「意識しなきゃいけないのは、自分の『信用の面積』だ」


【親子で学ぼう】キンコン西野が語る。「収入を増やす為に、効率的に自分の価値を上げる方法」



5月24日に文庫本『新・魔法のコンパス』が出ます。
文庫本といっても、「昔書いた本の小っちゃい版」というわけではなくて、最初から最後まで全て書き直しました。
対象年齢を「小学生高学年以上」とした『お金』と『広告(集客)』の本です。
Kindleだと第1章が無料で読めるらしいので、それならば、ここ(ブログ)でも第1章を無料で読めるようにします。

第1章は、夢を叶える(挑戦を続ける)上で、とってもとっても大切な『お金』の話です。
このことは学校では教えてもらえないので、お父さんお母さんは、どうかお子さんに読ませてあげてください。

これまで、




という記事を投稿したのですが、それぞれ、とても評判が良かったので、今日は第4弾「収入を増やす為に、効率的に自分の価値を上げる方法」について。

「面白かったよー」という方は、この記事をシェアしていただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ。

第1章 お金 
「信用の面積」を拡げろ


『A』に1万時間を投下し、『B』に1万時間を投下して、キミが「1万人に一人」の人材になったら、次は、まったく別の分野の『C』に乗り出して、今度は、そこに1万時間を投下してみよう。
『C』でも「100人に一人」の人材になるんだ。
キングコング西野の場合だと『C』は「オンラインサロンオーナー」だね。





『A』と『B』と『C』の三つを押さえた人間は、「1/100×1/100×1/100」なので、「100万人に一人」となる。
『A』に3万時間を費やすのなら、『A』『B』『C』にそれぞれ1万時間ずつ費やしたほうが希少価値を上げやすい。
 

▼信用の三角形を作れ

 さて。
『A』『B』『C』の三点を結ぶと、三角形ができるよね?
 さっきまでは『A』と『B』を結ぶ〝線上〟が「需要」だったけど、今度は『A』と『B』と『C』を結んだ三角形の〝面積〟がキミの「需要」になり、仕事の幅は一気に広がる。

ちなみに。
キングコング西野が、つい最近、TOYOTAさんから頂いたお仕事の依頼内容は、「『新型クラウン』のラッピングカーのデザインを、絵本作家でもある西野さんに、西野さんが運営する2万人を超えるオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーと共に作り上げて欲しい」といったもの。


TOYOTAさんが純粋に「デザイン」だけを求めていれば、キングコング西野ではなくて、プロのデザイナーにオファーを出したはずだ。

プロのデザイナーではなく、「2万人を超えるオンラインサロンを運営しているキングコング西野」にオファーを出した理由は「デザイン」ではなく、「デザイン+広告効果」に期待を持たれたからだろう。
ボクが「芸人」一本で活動していたり、「絵本作家」一本で活動していたら、この仕事は舞い込んでこなかった。

ボクは時々、テレビ東京の『ゴッドタン』という番組で、書籍やオンラインサロンのことを紹介されて、「先生扱い」された後に、私服を破られたり、髪を切られたり、陰毛を抜かれたり、肛門に指を突っ込まれたりしているんだけど(なんだ、この仕事!)、これも同じ理屈だね。

『A(芸人)』と『B(絵本作家)』と『C(オンラインサロンオーナー)』の三つの仕事を掛け合わせて、「面積」を作ったから舞い込んできたお仕事だ。

この三角形の〝面積〟のことを「クレジット(信用)」と呼ぶんだけれど、当然、クレジットが大きければ大きいほど、その分、需要が増える。
収入を増やすには、このクレジットを大きくすればいいわけだ。


▼職業の掛け合わせで「クレジット」を大きくしたら、次は……

でね。
たとえば、キミが手に入れた『A』と『B』と『C』を結んだクレジットの大きさが「一年365日、毎日のように需要に応え続けたら、1000万円のお金がキミのもとに入ってくる」というサイズになったとするじゃない? 

その時、そこで、キミが更に収入を増やしたければ、そのクレジットをフルに使って1000万円のお金を生むのではなく、お金にするのは700万円程度に抑えておく。
すると、「残りの300万円を生むハズだった時間」がキミに生まれるよね?

その時間を使って、まったく違う分野の『D』に乗り出す。
そして、『D』にも1万時間を投下する。
クレジットは三角形から、四角形になり、クレジットのサイズは一気に大きくなる。
 


 
キミは「1/100万×1/100」の人材となる。
複数の職業を掛け持つ「複業家」になることで、お金を生む力がグンと膨れ上がるわけだ。

もちろん、こんなに簡単には事は進まない。
クレジットを拡大していく途中で躓くこともあると思う。
ただ、この話から学べることは一つ。
収入を増やすということは、クレジット……つまり『信用の面積』を大きくするということだ。

実例を挙げるね。
たとえば、ビートたけしサン。
彼の活動を分解すると、『A=漫才師』『B=TVタレント』『C=映画監督』。
たけしサンにも、その昔、「芸人のクセに映画監督をやりやがって!」と批判された時代があったんだけど、その瞬間、彼のクレジットが膨れ上がったんだよ。


【まとめ】
・3万時間を一つの職業に使うんじゃなくて、三つの職業に1万時間ずつ使うほうが希少価値を上げやすい。
・収入を増やすということは、「信用の面積」を大きくすること。


西野亮廣最新刊『新・魔法のコンパス』より

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学校じゃ教えてもらえない話ですが、子供の未来を想うなら、大人が責任を持って話してあげなきゃいけない内容だと思います。
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13:30~ 紀伊國屋書店札幌本店
14:00~ 三省堂書店札幌店
14:30~ 札幌弘栄堂書店パセオ西店
15:00~ MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
15:45~ コーチャンフォーミュンヘン大橋店

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