7月2日(土)、3日(日)北は青森から南は愛媛まで9名のドクターが集まり、
西村歯科にて講習会を開きました。
夜用のスプリント、昼用のマウスピースと2つの装置の作成方法を伝授しました。
土曜日に夜用スプリントを各自製作し、その夜装着してもらいました。
劇的に良くなったドクターが1人
その他なんとなく良くなり、息がしやすくなったドクターが5人
まだ良くわからないドクターが3人でした。
その他、開口障害に対するアプローチ、マニュピレーション等
みんな熱心に勉強されてました。
埼玉の小手指に医院訪問しました。
池袋から西武池袋線に初めて乗車しました。
一番びっくりしたのは電車が非常に長いことです。
普通電車でも10両編成です。
急行では12両編成です。
私共の近くを走っている南海高野線では急行8両、普通電車で6両です。
西村式治療研究会に参加して頂いている先生の医院訪問です。
当日7人の患者さんの治療を行いました。
夜用のスプリント、昼用のスプリント2個を装着し、すべての患者さんは治療して満足されていました。
西村式の装置の威力はすごいです。
スタッフ全員との集合写真です。
大阪丸ビルでドクター11人が集まり、講演会を開きました。
ドクター2人がペアになって、夜用のスプリントを実際に作って体験していただくことにしています。
ドクターからはこんな声をいただきました。
①下あごのずれ、くいしばりがバランスを崩し、さまざまな症状を起こすことがあるということを実感しました。
夜用のスプリントを装着し、その場で実感できました。
②不定愁訴が多い昨今、今回のテーマ、実習からの切り口は他に見られない内容のように感じました。
講師の自信から、その内容が確かな物だと感じました。
ぜひ、身近な人達で結果を残し通院される患者様たちの助けになればと思います。
③スプリントは顎関節症に有効か疑問でしたが、少し自信がつきました。
明日からの診察に活かしていきたいと思います。
さらに知識を深めより良い治療が出来るように頑張ります。
この講演会では、その場でスプリントの効果を体感し、実感していただけます。
このスプリントを用いて多くの困っている患者様の助けになればと思っています。
★子どものいびきは警告音
こどものいびきは、ある意味、大人より深刻です。
そもそも健康な子どもはいびきをかかないものです。
ですから、いびきをかいている子どもを見て「ぐっすり寝ている」と思うのは、大間違い。
もし、お子さんがいびきをかいていたら、それはお子さんの体からの「息が苦しい」「酸素が足りない」という警告アラームなのです。
★原因
こどものいびきの原因は、たいてい扁桃とアデノイドの肥大です。
扁桃もアデノイドもリンパ組織の一つで、病原体から体を守る役割をしています。
小さな子ども(特に3~6歳くらい)の場合、これらが大きいのはごく自然なことですが、おおきくなりすぎて上気道をふさぐようになると問題です。
子どもはもともと上気道が狭いので、呼吸が苦しくなり、睡眠中にはいびきや無呼吸がみられるようになります。
また、もう少し年齢が高くなると、これにアレルギー性鼻炎による鼻づまりが加わったり、小児肥満が原因になったりするケースもあります。
★症状
習慣的にいびきをかいている子どもは、いびき以外にもいろいろな症状を示しているはずです。
でも、小さな子どもは自分の不調をうまく訴えることができません。
保護者が気づいてあげない限り、医師の診察を受けるチャンスがないので、これらの症状を見過ごさないよう気を配っていただきたいと思います。
★子どもの睡眠時無呼吸症候群のチェックポイント(こんな症状はありませんか?)
・いびき…毎日いびきをかく、肩で息をしているなどは危険。
・無呼吸…大人と違って、10秒以内でも無呼吸と考えたほうが良い。
・陥没呼吸…息を吸うとき、胸のあたりがへこむ。長期では漏斗胸になることも。
・鼻づまり・口呼吸…アデノイドが肥大して鼻呼吸ができなくなっている。
・食事が遅い・食が細い…肥大した扁桃が邪魔をして、食物を早く呑み込めない。
・寝起きが悪い…無呼吸のためによい睡眠がとれていない。
・おねしょ…無呼吸によって利尿ホルモンが増えるため。
このほか、寝相が悪い、寝汗をかく、鼻水、口臭、いつも口を開けている、よだれ、歯並びが悪くなるなどの症状も見られます。
また、子どもの場合は「睡眠時無呼吸症候群」でも、大人ほど昼間の居眠りや眠気を訴えることがないのも特徴です。
★解決法は
舌の位置を正しい位置にもっていくように訓練する。
トレーナーという道具を用いることもあります。
さらに噛み合せが低い場合がほとんどなので歯の上にレジンをプラスして噛みあわせを高くします。
口腔内の容積が増加し呼吸が楽になります。
「いびき」はからだの「赤信号」 巽浩一郎 著より抜粋