- アジア無頼―「幇」という生き方 (徳間文庫)/徳間書店
宮崎学著 - ¥620
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宮崎学がマカオのカジノで偶然出会ったという日本人(竹村)から手渡された15冊のノートを元に書いたという小説。
竹村は戦後ヤクザとのトラブルで日本各地の飯場を転々とした後、死んだ養父に大恩があるという中国人の手引で台湾、ベトナムへと逃げる。
ベトナムは折しもベトナム戦争に突入。
竹村はアメリカ軍などから物資を強奪したり、アヘンの密輸に係る仕事にかかわるようになる。
登場人物は多くないものの、舞台がベトナム→カンボジア→香港→タイなど転々としていくので、人間関係の相関図などをメモしていかないと、どんな話かわかりにくいときもある。
私が、宮崎のことと、竹村のことをどっちを指しているのか、わかりにくいことも難点ではある。
が、スケールの大きい話なので、ブックオフなどで安く手に入れることができるなら、オススメできますね。
3日位は暇を潰せますよ。