気がつけば、はぁはぁ!言ってた | ほめ達!西村貴好オフィシャルブログ

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世の中を明るくし、真に豊かな社会を実現する日本ほめる達人協会 理事長 西村貴好のブログです。

昨日の小松基地での講演会へは、

JR西日本の特急サンダーバードを利用しての移動でした。

昨日の講演会については、こちらのブログを

※くどいようですが、タイトルとブログの内容、写真とは全く関係ありません。

 (知らんけど)

 

その特急サンダーバードでの出来事です。

私は、新大阪から乗り込んだのですが、通路を挟んだ隣の席には、

外国の方がお二人座っておられました。

お二人の会話は、英語でしたが、どうやらお一人はフランスの方のようです。

パソコンを膝の上に広げ、お仕事をされていらっしゃいました。

 

ほどなく、列車は京都駅へ。

外国人お二人の一つ前の席に、上品な老婦人がお二人、大きな荷物を持ってやって来られました。

すると、その外国人のお一人、通路側に座っていた人が、

スッと立ち上がって、老婦人の荷物を荷だなにあげるお手伝いをされました。

老婦人は、すごく喜ばれて(その老婦人も英語が堪能で素敵でした)

「親切な方ですね!」(これは日本語)とお仲間お二人で話されていました。

 

2時間ほどして、列車は福井駅へ滑り込みました。

車内のアナウンスが、福井駅に着いたことを告げています。

すると、左隣の先ほどの外国のお二人が

「Fukui?」と言って、慌ただしく動き出されました。

どうやら福井駅が目的地だったようです。

 

駅についてから、降りる準備、結構大きな荷物を持っていらっしゃいました。

荷だなにスーツケース上げたままです。

ジャケットやリュックサックもそのほかに用意しないとけない。

パソコンも片付けて・・・

 

私は、横で勝手に、ソワソワ、ドキドキ。

というのも、私自身、何度か降り損ねそうになった経験があり、

その強迫観念からか、降り損ねて泣きそうになるという夢をたまに見るほどだからです。

 

親切なお二人が、無事に降りれられますように!

祈るように見守っていると、

福井駅で降りる人が多かったのか、

停車後からの降りる準備にもかかわらず、大急ぎの荷物の回収と移動で、

お二人は無事に降りることができたようでした。

他人事ながら、私もホッとしてお二人がいらっしゃった、左横の座席を見ると、

なんと、座席の肘掛けのところに、スマートフォンが置きっぱなし!

 

次の瞬間、私は、そのスマホをつかんで全力ダッシュしてました。

車両からデッキへの扉が開くのがもどかしく、デッキに出ると、

幸い、まだ列車の扉は閉まっていませんでした。

扉から顔を出すと、先ほどの外国人の方お二人がまた、ホームにいらっしゃいました。

思わず「ヘイ!」と大声を出して、呼び止めて、スマホを差し出しました。

 

すると、一瞬怪訝な顔をされていたのが、

パッと輝くように、そして喜んで、スマホを受け取っていただきました。

 

私も先日、東京駅で1時間半、スマホが失踪して困った経験をしたばかり、

ましてや外国旅行中にスマホを電車の中で忘れてしまったら、

滞在中の貴重な時間をかなり無駄にしてしまうことでしょう。

お届けできて、本当によかったです。

 

無事に届け終わって、自分の席に戻って、

自分の息が上がっていることに気がつきました。

「はぁ、はぁ、はぁ」

知らぬ間に、全力ダッシュしていたようです。

 

スマホを目にしてから、お渡しするまでの正確な記憶がありません。

無我夢中でした。

 

自分で自分をほめてあげたくなりました。

やるやん!自分!

 

良いことをすると、さらに良い事をしたくなるのですね。

小松駅の一つ前の駅、加賀温泉駅で、先の老婦人お二人がお降りになりました。

もちろん、外国人の方が上げた荷だなの荷物を私が下させていただきました。

また老婦人たちのお言葉

「本当に、親切な方ばかり!ありがとうございます」

 

この世は、思いやりと親切でできている!

 

感謝!

在り難い!・・・本当の意味は、It's a  miracle!