先日、珍しく家に早く帰ってきたことがありました。
その日は、自宅に友人たちを招いて、食事会でした。
気の知れた仲間たち、リビングに追加のテーブルを置き、
皆が地べたに座って、歓談。
ビールで始まった宴会が、やがてワイン、日本酒、
人によってはハイボール。
私は、角ハイボール派なので、ハイボールを飲まれる方への
サーバー係でした。
缶のハイボールもいいのですが、その日は、
サントリーの角瓶と冷やした炭酸と、アイスペールの氷、
さらには、カットレモンで、ちょっとしたバーテン気分。
というか、スナックのマスターですね。
宴会も、盛り上がってきたところで、
アイスペール、氷を入れていた容器の氷が空に、
冷凍庫のロックアイスを補充しようと、私が立ち上がった瞬間。
「あっ、私が！」とうちの妻が私の横で立ち上がりました。
正確に言うと、立ち上がろうとして、
すってんころりん、こけました。
おそらく、ゲストが来るということで、張り切って、
フローリングを掃除して、ピカピカに。
そのフローリングと靴下との摩擦係数がゼロに近くなり、
きれいに転びました。
その横にいて、
少し早く立ち上がろうとしていた私は、
妻のすってんころりんに足をすくわれて、
これまた、綺麗に転びました。
しかも、手にアイスペールを持ったまま。
結論から言うと、家内は、こじんまりと一回転、きれいに転び、
私は、豪快に一回転、美しいほどの受け身をとって、
しかも、アイスペールも、それが宇宙の中心であるかのように、
微動だにしなかったそうです。
一瞬の静寂の後、
大笑い。
特に、私と妻は、横隔膜が破れるのではないかというぐらい、
笑いました。
笑うって、いいですね。
一緒に笑えた経験を持つ。
これも、人と人とを近づけますね。
そんな一回転に
心から感謝！
感謝！
在り難い！・・・本当の意味は、It's a miracle!