勝剣につくと体育館の反対側に見慣れない先生か立っていた。
近くに寄っていくと、先日の級審査、西区大会、そのあとの反省会でも、トイレの中でも隣同士になったK先生。
西区にはK保先生と同じ会社ということで、そして勝剣もN本先生と同じ会社なので、当然につながる。
先生が指導してみえるZ剣の子供たちを連れての出稽古でした。
私も稽古をお願いしたかったのですが、Z剣の子供たちがドンドンかかってくださるので、残念ながらK先生に懸ることはできませんでした。
まず本日最初はⅠ井先生。初立ち、そのあとの小手と立て続けにのられ、その後なんとか挽回しましたが、最後は小手にとられて終了。
次回審査に向けて万全の仕上がりになっていました。
初立ちを取られるのはよくない。そのあとの流れを全部持って行かれてしまう。
前にA藤先生と審査稽古をした時もそうだったが、そのあとのペースがすべて相手主導になってしまう。
原因はなんだ?
たぶん、懸る気持ちが足らない。本気度が足らない。
どこか余裕かまして構えているから、待ちになって攻めていない。
だから返すことも打って出ることも後手になる。
ここらが原因でしょう。
その後Z剣の子供たち。
皆、はやいはやい。近い間合いからタッタカタッタカ打ってくる。
ただ残念なのが、間合いが近い、右手打ち。当てるのは上手だけれど一本に決められない。
もったいない。
全体にスピード重視の剣道になっている気がしました。
しかし、気持の強いいい剣道でした。
近いところからしか打たない?打てない?なぜか。
まず右手打ち、そして左足を使っていない。だから打った後も抜けられない。
すぐ振り向く。また近い間合いから打つ。ということになる。
いくら上手に竹刀を打突部位の当てることができても、旗が上がる一本にならないと、ただの無駄打ちになってしまう。
遠間から一足一刀に入って、左足、左腰を前に押し出し左手主導で竹刀を振り、当たった瞬間左手のスナップを効かせて、竹刀を首元まで落とし込むつもりで決める。そして左手の肘をまっすぐ伸ばす。このとき右手をしっかり握っていると左手は伸びない。ここでしっかりと左足もすばやく寄せていると左手の押し込みもうまくいく。すると左足も前に出ているので当然体が前に出ている。そのまましっかりと抜けていくことができる。
そして振り返り残心。そしてまた一歩攻める。
というように、左手を使ってしっかりと打ちぬけることで、次の攻めにつながっていく。ここが実感できると違ってくると思う。