以前から、どうしてもこの方のことを書きたくて、だから長文になります。ご了承くださいー
印象深く残る柔和な表情や笑顔って、多くの方にあると思います。
正直、
え!?こんなおばちゃんが、サッカーの監督なの?と思いました。
たとえば、商店街のお肉屋さんや総菜屋さんの店先にいる、買い物客相手にいつも愛想良くて、ちょっとオマケなんかしてくれる、おかみさんみたいな感じ。
きっと気分良く買い物ができたリピーターが、常連客になりそうな、そんな勝手なイメージを抱きました。
いったいどんな方なの?と、興味本位に検索してみるとー
東京都出身、40才(当時)
都立豊島高校1年の時、三菱重工女子サッカー部でサッカーを始め、横浜国立大学に進学。
三菱養和SSLに7年間在籍後、日産FCレディース、読売西友ベレーザに各1年間在籍後、現役引退。
その後、読売ベレーザの下部組織メニーナのアシスタントコーチになり、2000年日テレ・ベレーザの監督となり、L・リーグ2連覇後、退任。
2000年、第12回Lリーグ優秀監督賞、翌年第13回にも優秀監督賞受賞。
2003年から、田口フットボールアカデミーのコーチとして指導。
JEF千葉レディースU-18コーチ、東京都U-15女子選抜監督などを経験。
2000年に、日本サッカー協会公認B級コーチライセンス取得。
女サカ歴の浅い自分が、以上の略歴のごとく、多くの修行を重ねた大須賀監督だったことをまるで知らなかった。
人を引き付ける笑顔の魅力(て、自分が感じ受けたことですが)は、研鑽を重ねた人にしか成し得ない…
~この先の2004年の、とある記事の抜粋部分は、長くなるので適当に受け流してください。大変恐縮ですー
女子サッカーの普及・育成を目的とした取り組みであるウィメンズカレッジ2004が1月15日、16日の2日間に渡ってアミノバイタルフィールドにて行われた。(味の素スタジアムの隣の主にアメフト場、飛田給っすね)
主な対象は女子チームの指導者だが、指導資格の有無は問わないという。
「将来は指導者になりたいという人にも参加して欲しいからです。昨年は大学生も受講しました」と話すのは、JFAウィメンズカレッジインストラクターで、講師を担当する大須賀まき氏。
全国47都道府県に20名のインストラクターを派遣して、共通したカリキュラムによってコーチングのレベルアップを図るとともに、同じ悩みを抱える指導者同士の交流も狙いだ。
「女子サッカーを支えている現場のスタッフに、日本サッカー協会からの情報がなかなか伝わってこないという問題があります。それを日本サッカー協会から派遣されている私たちが、パイプ役となって解消していきたいですね」(大須賀氏)
1日目、20名以上の受講生が真剣な眼差しを向ける中で、大須賀氏による選手強化トレーニングがスタートする。
テーマは「前を向いて仕掛ける」。積極的な姿勢を植えつけるための効果的なコーチング方を実践する。
「私は気持ちを一番大切にしています。難しいことをやらせるよりも、取り組む姿勢を改善したい」という言葉どおり、雨が降りしきる肌寒いアミノバイタルフィールドには大須賀氏の声が響き渡る。
ハンドパスによるウォーミングアップに始まり、ドリブルでゴールを目指す1対1、オフ・ザ・ボールとコミュニケーションに主眼を置いた2対1、最後は復習を兼ねた4対4のミニゲームで終了した。
実技に続いては、「クリエイティブでたくましい選手の育成」を目的としたコーチング法の講義を行う。
翌日には受講生による大須賀氏への質問が後を絶たなかった。
ウィメンズカレッジで指導する20名のインストラクターは全て女性である。
「全国に派遣されて指導することで、インストラクターもレベルアップします。女子サッカーを強くするには、女子の指導者を育成しなければいけません」(大須賀氏)。
~2007年のシーズン中に、伊賀FCが成績不振のためか、当時の監督から大須賀監督へと交代された様子でした。
交代後の成績も芳しくないものの、降格は免れた翌2008年、
2勝18敗1分けで、得失点差-65、ディビジョン1の最下位。
ディビジョン2のFC高槻との入れ替え戦に陥り、PK戦までもつれ込むも敗退し、クラブ史上初めての降格となりました。
2008年のリーグ最終戦の相手が、熊谷での浦和レッズレディースでした。
その年の全3試合対戦の過去2回が、7-0に8-0という大勝で、僕は楽勝を信じて同じ日開催の埼玉スタジアムへ優勝の可能性が残るトップチームの、対清水エスパルス戦の応援に向かいました。
…清水に負け優勝の可能性がほぼ消失し、レディースの結果を現地から知らせてもらったら、なんと1-2負けWショック…
のちにテレビ埼玉で、レディース最終戦の録画放送を見ると、陽光を浴びながら始終励ましの笑顔を送る、大須賀監督の映像が映っていました。
どんなピンチでも大きな声を張り上げしかし柔和な表情が、大きく映し出され、いまだ忘れることが出来ません。
伊賀は、原、藤村、宮崎、那須といった代表クラスの中心選手がすでに退団し、知らない名前ばかりの選手登録で戦力が断然劣る、2008年。
チームリーダーの宮本ともみが前に出て体を張って頑張り、永留かおるが老練に粘り、FW大歯裕子が2得点、決勝点はカウンターから見事に決められての、レッズレディースの敗北。
入れ替え戦が確定していたアウェーでの試合なのに、レッズレディースの弱点を突く積極性をみせた内容が多く、伊賀FCの一丸となったモチベーションの高さを、画面から感じ得ました。
降格となってはしまいましたが、消化試合となった最終戦にそこまで頑張る選手には、
最上のコロッケの揚げ方を知るおかみさんの味を忘れられないからじゃないかな、、などとも思うのですー
(スペクターなみのexampleで恐縮です…)

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