こんにちは。aonoです。

 

 

「ドラゴンボール」の影響で

修行すれば強くなれるという

信念をもっていた私は、

実際に学生時代に頑張った分だけ

結果を感じることができました。

 

 

 

 

 

それは社会人になってからも

続きます。

停滞期

社会人になってからも、苦しみつつ

私は成長を続けていました。

 

 

そんなある時、会社の人事部が作成

した資料だったかビジネス本だったか、

もしくはその両方かも知れませんが、

次の様な趣旨の文面を見つけたのです。

 

 

「自分が理想とする状態と今の自分の

 差を埋めていくための努力をしなさい」

 

 

入社して数年経過した頃だったと思います、

ある程度の業務知識も身に付き

仕事の面白さも感じていた頃で、

余計に成長を求めていた時期でした。

 

 

そんなタイミングであったので、

この文面を見た時は真面目に

理想像と自分とのギャップを考えいました。

 

 

そして、最初に頭をよぎったのは、

やはり「外向的」とか「積極的」

という言葉だったのです。

 

 

当時はまだ担当者としての仕事が

業務の大半を占めていましたが、

 

色々な場面で

「もっと周りを仕切らなければ」

と考えていました。

 

 

例えば、書類の決裁をしている時に

不備などがあれば、その場で担当者に

「○○さん、これ間違っていますよ!」

と言いたいのです。

 

 

そして、担当者を自分のデスクに

呼んで不備を確認したり説明したり、

訂正するように指示したかったのです。

 

 

しかし、実際には自分が担当者の

席に行って

「○○さん、これ間違ってないですか?」

とコソッと遠慮がちに言っていました。

 

 

目立ちたくなかったですし、

年齢的にも若くて遠慮していた

ということもありますし、

反論されたりしたら格好悪いからです。

 

 

そんな対応をしていると、私が若くて

気が弱くてオドオドしているのもあり、

担当者は偉そうに接してきます。

 

 

これでは、とても総合職として

仕切っているという姿から程遠い状態でした。

 

 

また、会社の施策として通常の業務

とは違うプロジェクトの様なものが

あったとして、私は基本的に指示を

聞いて動くだけでした。

 

 

その中で自分の意見を自然に言ったり、

確認をしたりということもできなかった

のです。

 

 

更に、例えば課の歓送迎会等でも

若いので幹事を任されるものの、

時間になったら乾杯の音頭をとったり

挨拶を振ったりというのが精いっぱい

でした。

 

 

自然な形で場を仕切って進行したり

できません。

 

 

一言で言えば受け身な体勢で、

自分から周りに影響を及ぼしたり、

そのために周囲に目配りを

したりすることが苦手でした。

 

 

そんな状況を変えるために、

当時の私が考えたのは、

まず周りに目配りをして

こまめに話しかけるということでした。

 

 

そうしてコミュニケーションを

とっていくことによって、

困りごとに気付いたり話しやすい

雰囲気をつくっていき、

 

そのことで周囲へ指示を出したり

仕切り易くしようと思ったのです。

 

 

当時の私は、これまでの人生で

そうだったように、努力すれば

もっと外向的で積極的な人間に

生まれ変わることができるはずだと信じていました。

 

 

しかし、それは結果的に上手くいきません。