ライバルあってこそ、成功がより大きな幸福感、達成感につながると考えられる。
しのぎを削る大手チェーンの戦略を、大胆な推測と仮説によりぶったぎる!
競争は適性を見つけ出す装置であるという側面を持っている。
競争があるから、適材適所が見つかる。
競争の敗者にとってもメリットがある。
競争する場所は、つまりチャンスは、与えられてものにするケースもあれば、自分で環境を整えて競争のルールそのものをつくり出し、勝者となる人もいる。
競争に勝つために独創性を工夫したり、努力したり、考えたり、試行錯誤を繰り返さざるを得ない。
ブルーオーシャン戦略は、熾烈な競争すなわち消耗戦に巻き込まれていない未開拓の広大な海を自ら定義して創造した新ルールによって開拓することである。
過当競争で潰し合いがレッドオーシャン、業界のパイ(売り上げ、集客)が増大するのがブルーオーシャンである。
パチンコ業界は、もはや成長産業ではないので、レッドオーシャンの潰し合い、分配率は逓減傾向といえよう。
固定経費はなかなか減らせないので、釘が渋くなっていくのはしかたのないことである。
個人的には、エンタメ産業なんて気合と工夫しだいで、シェア逆転もあるダイナミックなものだと考えるが、いかんせん、パチンコ業界は規制が多く、資本集約の箱ものなので、新しい風も入りにくく、どこも同じに感じてしまう。
競争を支える根本はフェアネス、公平性である。
マーケット(主に株式市場のことを念頭に置いてるが、築地の卸売り市場でも同様)には、資源の最適配分を実施する機能も持っている。
神の見えざる手による均衡によって、必要な資源が必要なところに必要なだけ移転する、これこそが市場メカニズムである。
アニマルスピリット、創造的破壊、より大きな富を獲得したい欲望、ぎらぎらしてるほうが健全に思える。
ここで、パチンコも競争の結果、分配が決まる事実について再認識しておきたい。
店舗の運営経費は、GOPなど瞬間的には分配率100%以上(店の持ち出し)のこともあるが、継続的に運営するには利幅が必要で、それは客の財布から支払われているのである。
理想的には多くの人から広く浅く、でも現実にはのめりこんでる一部のふとっぱら負け組の常連が大部分を負担している。
店は大数の法則によって、期待値による収支管理を行っている。
具体的には、パチンコなら、釘調整によって期待値が決まり、スロットなら設定によって期待値が決まる。
期待値は遊戯する立場の捉え方で、店からすれば分配率、すなわちファンドから利幅を差し引いたものを意味する。
分配率は、財務情報を公開しているグループだと、平均稼働率あたりで仮定を置けば、そこそこ正確に類推することができる。
大手Mは、財務情報をオープンにしていて、分配率は約86%(かなり薄利多売のローコストオペレーション)であるらしい。
海外に上場しているDは、82%程度(高収益体質つまり客は非常に不利)のようである。
この4%の分配率の差は、試行を繰り返せば繰り返すほど、天地の差となる。
マーケティングやサービスで集客し稼働を確保するのか、出玉で還元するのか、店舗の方針でトータルの調整が決まるのである。
打てる台は1台あればいいので、客である個人が勝つためには、分配率よりも釘のメリハリ、台ごとに動かしてくるホールの方が、その一台を執念で確保する能力を持つものにとっては、店全体の分配率なんか関係なくて、その一台の期待値が分配率106%とかあればいいのである。
理屈の上ではそうだが、打ってもいいな、打ちたいな、と積極的に思える台は、やっぱり分配率の大きい店のほうが確保しやすいのは動かぬ事実である。
最近、私は初心者に向けて丁寧に教えることに興味を失くしたので、丁寧な説明は割愛したが、本気で勝ちたいならば自分の頭で考えてほしい。
表面のいい薄っぺらい表現も大事、時と場合にはそれでいい、でも、いっきに核心にふれるのが私の流儀である、正確さよりも速度が重要なケースもある。
ライバルたちよりも、少しでも多く回る台を確保しぶんまわすことがパチンコという資金の分配競争に勝利する実質的に唯一の方法であることに行きつくはずだ。
堅苦しい話はここまでです!

クレマチス ピンクファンタジーが咲きました。
人間による選別によって改良された美しい園芸種です。
ここからは、ペルシャ絨毯、オリエンタルカーペット、の話をします。
イランの手織り絨毯は世界最高峰といわれています。
材質は、主に羊毛で、一部シルクを使用します。
シルク100%もあるようですが、どちらかというと芸術品で、実用的ではないようです。
イスファハン産がそのなかでもダントツの最高ランクなのでしょう。
目ん玉飛び出るほど高価です。
私はナイン(NAIN)村の羊毛ハンドメイドが好きです。
ナインは5大産地と呼ばれるAクラスで、イスファハンにも近い村で、技術は高く、デザインも人気があります。
ナインの手織りは、染料もすべて自然素材、手触り、肌触り、尻触りが最高です。
作品によっては完成までに複数人で何カ月も要し、織るのに時間がかかるそうです。
見た目も優美で、しかも丈夫なので気に入っています。
機械織でも構図は似ていますが、実際に触ったり座ったりすると、違いはわかります。
手織りのほうがしっかりしています(模様の境目なんかの肝心なところがとても丁寧です)。
羊毛絨毯は、意外かもしれませんが、ふかふかではなく、ずっしりと重たくて、折り目の一つ一つがきめが細かく、さらっとした手触りです。
夏さわやかで、冬はあったかい、ウールのマジックなんですね。
手織りは当然希少性があり高価で、多くの場合、値段は桁が変わります。
丸、楕円、長方形があり、サイズが大きく、目の細かい図柄の複雑なものが高価になります。
長方形よりも、丸や楕円のほうが手間がかかり、技術的には難しいそうです。
ナインと一口に言っても、工房によりけりです。
バリエーション豊富で、部屋の広さや部屋との配置で選ぶ楽しさがありますよね。

ナインの長方形(羊毛、一部シルク 98×70cm)を玄関に使ってます。
ややシャープな印象の図案で、空間が引き締まりますね、一目ぼれした逸品です。

ナインの丸形(羊毛 直径126cm)はリビングに敷いてます。
丸い絨毯は、四角い仕切りだらけの部屋に奥行きと広がりを与えてくれます。
たくさんみてますけど、とびきりの傑作なんじゃないかなと思ってます。
なによりも、座り心地がいいです、毛の量がたっぷりなんでしょうね。
私は茗荷谷の専門店で購入することが多く、デパートに卸す傍ら、直売もするまじめで商売熱心なイラン人店主と価格交渉も楽しみながら、20枚ぐらいの中から、運命を感じちゃうんですね、手触りと見た目で気に入ったものを、絶対的な予算の上限はあるけれど、どれも一点ものなので、直観が命じる方、その結果、品質の高い方を選んでしまうタイプのようです、危険な男です!
