NHK教育の「100分で名著」でアドラーを取り上げていました。
また、「嫌われる勇気」という書籍がベストセラーになっているようですね。
そこで、NHKの放送と「嫌われる勇気」からエッセンスをまとめてみました。
「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものである」
何が幸福でどう生きるのか、決めるのは自分であり、人が決めるものでも、与えてもらうものでもない。
また、幸福の定義や人生の意味に一般的な定理はない。
またアドラーは、「自己への執着」を「他者への関心」に転換させることで人生が幸福なものになると説く。
他者と自己を分離する技術について、、、
他人はあなたがコントロールできない、あれこれ悩んでもしかたない。
一方で、自分がコントロールできることだけに集中して、自分をとことん信頼し、やりぬくこと。
人生の意味(人の運命も同じ)は、過去に起こったことや、他人や、偏狭な思い込みで決めてしまう必要はない。
自信をもって自分の人生に最高に格好いい有意義な意味を与え、他者への貢献を心がけて誠実に前進すれば、他人もあなたを大切にするようになる。
自分の運命は自分で決めることができる、これだけはどんなことがあっても自由に決めることができる。
真髄はこんなとこだろうと思います。
パチンコを含めたギャンブルにもほぼそのまま言えることですね。
自分が満足できれば、場所代ぐらい支払ったって惜しくもないし、そもそも釘が甘ければ大けがはしない。
なんでも他人の所為にしているひとは、自分を信じることも、他人を思いやることもできず、けっして現実を受け入れず、店に絞られておしまい!
自分の人生の主人公は自分自身だということを改めて考えてみた。
さて、ルーカス・クラナッハの絵を見てきた。
上野の国立西洋美術館、あまり混んでいなくて、じっくり鑑賞できた。
ウィーンの「ユーディット」はとてつもなく綺麗だった。
木版に描かれていたことは初めて知った。
これが500年前の作品だからね、回顧主義的傾向が強い私なんかは、この時代は今より豊かだった可能性すら感じてしまう。
まあ、抗生物質ないから病気で死んじゃうだろうけどねw
これだけクラナッハがまとまったのは日本では初めてらしい。
私は何枚も見ていますが、今回はほとんど初めて見る作品ばかり。
今回は、オーストリアとイタリアのコレクションが中心で、ミュンヘンやパリのコレクションは来ていない。
貼り付けた画像は私の趣味で、ルーブル美術館の「景色の中のヴィーナス」です。
【5年後に追記2021/10/26】
この記事は幸せのピークにあった過去の私の拙い文章ですが、ブログで発表しておいて良かったと思います。
下り坂の人生の残照を照らすマイルストーンとなっています。
今の自分にできる最高最善と信じることに懸命に取り組む、つまり直観というリズム、「月が導く」全集中の呼吸ですね。
少し関連するので、きらきら症候群の弊害についての面白い記事があったので紹介します。
(参考)ダイヤモンドオンラインのネット記事2021/10/26
自己実現への道を歩んでいる人の持つ特徴;
・コンプレックスに支配されない
・偏ったものの見方をしない
・世俗的な争いごとに巻き込まれない
・ものごとに冷静に対処できる
・ものごとに集中できる
・ささいなことにも喜びを感じる
・利己的にならない
・人のために動くことができる
・人の目を気にしすぎない
・周囲に流されない
・自分を責めない
・他人を責めない
これらを総合してみると、見えを張ったり、他人と比べて劣等感に駆り立てられたりすることなく、世俗的なものに振り回されずに、冷静さを保ち、利己的にならず公平な目をもってものごとを判断でき、ごく普通の日常を楽しむことができ、安定感をもって前向きに生きている人物像が浮かびあがってくるだろう。
とくに出世とか活躍とかと無縁でも、日々の仕事に誠実に向き合っている人は、自分らしい人生をまっとうしていこうとしているという意味で、自己実現への道を歩んでいると言える。
何かのために我を忘れて打ち込むことにより、知らないうちに自分の中に潜在する能力が最大限発揮されていく。そのような動きこそが真に「自己実現」なのだろう。
