1月21日勝剣稽古 | 西警察少年剣友会

西警察少年剣友会

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西警察少年剣友会は、愛知県警西警察署をお借りして、主に小学生、中学生の指導・育成につとめています

 毎回同じことだが寒い。

勝剣は小学校の体育館だが、西警に比べると断然寒い。というより西警が暖かいのだろう。ありがたいことです。


今日は先週の反省を踏まえて子供相手に一生懸命やりました。すると今度は子供がすぐに息を上げてしまう。これはこれで、子供にとってもいい稽古になっているのでしょう。


 そろそろネタ切れで書くことがなくなってきたので、最近気になることについてヒントを。面打ちです。大人なってから始めた方は手と足がなかなか一致しない。子供は二拍子で打つ。

面打ちは一拍子で打ち、打突音と踏込音、そしてめーんという声が同時にするようにしなければいけない。

まず、一拍子。簡単に言えば中段の構えの状態が一コマ目、次のコマでは相手の頭に竹刀がのって左足がひきつけられた状態になっていないといけない。中段の状態から左足を引き付けたり、先に竹刀を振り上げてから、右足を出していては二拍子になってしまう。

じゃあどうするかというと、最初は基本打ちで大きく振りかぶって面打ちをする時、足は動かさずまず振りかぶってその状態から右足を出して、それに合わせて右足を踏込み左足を引き寄せる。これは踏込と打ちを同時にできるようにするということと、肩甲骨をしっかり使って打つための稽古。実践では使えない。

じゃあ実際に一拍子で打とうとすると、右足がでる時に振りかぶった状態ではなく、中段の状態から、振りかぶるという動作が余分に入ってくる。するとリズムをとる為に左足を継いだり、先に振りかぶったりという結局二拍子で打ってしまう。

これは素振りと一緒で、右足を出しながら振りかぶり左足を引き付けながら振り下ろす。これを踏込足でやればいいのだが・・・

すると振りかぶった時に踏み込んだ状態になってしまう。そこで足。左足。右足をだして、止まるその瞬間に左足を引き付ける。右足が止まった時には左足が右足かかと部分についていないといけない。すると左足に合わせて振り下ろすためぴたりと合うという理屈。これをまず素振りの段階でしっかりと意識してやってみる。すると次に問題になるのがそのスピードで降るには竹刀は重いということ。すると右手に力が入ってしまう。これを右手で振らないようにするのかを難しい。コツとしては、左のわきを締め、肩を下げ、背中と腰の中間ぐらいの筋肉を意識して構える。この時肩甲骨は寄せられ、小胸が開いた状態になっている。この状態から右足を少し浮かせると体は前方下へ倒れようとする。

これを左のおしりと腰を意識して前に倒れないようにまっすぐにしておく、この時左足は蹴り始めて、その力が左足、左腰左肩、肘と伝わり竹刀が振りあがる。そして右足が着地し踏み込むその瞬間に左足がひきつけられ、同時に左肩、肘、手首の順に伸びていく。この時の左腕はひじの堅いところが横に向かないように、相手に向けてエルボーを食らわすような状態になっていると、腕が鞭のように伸びていくし、剣先に力が伝わる。

 まず理屈を知って、やってみる。右手に力が入ってしまうと思いますが、右手もうまくたたんでおけば案外力を抜きやすい。

言うとやるとでは大違いですが、これができるようになると本当の小さい面が打てるようになります。