1月17日木曜稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

久しぶりの西警での稽古。

子供も先生もほぼ全員出席で、賑やかな稽古になりました。

なんとなくいつもより、みんなの声も大きく感じました。

 

素振りの時に、子供たち竹刀の振り方を指導する。

まだ体幹がしっかりしていないせいか、足の力で竹刀を振る感覚がわかっていない。

左足で押し込む力を剣先までしっかり伝える。

竹刀を重たい棒と思って振り上げ、振り下ろすと右手に力が入る。

竹刀はたいして重たいものではなく、本当は両手で持つほどの重さでもない。

竹刀をもっと軽く使う、軽いものと認識して振ることが大切です。

重たい素振り棒は軽く合理的に、軽い桐の木刀は重たく振る。

これを意識すると随分変わってくると思います。

千石先生がいつも言うように、右手で引っ張って振り上げれば右に竹刀は傾く。

これでは振り上げた時に自分の面は、丸出しになる。

これを直すにはまず足から。

 

振り上げる時に右足を出して振り上げると右手に力が入る。

右足を出すのではなくて、左足で押し出されなければいけない。

大げさに言うと、その時剣先の位置を変えずに、前に出れば左手はやや下に落ちる。

そのまま半掛けの小指で額の上まで引き寄せるように突き上げる。

身体が前に滑落する力を使って竹刀をすくいあげる感覚です。

すると、そんなに苦労しなくても竹刀は振りあがる。

そこからは、左足を引き付けながら、左腕を前方に伸ばして竹刀を倒せば、まっすぐ相手の面に竹刀は落ちていく。

この時にまた右手で押し込むから面に当たらない。

余計な力を加えなければ、竹刀はまっすぐ倒れていきます。

 

ゆっくりと、力を抜いて行えば、たいして難しい作業ではないが、早く打とう、強く打とうとする気持ちが、遅く打ち、しっかり当たらないうちにつながる。

ポイントは、左足の押し込み、脇を絞める、両の腕をしっかりたたむ、右腕に頼らない。ということでしょうか。

 

冬場は打ち込み中心の稽古になります。

正しい打ちで、量を重ねないと、無駄打ちになります。

ゆっくりと丁寧に、正しい打ちを身に付けましょう。