1月28日木曜稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

今日も遅刻。

18時を10分ほど過ぎてしまいました。

 

本日は金胴。

早送りでアップの基本をして、小学生以下の総当り。

結果はY君の優勝。

Y君、体は大きいほうではないが、体をしっかり使って大きく打つことができる。以前は少し体が開き気味だったが真っすぐに中心を打つことができるようになってきた。これからが楽しみです。

T水君、もう少し右腕の力を抜く、そして前後のブレと体重移動を無くさないといけません。前に後ろにギッコンバッタンをしていると頃を打たれています。

S君、手と足がバラバラ。竹刀で相手をたたくことばかり考えて、気剣体が一致していない。

T君、足が止まる、2拍子で打っている。足が止まった時に打たれています。足よりも腕が先に動いているので、竹刀が立ったところを打たれています。

最後にO君、始めて試合というものをやりました。まずは基本どおりに打てるようになりましょう。稽古でやっているように打たなければ旗は上がりません。正しく打つことを心がけましょう。

 

書き込んだことは、みんな耳にタコができるほど聞いているだろうし、頭ではわかっているのかもしれません。

基本の稽古の時でさえできていないのに、試合でできるわけもない。

基本でではできるのに試合ではできない。

どちらも原因は稽古が足らんという事です。

正しい打ちができるように、何百、何千、何万回も打ち込む。

意識して考えることもなく、体が自然に動くようになるまで、もうそういう風にしか動くことができなくなるまで打つ。

限られた時間の中でより集中し稽古に向き合う、稽古のない日は家で素振りをするとか、足りないところを補っていくことです。

 

ひとつ言っておきますが、

週2回、2時間ほどの稽古をしてればそのうち強くなって試合で勝てると思っているならば大間違い。

剣道は練習ではなく、稽古。

いにしえをかんがえる。

今まで命がけで剣道に向き合ってきた先人の剣道について考える。

言われた通りに、「はーい、面を4本」と言われて、ただ4本打っているだけでは永遠に成長しない。

その4本を打つために道場で稽古がある日まで、素振りをしたり鏡を見たり、本を読んだり筋トレしたり、

できる限りの準備をして稽古にのぞむ、その4本を無駄にしないように大切に4本を打つ。

お友達の頭を竹の棒で4回も叩かせてもらうのだから、それぐらいの準備があってもいいでしょう。

剣道は理法の修練です。

理法を体で覚えるのも大切ですが、まずは頭で理を理解する。

あれがこうなるからこれがこうなる、理が合う、合理的な体の動かし方を自分で理解する。

そしてそのように体を動かせるようにする。

さらに何十万本も打ち込み自分のものにする。

簡単に言えば自分でやるんです。

アドバイスは先生方がしてくれます。

それを自分のものにするのは自分次第、自分で考え、自分が汗をかかなければ、いつまでたっても自分のものにはなりません。

そのうち何とかなるだろうと思っているなら、何ともなりません。

剣道は不思議と稽古した分しか成長しない。

道場で4本面を打つことだけが稽古ではなく、その為にする努力の方が稽古かもしれない。

 

コツコツと頑張れ。