぞー、世代的にどーかと…
なでしこ佐々木監督の秘密兵器はきみまろ
北京五輪の緊張と重圧は漫談家・綾小路きみまろのモノマネで解きほぐす。
サッカー日本女子代表が7月31日、北京五輪開幕(8日)2日前の6日に、日本の先陣を切ってニュージーランドと対戦する。
「他の競技団体の士気を高めるためにも初戦は重要になる」と佐々木則夫監督(50)。想像を超える重圧の中での試合になるが、同監督は選手たちの緊張を和らげるため、意外な「秘密兵器」を用意した。
「きみまろさんのDVDを購入しました。ネタも3つほど仕込んでいます。きみまろさんのファンはほとんど女性だし、うちの代表にピッタリ。モノマネでリラックスさせてピッチに送り出します」。
3週間前に河口湖旅行の際に、きみまろ自らプロデュースしたショップで「爆笑エキサイトライブ」のDVDを購入。
それを見ながら自宅の鏡の前で自ら練習を重ね、見事なモノマネが完成したという。緊張が最高潮に達した試合直前のロッカールームで、監督がきみまろになって選手たちに披露する予定だ。
初戦と2戦目の米国戦が行われる秦皇島市は、同市内の大学に対するテロ予告があったことも明らかになったばかり。MF沢は「そういう話を聞くと怖い。監督のネタに期待ですね」。本大会の緊張とテロへの恐怖を一気に吹っ飛ばす「きみまろモノマネ」でなでしこが快進撃する。

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