本日は金胴。
仕事が終わって急いで稽古に出発したが、少し遅刻した。
金胴のため基本はアップ程度に、とはいえやることはやる。
基本打ちは打ち込みに、そして追込み、相懸かり。
このぐらい体を動かしておいても試合になると足が止まる。
金胴は総当りで行ったので何試合もできる。
2試合目、3試合目になると少しづつ体が動き出す。
うちの子はエンジンが温まるまでに時間がかかるのです。
たぶん体は十分に温まっている。
何が体を止めているのか。
ハートが弱いんでしょう。
もっと練成会や遠征などで場数を踏めば試合慣れもするのですが、なかなかその機会も作ってあげられない。
ならばどうするか。
日頃の稽古で自信をつけるしかない。
そして心は日常生活でも鍛えることができる。
寒い朝は起きたくないよね。
暖かいまったりとした布団の中で、あと1分、いや5分ぐらいは・・・
いや!今起きる。
子供たちはまだ気づいていないかもしれない。
頭と体が別に動くことを。
頭で考えたことが、そのまま体の動きに直結しているわけではない。
頭では起きなくてはいけないことはわかっている、でも体は起きようとしない、また寝ようとする。
剣道でも右手の力を抜こうとするが、どうやっても力が抜けない。
これは頭と体が別々になっている。
体を動かすのは心、本能、反射。
この心と頭を一致させることができれば、何事もいい方向に進む。
心はどうしても本能に従って動く、攻められれば固くなる、試合になれば硬直する。
いくら落ち着けと頭が考えても体は反応する。
きっと誰もが頭でいけないと判っているのに、勝手に手が体が動いてしまう。
これを剣道を通して鍛えることも当然大切ですが、日頃の日常生活でも鍛える必要がある。
これが人間形成につながっていくのではないかと思います。
「いやだなぁ」
「動きたくないなぁ」
「後で」
実はほんとは今やらなければいけないことはわかっているはず。
ここで動けるか動けないか、これも稽古なんです。
この小さな勇気の積み重ねが心を鍛えていく。
人間だれしも嫌なことはしたくない。でもやらなくてはいけないことはわかっている。
誰かがやるでしょと思うのは自分への言い訳。
あまりストイックに自分に厳しいのも考え物ですが、そこは融通利かすことも大切です。
逃げる時は一目散に逃げる。
やるべきことはやる。
そんな日々の決断と考えと行動を一致させていくことを意識して生活してみてください。
少しづつ心が強くなる。