妻が1年前に脳出血で倒れて、半年後退院して今は自宅療養している。
早いもので半年が過ぎた。
毎朝、体温と血圧を測っているが、ほぼ安定しており、この半年、インフルエンザ、コロナにもかからず比較的安定した生活を送れた。
週2回の訪問リハビリ、デイケアへの送り出し、週1回の訪問看護、月2回の訪問クリニックなど予定通り進んでいる。
左麻痺で歩くことはまだできない。
しかし、右手が使え、コミュニケーションもできるので日常生活はまあまあ普通にやれている。
夏ころには外歩きもできるようにと、今は室内で歩行訓練をしている。
脳から膀胱への排泄指令がうまくいかないので、膀胱留置カテーテルをこの3月から付けた。
最初はいやがっていたが今はあきらめと慣れで落ち着いてきた。
そんなことで妻の状況が安定して、在宅ケアしている僕もやっと介護生活が落ち着いてきた。
52キロの体重はこの半年で一時50キロまで下がったが、このところ戻ってきた。
「睡眠、食事、運動」をきちんと行い自己免疫力をつけることを心掛けている。
おかげで体調は良好だ。
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ダンスの方は今年に入って、昼食後、自転車で行ける範囲で1~2時間踊ってきた。
妻はずーとベッドで寝ているが、運動の大切さと僕の趣味を理解してくれて、帰宅時間まで待ってくれる。
パーティに行く目的はダンスの練習相手を探すためでもあった。
僕の場合、介護があるので、「遠くへ行けない」「早く帰ってこなくてはならない」などの制約がある。
その条件をクリアできる女性になかなか出会えなかった。
ところが3月中旬にあるパーティで踊った女性が、踊りのボディがあうので、踊りの休憩中に話すと、「パーティに一緒に行ってダンスを楽しもう」「一緒に練習してもっと上手になろう」で意見が一致した。
彼女の仕事は午前中で終わることが多く、午後の数時間練習することでお互いに条件があった。
一緒に練習すれば、ほかの人からみれば「リーダー&パートナー」とみなされる。
それでも大丈夫なのかを確認したうえで、一緒に練習することを決めた。
僕はすでに後期高齢者になっているし、練習・パーティ参加の時間的制約もある。
それだけに、同意してくれたことは大変ありがたいことであった。
すでに何回か練習をしてパーティでも踊っている。
昨年9月、妻の退院以降、まともにダンスができなかったが、今年度に入り自分のダンス生活はやっと希望が見えつつある。