高気圧・酸素キャビンとは?
酸素は「細胞のエネルギー」を生み出す働きをしています。身体には60兆個の細胞があり、そのすべてが酸素を必要としています。
酸素が十分供給されれば各機能が整えられるので健康増進が期待できます。
脳や腎臓・肝臓・皮膚など身体の血管の大半は毛細血管なのでサイズの小さい溶解型酸素が増えれば効率よく酸素供給することができると考えられます。
<期待できる効果>
・健康増進
・アンチエイジング
・身体機能のコンディショニング
・疲労回復を助ける
その人の健康状態や年齢、体調に対する敏感さなどにより効果の現れ方や感じ方には差がありますが、一般的には次のような効果が期待できると言われています。
●疲労回復
酸素不足になるとだるさを感じます。酸素は乳酸などの疲労物質を分解・除去する働きがあるので疲労や筋肉痛を軽減してくれます。
オリンピックチーム、サッカー、野球、すもうなどのトップアスリートが既に多数利用しています。
●美肌
皮膚は酸素が行き届きにくく、シミ、しわなど老化しやすいところ。溶解型酸素は小さいため毛細血管も通りやすい。酸素がいきわたると、血行がよくなり新陳代謝も活発になるので美肌効果が期待できます。
また、新陳代謝UP、血行が良くなることで冷えやコリの解消も期待できます。
●ダイエット
酸素が十分に供給されることで代謝はより活発にスムーズに行われるので糖や脂肪が燃えやすい状態になります。疲れにくくなるので運動も楽に行えダイエットの助けになります。
●ケガの回復時に
スポーツ選手がケガの回復に利用することで有名ですが、科学的な実証データ等についてはこれからという段階で、現在その効果については様々な報告から研究・考察されているところのようです。筋肉・靱帯損傷や骨折が起こると毛細血管も切れ血流が悪くなり酸素不足に陥るので、患部の酸素不足を解消することによって回復を助ける効果が期待されています。
●集中力アップ
脳は全酸素消費量の20~25%を消費していると言われます。脳の細胞が慢性酸素不足で疲労していると頭がボーッとしたり記憶力にも影響します。また脳が慢性酸素不足だとボケの原因になるとも言われます。
脳に酸素がいきわたることで頭がスッキリする効果が期待できます。
●レオロジー効果
物質は環境条件によって固体が液体になったりとその性質を変えます。そういったことを研究する「レオロジー」という学問があり特に人体に関しての分野を「バイオレオロジー」といいます。
身体全体に均一に圧力をかけることにより、骨格や筋肉のバランスを整え本来の形に戻す「レオロジー効果」があるのではないか?ともいわれ期待されています。
高気圧・酸素キャビンとは?
現代人は、大気汚染や森林伐採など地球環境的にも、血管の汚れやストレス、運動不足など体内環境的にも酸素不足に陥りがちです。
酸素不足は老化や様々な病気の原因になるといわれています。
高気圧・酸素キャビンによる酸素セラピーとは
・気圧を高めたカプセルの中に一定時間横たわって過ごし
・通常の呼吸よりも多くの酸素を身体に供給する
システムです。
▲キャビンの中の気圧を高めて酸素供給度を上げる |
血液中のヘモグロビンと結合して運ばれる結合型酸素のほかに、血液や体液に溶け込み毛細血管にも行き届きやすい溶解型酸素も増えるため身体の隅々まで効率よく酸素が供給されます。
疲労回復やアンチエイジング(老化防止)、ダイエットなどの効果が期待できると言われています。
「高気圧酸素治療」として古くから医療目的で使用されていた機器・原理が基礎となって開発されたものです。(※高気圧エアーカプセルと「高気圧酸素治療器」とは異なるものです) 気圧の上昇が低目で純酸素ではなく空気を使用して加圧するポータブル型で取り扱いしやすい簡易カプセルとして広く普及しはじめました。
スポーツ選手のコンデイショニングやハリウッドスターの通うエステサロン、医療機関などでアンチエイジング目的で使用され、広まりつつあるセラピーです。
酸素バーなどの酸素吸入とは何が違うの?
酸素吸入ではできない毛細血管を通りやすいタイプの酸素ができるので、効率よく身体の隅々にまで酸素を供給できます。
●毛細血管にまで行き届きやすいタイプの酸素ができる
呼吸によって得られる酸素の殆どは「結合型酸素」といってヘモグロピンと結びついて運ばれるタイプの酸素です。しかしサイズが大きいため毛細血管を通りにくく、またヘモグロビンの量より多く運ぶことはできません。
高気圧エアーカプセルではサイズが小さく毛細血管を通りやすい「溶解型酸素」を通常よりも多く発生させることができます。ヘモグロビンと結びつかないのでヘモグロビンの量に依存しません。
●溶解型酸素は小さいから毛細血管まで届きやすい
全身の血管の90%が毛細血管であり、脳や腎臓、肝臓、皮膚などは毛細血管の塊なのだそうです。サイズが小さく毛細血管を通りやすい溶解型酸素が増えることにより効率よく身体の各器官に酸素を供給することができます。
●溶解型酸素は高気圧だからできる
ヨガや気巧の達人は呼吸法によって肺の気圧をたかめ溶解型酸素を取り込むと言いいます。
溶解型酸素は液体に酸素が溶け込んだ、わかりやすくいえばサイダーやコーラのようなもの。通常は少量しか発生しませんが「液体に溶解する気体の量は気圧に比例して増える」(=ヘンリーの法則)ため、高気圧カプセルに入ることで多く発生させることができるのです。(酸素吸入だけでは増やすことはできません)
酸素について
活性酸素って何?
| ●活性酸素は体内で自然に発生し身体を守る働きもある |
体内で酸素を利用し代謝が行われる過程で活性酸素は自然に発生する、酸素を吸えば必ずできるものです。
さまざまな老化現象を起す悪者として有名ですが、身体を守る働きも持っています。身体に必要なものでもあるけれど、増えすぎると害になってしまう、というものなのです。
<活性酸素の働き>
体内に侵入した細菌などを取り除く働きがある。
白血球やマクロファージなどの「免疫機能」の一部として細菌などを攻撃する。
またエネルギーを作る仕組みの中であまった水素と結合して水になり対外へ排出する働きなどもしている
| ●過剰に発生すれば身体を「酸化」させ害になる |
活性酸素は毒性が強く、体内の細胞を酸化させることで老化やさまざまな病気を引き起こす原因になると言われています。
<活性酸素で身体が酸化すると>
・老化
・シミ、ソバカス、しわ
・動脈硬化、糖尿病、ガン、老人性痴呆
などの原因になるといわれている
代謝などの生体活動の中で自然に発生するほかにも、ある条件のもとでは過剰に発生すると考えられています。
<活性酸素の発生原因>
紫外線
大気汚染
電磁波
たばこ
激しいスポーツ
ストレス
医薬品
排気ガス
加工食品、食品添加物
殺虫剤
X線(レントゲン)
| ●活性酸素から身を守るには? |
●人間の身体には酸化を防ぐ機能もちゃんと備わっている
「スカベンジャー」といわれる抗酸化物質が活性酸素の発生を防止したり傷を治したりする働きをしています。
しかし、大量に活性酸素が発生すれば対応しきれないし、食事や生活の乱れや老化により機能は衰えてしまいます。抗酸化システムがよく機能するように生活習慣などに留意することが大切です。
●活性酸素から身を守るための工夫
・抗酸化物質が体内で作られるように食事に気をつけましょう。
緑黄色野菜などに含まれるビタミンC,E,βカロチンが脂質の酸化を防ぐといわれています。その他、お茶やワイン、大豆など抗酸化作用があると言われる食品もあります。偏りなくバランスよく食べることが大切です。
・風邪をひいたり病気になると免疫機能が働き活性酸素は増えます。
疲れやストレスをためない規則正しい生活をしましょう。
・活性酸素の発生原となるものをできるだけ避けましょう。
紫外線対策、たばこ、電磁波、ストレスほか、活性酸素を過剰に発生させる原因に近づかないことです。
