こんにちは。aonoです。

 

 

前回までは、評価を得たいと

思いながらも上手くいかず

悪循環に陥った経緯、

 

そこから抜け出すに至った

きっかけ等をお話しました。

 

 

 

 

 

たまたま上手く抜け出すことが

できましたが、そもそもなぜ

そんな状況に陥ってしまったのでしょうか?

 

 

原因

当時の状況は、色んな要素が

重なってできたものだと思います。

 

 

しかし、まずお伝えしたい

のは「評価されたい」という

思考に含まれているある要素です。

 

 

私の「評価されたい」という

欲求には強い欠乏感を含んで

いました。

 

 

この欠乏感を含んだ欲求を

持つ、もしくはそういった

目標を立ててしまうと、

欠乏感しか感じられなく

なってしまうのです。

 

 

「評価されたい」と考える人は

評価されているでしょうか?

 

 

評価されていないと

考えているから

「評価されたい」

と考えるはずです。

 

 

だから、評価されたいと

考えれば考えるほど

 

「自分は評価されていない」

→「今の自分はダメだ」

 

という暗示が無意識に

刷り込まれてしまいます。

 

 

自分の中に

「自分は評価されていない」

「自分はダメだ」

という信念を持っている人は

自分がダメな現実ばかりが

目に入るようになります。

 

 

それは、同じ現実をみても

「自分はダメだ」

という色眼鏡で物事を

見ているからです。

 

 

 

本当は上手くいっていること、

もしくは上手くいっている部分

というのは僅かでもあるはずです。

 

 

しかし、そういった面を見れず

悪い面しか目に入らなくなる

からです。

 

 

そして「自分はダメだ」

という信念を更に強めていく

結果となってしまいます。

 

 

そして、それによって

「評価されたい」

という思考が更に強くなり、

欠乏感をより強めていくのです。

 

 

そのまま、

「評価されたい」

「自分はダメだ」

「今回もダメだ」

「またダメだった」

 

 

と続いて行けば、

どこかで耐えきれなくなり

 

 

「もうどうにでもなれ!」

 

 

と、それまで抑えていたり、

感じないふりをしていた感情が

一気に爆発してしまうのです。

 

 

そして、感情が爆発した状態では

冷静に考えることができなくなり、

それまでコツコツと積み上げてきた

努力も無駄にするような行為をし、

 

自分を否定する気持ちから

破壊的な行為に及んでしまう

という流れを辿ります。

 

 

会社員であれば、自己否定から

「もう、こんな自分がいても

 仕方がない!」

と言って、勢いで会社を辞めるという

決断をする人がいるかも知れません。

 

 

もしくは、

「こんな自分を家族に

 見せられない!」

と考えてしまい、

 

反動から家族に対して辛く

あたったり、

 

もしくは親として叱ったり

褒めたりといった行為が

できなくなるかも知れません。

 

 

また、怖いのは、こういった

欠乏感を持った人間の多くが

被害者意識を持つことです。

 

 

 

 

自分の自我を守るために、

この上手くいかない現状を

無意識のうちに他人や環境の

せいにしてしまいます。

 

 

これは、心が弱いとか

情けないという問題ではなく

そういう風に見えてしまう

様にできているのです。

 

 

自分が上手くいかない原因を

他人や環境のせいにすることで

 

「自分が悪いわけではないから

 自分が何かする必要は無い」

「周りが何とかしてくれるべき」

 

と考えるようになります。

 

 

そして、

「あの課長が自分の能力を

 分かってくれないから悪い」

という風に他人を攻撃する

こともできます。

 

 

それが家族に及ぶ人も

いるかも知れません。

 

 

「休日も頑張りたいのに

 家族が邪魔をして

 必要な努力ができなかった」

 

という風に考える人も

いるかも知れません。

 

 

被害者意識でいることは

ある意味すごく気持ちが良く、

無意識のうちに

自分が望む結果を得るよりも

被害者でいることを望んでいる

ということがあります。

 

 

そうすると、なかなか

正常な思考に戻ることが

難しくなってしまいます。

 

 

私が陥っていた悪循環は

こういったところに

一つの原因があります。