今年は遠藤周作三昧と宣言し、実行している。
「海と毒薬」は組織犯罪(能力と拒否?)と宗教による救済の可能性(罪と罰とそれぞれの生活)と「神なき」日本人について、戦時中九州の大学病院で起こった事件を通して描くライトな読み物で、多くを考えさせられた。犯罪行為に対して罪悪感を感じるとはどういうことなのか、そもそも適当な罰則はありえるのか、情けは人の為ならずなんてフレーズが頭にチラついたり、規範と倫理と愛欲は自由意志と矛盾しないのか、生存と再生について螺旋構造のような犯行動機の陰にそんな生命力を感じた。
でも、どんよりとした気持ちになったので、綺麗でいい香り(妄想全開!!)のする宮木あや子の短編集「官能と少女」を軽い気持ちで読んだら、苦手な幼女に対する性虐待が描かれていて、あやうく解離性人格障害になりかけた。引き込まれ過ぎて、少なくとも現実と空想の境界(「境界」という以上、自己と他者との人格と実存の境目という意味なんだけどあえて、、、)があやふやになって、うっかり興奮したりもして、親鸞聖人の助けがないと俺は犯罪者になるぞと考えたりもした。
気質が他人の影響を受けやすいメンタリティの人には、どちらもあまりおすすめしないな、でもあれこれこのテーマについては話してみたいな。
テレビドラマだけど、最終回を迎えた「100万円の女たち」は面白かった。
テレビ東京の深夜枠はときどきスマッシュヒットを放つよね、漫画が原作なのかな、こういうハッピーエンドは好きなんだよね。
山本周五郎の時代劇もBSジャパンだし、経済番組とか映画のチョイスに至るまで独自路線を歩む姿勢に好印象。
次は留学かイエスの生涯かな。春狂いも買っとこうかな。
今日も座禅で10分ぐらい心静かに瞑想する。
ほぼ毎日続けているストレッチの効果なのか、マクゴニカル博士の自分を変える教室の効果なのか、ごはんのお代わりをしないようになったからなのか、腹回りがそこそこ引き締まった。
将棋(アマチュア初段程度かな)をすこし本気で強くなりたいと思った。
競馬(馬券もレース見学も)が好きなんだけど、ダート馬のレッドゲルニカを応援している。
突然ですが、これから何回か連載しようと考えてるギャンブルとの距離の置き方を、私的なドキュメントシリーズとしてルポしてみたいと思います。
<さっそく第一回>
あるWEBサイトによると実稼働しているパチンコホールが9700店舗程度になったようですね、どんどん減っていて、まあ、大型化集約化が一番大きな要因だと思いますが、この傾向はまだまだ続きそうですね。
勝ち残ったホールでは、回収台がごろごろしていて、B-3どころか、B-5なんかもありますから、換金手数料も含めたらどれだけ搾り取るんだろうと逆に笑っちゃいます。
パチンコにおいて自分の状況を正確に把握するには、程度の差こそあれ、自分の行動による期待値の把握とその記録は最低限必要なのかなと考えます。
最終的には、
時給(単位当たり期待値)×作業時間=収支金額
となるのですが、詳細に掘り下げるなら、
総投入金額(玉数×借りレート+出玉)―総回収金額(玉数×換金レート)=収支金額
のほうが後の分析の意味では優れています。
会計上、必ず一致します。
面倒ですが、状況を分析するには、総合計の累計を記録して正確な単価を算出する方が、自分のどこが間違いなのかに気が付きやすいと思います。
わかったうえで負けているなら、娯楽という意味で、たぶん問題ないのでしょう。
人の脳のメカニズムというか傾向についてですが、おすすめの本があります。
「スタンフォードの自分を変える教室」
ケリー・マクゴニガル 著
あまり自分に厳しくすると、挫折するだけでなくリバウンドでもっと状況がわるくなりますから、それほど無理なく、なりたい自分に変えていく思考訓練を学ぶのはいい方法だと思います。
目標をたてて、正しい行動を繰り返すこと、実行するかしないかだけなので、どの世界でも似たようなものだと思います。
それと、自発的な研究も大事なんじゃないかなと思います。
私の近所の状況ですが、0.2円パチンコならB+3程度もみつかりますね。
お店にとっては客寄せのプロモーションなんでしょうね、少ない元手で「勝ちを経験」させるためのサービス台として。
一方で、1円や0.5円ですら期待値プラス(還元率100%超)は見つけるの大変です。
なにより、右の削りがえげつないですね。
まあ、そのかわりへそを開けてるんだから店舗の営業努力は認めますが、せっかくの大当りラウンドの爽快感は右釘次第なので、ストレスになりそうで、自腹で打つ気にはなれず、ほとんど見学して終わりです。
見学してて思うのは、通常回転で保留3個留めをしない人がなんと多いことだろうということです。

