女子サッカーの公式戦としてははじめてとなる、日韓両国のクラブチャンピオン間で争われるカップ戦が、明日13時から浦和駒場競技場で行われます。
浦和レッズレディースVS韓国リーグチャンピオンの大教カンガルーズとの対戦。
大教には、一昨年までINACレオネッサに在籍していたブラジル代表のプレチーニャ選手がいることは、ご存知の方も多いと思います。
一昨年浦和が、鴻巣競技場で喰らったプレチーニャの超絶弾丸ミドルシュートは、浦和のリーグ優勝の望みを挫くには十分のインパクトを与えていただきました。
同じく一昨年の暮れに、西が丘競技場で田崎ペルーレ相手に決めたドライブシュートの軌道には、会場中がどよめき度肝を抜かされました。
プレチーニャはすでに35歳を過ぎ、ブラジル代表歴は17歳ぐらいからですからずいぶんと第一線で活躍を続けております。
前回のW杯にも選出されましたが、出番は一度も無し。それでもたしかW杯5回目の選出でして、W杯歴代の得点ランキングでは3位だったと記憶しています(1位はドイツのプリンツってデカイ女)
プレチーニャの風貌、そういえば最近浦和に入団したサヌーに似ているかな、と思います。愛らしい印象ですが、プレーぶりは男。ストップ&ゴーで裏に抜ける速さなど瞬発力に秀で、弾力性に富んだボールコントロール、そしてフリーにしたら強烈なシュートを長距離から放ってくる、、そんな印象を抱いています。
大教は、じつはINACと関係が深いらしく、シーズンオフになると双方のチームが日韓を行き来して交流し、何度か試合を行っている様子です。(日韓と中国のチームも交えて親善試合を行っていました)
これについては、昨年引退したINACの藤村智美選手のブログでうかがい知ることができました。
大教は、ですからINACの地元神戸で試合を行った経験もあり、明日浦和駒場がはじめての日本での試合というわけではありません。選手によっては、はじめての日本になる方もいるでしょうが。
さて、勝ちたいですーですが、、
しかしまずは浦和が、メンバーが揃うかどうか!?
マリーゼフェスタ最終日をきっちり修正してくるのは当然でしょうが、起用された選手個々がベストの状態で臨めるかどうか!?
来週からリーグ開幕も控えていますし、無理を抑える選手自身の判断、見極める監督の判断も重要になってくるかと思われます。
大教は、INACとの親善試合でさえ、双方が激しくやり合い、けが人が出る(たしか鼻骨を折った選手がいたような…)し退場者も出る荒れたゲームを行っていました。
明日のチャンピオンシップは、浦和にとって、いつも激しい対戦となるINACと試合をするぐらいの気合で臨んでもらわなくてはならないと思います。
開幕を前に、いきなり激しい試合になると明日は目論見ます。
願うのは、選手たちがどうか怪我をしないように、いいプレーが出来ること、そして浦和の勝利を願っています。