大井のトゥインクルレースみながらコメントしています。
大雨だったからコースびちゃびちゃだ。
第11レース さつき賞 ダート1600m右
3番のマイネルジャストが逃げ切って勝ちました。
さて、今回は意志力(WillPower)の限界について考えてみましょう。
脳も疲労すると、筋肉と同じでMAXパワーは出せません。
筋肉が疲労してると怪我するリスクが大きくなるのと同じで、脳が疲れていると判断を間違えやすくなります。
ぶっちゃけブドウ糖とセロトニンが物理的に不足すると誘惑に負ける。
だから、疲れてるとほぼ確実に、負けることになります。
意志力は休養(睡眠など)十分で栄養が足りて、普段のトレーニングによって鍛えていると、その能力を存分に発揮します。
気分もリフレッシュして、気力体力十分の状態で勝負の時に臨むべきなのです。
はりつめてばかりだと疲れ切って本来の能力は使えません。
意志力はストレスに弱いのです。
あえて無駄遣いしてもいい日、欲望に負ける日、をつくることで、長期目標に近づけるということもあります。
※ふらっと無意識にやってしまう悪癖を減らすテクニック。
A. 自分を許してあげる
B. 自分を許してばかり
甘えとメリハリの境界線はどこ?
セルフコントロールできているなら、予算とタイミングを決めて自分にご褒美とかもいいと思います。
でも、自分にご褒美って、特に何もしてないのに与えてませんか?
◇ 「ピーク・エンドの法則」
ダニエル・カーネマン博士(ノーベル経済学賞受賞)のプロスペクト理論あるいは行動経済学
数学的に正確な平均や偏差ではなく、ピーク時点と最後の記憶を強く記憶していて、その強い思い込みから経験則として判断基準(多くの場合バイアスがかかっていて役立たずで不正確なスタンダード)を作り上げてしまう。
過去の記憶は正確ではなく、極端な出来事を強く印象的に記憶する傾向があり、最近の出来事を過大評価する。
つまり、人は忘れっぽい。
政治家、特に与党は、選挙直前に減税やばらまきをして人気取りをします。
またはその場限りの外交成果やスポーツ大会で支持率を引き揚げます。
有権者も、前回から今までのひとひとつの政策決定についてはすっかり忘れてしまい、いっときの熱狂でこの政党は信頼できる、投票しよう、となりがちです。
DVで支配的な性格の人間がパートナーを隷属させるやり方に、殴ったあと最後に優しくするパターンがあります。
最後にやさしくされると許してしまい、繰り返すうちに依存するようになります。
これって、ピークエンドの法則の証明になります。
ピークエンドの法則をうまく使って、最後に定番でもいいので、確実に楽しい体験を持ってくるように脚色するといいのです。
そうすれば、無理なくダイエットでも、無駄遣いでも、満足度を下げずにうまくマネージメントできます。
◇ 「引くに引けない心理状態」
競馬場で大勝負していると、続けて賭け続けると負けるように設計されているのですが、熱くなってきますよね。
あたったら複利運用を繰り返すと、たまたま手に入った資金が自分の実力で手に入れたものと錯覚してしまいがち。
最後はおけらになって帰りの電車賃もなしなんてことにならないようにしないといけませんよね。
まあ、人に迷惑にならない程度であれば、引くに引けない勝負も悪くないと思ってますけどね。笑
きれいな撤退こそ総合力なのではないでしょうか?
でも、ギャンブル負けてぼろぼろの心で酒飲むと、天に光が差すような錯覚を感じ、気持ちよかったりします。
引くに引けない状況にならないように、普段から意志力を訓練しておかなければなりません。
こうしてブログで頭を整理していると、心が整い、激しい感情もおちつき、ダービーで使っていい自由資金がいくらか、定まってきます。
前菜サラダ(石鯛とサーモンのジュレ包み)
オークスでちょっぴり利益が出たので、フランス料理を食べてきました。
メインはとってもおいしい牛ロースのホースラデッシュソースでした!
自分に甘いので、ご褒美です。
記憶しておきたいのは、オークスの興奮というピークからのご褒美フレンチというエンド!
まさにピーク・エンドの法則ですぅ。
