超月
今夜はくっきり でかい月
空に白さを染みつける
湯気を通して見るウサギ
餓えた腹に沁み渡る
月兎
黒いフィルムを貼られた窓から見える太陽は月のようだった
私の月はとっくの昔にどこかへ姿をくらませてしまった
あの月にはウサギがいたのかもしれないけれど
それほどの愛着があったわけでもない
だから月は雲隠れしてしまったのかなぁ
やさしいふりしたあの光はまんざらキライでもなかった
太陽みたいに奪い去るようなどぎつさもなくてね
そういえば月のウサギは餅をついてたんだっけな
もし今度会えたらふるまってもらおうかな

