●感想

◇英語と対人関係と学べて一挙両得!と思って手にとって読んでみたが、内容はいいのだが普段英語と触れていないせいで読む時間が日本語に比べて3倍はかかった。ただ、少し難し目な単語はすぐ後ろに単語リストがあったり、内容としては重要なことを繰り返すので同じような単語が何度も出てくるので、英語力の向上にも寄与した気がする。

◇この本だけではなく、人に対して興味を持ち、尊敬の念を持ち、受けるサービス(掃除であったりガードマンであったり、、接する人は色々いる)や、接する人に対して「挨拶」をしたり、「感謝」をしたり、できることはいろいろあって、それをされるとみんな嬉しそうである。

◇やはりエグゼクティブな人ほど、相手のことを軽く見ないで相手に重要な人だ、という感情を抱かせる真摯な姿勢があるのだと思う。

◇初対面の人の名前を覚えるときに、漢字を聞いてメモすることで、相手は自分に興味を持ってもらえるし、名前を忘れても思い出せるしいい事だらけ。

 

 

●印象に残ったこと

◆Make the other person feel important - and do it sincerly.(相手に、重要であると感じてもらう。そして心を込めてする) 

◇些細な事だから褒めるに値しない のではなく、どんな小さな進歩であっても褒めてあげることで、その人に重要感を持ってもらうことができる。柔軟でポジティブな目線を持っていれば、褒められる。それは結果ではなく、挑戦したこと、努力して乗り越えたこと、そんなことを褒めてあげられるようになりたい。

◆自分の価値観で人を責めない。相手の価値観を受け入れ、共感することで、自分も豊かになることができる。

◆相手が間違っているときに、真っ向から批判否定をするのではなく、それとなく気づかせることが良好な関係には重要。Call attention to people's mistakes indirectly. 相手のプライドや立場、メンツも尊重しよう。

◆自分の失敗や弱みを打ち明けることで、相手の共感を呼びより親近感を感じてもらえる。

◆相手への期待を示すこと、君ならできると信じているということを表現することで、仕事が怠惰になっている人に対して前向きに仕事をしてもらう。 In short, if you want to improve a person in a certain respect, act as though that particular trait were already one of his outstanding characteristics. (簡潔に言うと、人にある麺を直してもらいたければ、そうなってほしいことがもうすでに枯れの優れた特徴の一部になっているかのように振る舞うことだ。)

◆Throw down a challenge.(課題を投げかける)「僕は負けず嫌いだから、おむつ交換でも時間短縮に挑戦し、20秒でできるようになった」ザッカーバーグの負けず嫌いエピソード。

◆時々、「最近の若い人は挨拶をしませんね」という年配の方の愚痴を聞くことがありますが、もしかしたら、その方たちは自分から先に挨拶をしていないのかもしれません。「自分のほうが年配だから」「目上だから」と言って、「部下や年下から先にあいさつするべき」などというこだわりは捨てて、挨拶も笑顔も自分から率先しましょう。そうするとあなたを慕う人は増えて、いつの間にかその輪も広がり、人生が楽しくなるはずです。

◇「話しているとき、笑顔でうなずいてくださっている姿を見て、嬉しかったです。自分の主張が皆さんにどう受け止められるか少し不安な点もあったので、とても勇気づけられ、自身を持って公演を続けられました」 → そう言われるとこちらも嬉しくなる。感謝や他人を思う気持ちは、使って減るものではなく、使えば使うほど増えるもの。

◆Success in marriage is much more than a matter of finding the right person; it is also a matter of being the right person. (うまくいく結婚というのは、湯澤しい人を見つけるかどうかよりも、自分がふさわしい相手になるかどうかと言うことだ。)

◆If a woman is to find happiness at all in her husband, she is to find it in his apperciation and devotion. If that appreciation and devotion is actual, there is the answer to his happiness also. (女性がもし少しでも自分の幸せを夫に求めるなら、夫に感謝され尽くされることに幸せを感じるものだ。そして実際に夫がそうすれば、夫もまた幸せになれる。)

 

●評価

★★★★☆

 

●著者

木村和美

 

●読書日

2023/2/7

●感想

◇オンライン主体の学校で、成果を上げているスタンフォード大学ハイスクール校長の本。

◇オンラインのメリットと、従来教育で実は効率が良くないことを最新の研究ベースでは語られている。

◇哲学を必修としているとあり、重要視しているし、それを人生の軸としてほしいということは書いてあったし、いいこともたくさん書いてあるのだが、、、なんだろう、どこか情熱と言うか熱意というか、そんなものが文章から伝わってくるものが少ないことが少し残念だった。一冊の本でトピックス的に紹介するものであるから、仕方ない面はあるとは思うのだが。

◇「情熱は伝染する」 この言葉はいい言葉だと思った。

◇体験など、感情と結びつけて学ぶことで学習定着率は格段に上がる。他の本でも述べられていた通り、真理なんだと思う。子供はもちろん大人でも、五感や感情をフルに使って学ぶことが、大事なんだと感じた。

◇ITもオンラインも手軽で便利な側面は大いにある(オンラインスクールで学術的な”ピア”ができるのは素晴らしい)。ただし、それでも、身の回りのものや他人から受ける関係性からダイレクトに、ビビットに、多角的な視点から刺激を受けることで、自分自身の体験として獲得したことは何にも代えがたいんだと思う。これの重要性は必ず見直される時が来て、それが強い武器になる時代が来ると信じている。

 

 

●印象に残ったこと

◆成果や能力を褒めるのではなく、プロセスや挑戦したことを褒める。人が一番成長できるのは失敗したとき。nice tryの精神を持つ。固定マインドセット→知性や能力が生まれ持ったもので成長しないという考え方。成長マインドセット→自分の知性や能力が成長していくというマインドセット。はじめはだめだったけれど、頑張ってできるようになった。成長した。そんな体験、間違いを萎縮せずに挑戦していく体験を後押しすることが親がするべきサポートなのかもしれない。

◆ステレオタイプの雑音に気をつける。アンカリング効果でどうしても支配されてしまう。例えば文系だから数学ができない、とか、お父さんに似て勉強が得意ね、も、できなくなったときに葛藤を抱えてしまう。

◆アクティブに学ばせる。教わる側が反転授業するとか、教師は教えることだけではなくコーチングなどサゼッションする能力を持つことがこれからは必要。

 

●評価

★★★☆☆

 

●著者

星友啓

 

●読書日

2023/2/6

●感想

◇「投資というのはお金を儲けること」 という認識は、あまりに視野が狭い考え方ということを、ありありとした言葉で書いてある。◇日本人は真面目 と言うのは、本当にそうだろうか?という問い掛けが随所にあった。格安なサービスを享受するために誰かにしわ寄せが言っていることを見て見ぬふりをしたり、大事なのは社外からの目や世間的な評判、社内事情を優先する、そんな不真面目なひと、会社が増えていないか?

◇株式のトピックス運用なんて、不真面目。クソ食らえだ!(そんなに悪い言葉は使っていないがそんな意気込みを感じる)

◇その会社があることによって、世の中はどういい方向に変わっていくのか。プロダクト思考ではなく、どんないいことが世の中には待っていて、どんないい未来が待っているのか?を真剣に考えて熱っぽく少なくとも社長が語れないと、その会社は凋落する。

◇『あなたには、「お金」よりも信じられるものがありますか?』『あなたには、「お金」よりも大切なことがありますか?』という問い掛け考えたときに、身近で問題意識のある事柄に対して、本気で変えたい、今よりも良い未来にしたい ということを心から考えていれば熱中するのかもしれない。病気の子供にホームランを打つと約束した野球選手のように。

◇(本書の内容からは逸れるが)本当のエグゼクティブ、紳士、超上流階級の人ほど、他人に対して「あなたは重要な人物だ」という姿勢で接する。当社の執行役員Kさんは、人間として大変立派な人物という逸話もある。「本社に努めている人の中で、ガードマンの人と一番挨拶や会話をするのは執行役員のKさん。決して他人を下に見たり値踏みしたりせず、真面目に真摯に接するところに器の大きさを感じた。それは他社のエグゼクティブにも同じような人が多く、本当に人の上に立つべき人は、能力だけではなく人間性にも優れている用に感じた。」と間近で見ていた人が言っていた。

 

●印象に残ったこと

◆「清貧」と「汚豊」の二択ではない。目指すべきは「清豊」な姿。私はお金が大好きです。ということは悪いことではない。お金を使ってより良い世の中にしていきたいという気持ちが大事。

◆日本人は貯蓄額が多いのは、他人を信用できず、自分のお金が大好きだから。お金に関して不真面目で理解しようとする姿勢が希薄。目的のない貯蓄は死んだお金。

◆経済を回すのは、生産者だけではなく消費者でも経済を回している。そこに「ありがとう」であったり感謝の気持があれば、世の中は少しでも良くなるはず。

◆なんとなく寂しいで電車の中で携帯をいじっている人は、お金も時間も自分の人生も、消費してしまってよいのでしょうか。寂しい気持ちになるのは、人間普通なことです。ときにはその感情から逃げないで、自分自身でしっかりと受け止める。その感情と直面することを逃げないで。

◆投資を単なるマネーゲームに終始しないで。本来あるべき金融教育とは、働くことに価値があり、その価値ある労働の延長に企業の利益があり、その利益の将来期待が会社の価値を形成しているということを理解することです。

◆日本には不真面目な会社が多い。株主総会などで、本来あるべきなのは真剣さや誠実さからくる「僕らはどうあるべきなのか」というメッセージが非常に少ない。

◆「私たちの会社はなぜ存在するか」に付いて真剣に向き合っているインド企業の社長が、「あなたにとって成功とはなんですか」の質問に対して答えたのは下記。「私の成功とは、長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することだ」

◆「それはカッコイイとですか?」を社是かつ判断基準にしている会社は、気持ちの良い社員が多い。

◆ものづくり礼賛は結構だが、それに比べて他の金融業などを虚業として貶める考えは浅はか。根底にある気持ちがなんで自分と同じ様に苦労しないんだ、と無意識で思ってしまっている。他人を否定することで自分の苦労や立場を正当化したいだけ、本当は羨ましいのに。

◆相手や社会のことを知らないこと、知ろうとしないことのほうが、よっぽど虚ろな生き方になる。まずは知ることからはじめるべき

◆エネルギー要素  情熱 行動 時間 回数 知恵 体力 お金 運 これらを如何にに費やして投資しているか。少ない項目があると、それは残っていかないかもしれない。他の7つの要素が全てあっても、運がなくてうまくいかないこともある。そんなときに落ち込みすぎないのも大事。

◆投資の結果未来から得られるモノ プロダクト(モノ サービス) 感謝 成長 経験 お金

 そして最大のお返しは”明るい未来”と心得る。

◆理想だけでも空論、現実だけでも目指すべきものがなくなる。理想と現実の間を悩みながら歩いて行くことがあるべき姿。

◆投資は最後は感情。最後は他人を信じられるか。逆に言えば投資が嫌いな人は、人を信じられない人。

◆素敵な商品、素敵なサービスを提供してくれる会社やそこの従業員を応援する行為と、自分のお金を使う(含投資する)は、同じ。

 

●著者

藤野英人

 

●評価

★★★★☆

 

●読書日

2023/2/5

 

●感想

◇妻のトリセツの人が書いている本であり、妻の目線から夫がどう見えているかを書いてある。

◇男は狩猟時代の名残から必要とされる能力が、空間把握能力であったりするが、女はコミュニティの中で子供を育てていくために共感能力が向上したとある。

◇良い本だが、あくまで女性が読むと腑に落ちることが多い本であり、男性が見てもふーん、というような共感を得ることもくが、前作に比べて少なかった。(性別によるもの?)

 

●役に立った考え

◆共感力の著しく低いアスペルガー症候群の夫を持つ妻は精神を病みやすい。カサンドラ症候群という症状が現れ、つらい思いをする。

◆他人を陥れることで自分の存在価値を確認したがる意地悪な脳の働きが強い人もいる。『近くにネガティブインタラクションをこの無能があるときには、「この人は意地悪」と烙印を押してしまったほうが楽ではないだろうか。「きっといつか、わかり合える」なんてことは信じない方がいい。そうじゃないと、女性脳は、大切な人と上手くコミュニケーションが取れない自分の自己評価を下げてしまう。やがて、心が凍えて、人生の道程が険しく見えてくる。勘も働かず、仕事も家族の人生もジリ貧になってしまう。(中略)「頭が悪い」なんてひどい言葉を持ち出した時点で、この夫の脳は「勝ち目がないから、フェイントで(傷つけて)ダウンを取ろう」という戦略なのだろう。』

◆男性脳は身体拡張能力が強い。道具を自分の体の一部のように扱う感覚が鮮明で上手だ。妻をもその様に感じてしまうことがある。秀逸な道具にならないように技とすることも大事かもしれない。

◆してもらう作戦で、愛情を感じるように戦略的に動くこともあり。

◆特に理系の大学などを出ていわゆる優秀とされている人などは、体感7割ぐらいが軽重はあるがアスペルガー症候群のような共感力のなさを示しているように感じる。

◆1988年頃は、世の中が向上心の塊の時代であったが、28年経った2016年では長時間高速や叱られることを最も苦痛に思う世の中になっている。脳科学の周期からすると、もう28年(≒2046年)立つと、またモーレツサラリーマンの時代に戻るのでは?との予想もある。

 

 

●評価

★★★☆☆

 

●著者

黒川伊保子

 

●読書日

2023/2/4

●感想

◇こんなにも、、、なるほど!と思わされるような本はなかった。

◆「今日のお昼は今年初の冷やし中華!」は、翻訳すると「今日は暑いね、ちゃんとお昼食べたかな?私は今この瞬間もあなたのことを思っているよ」と考えなければいけない。返す言葉は自分の事実で「こっちは汗だくで勝つカレー!」でよい。  なんともまぁ、深い。難しいが、説明されるとたしかに!という例がたくさんある。

◇印象に残ったことを付箋につけていったら、150ページ中、半分ぐらいのページに付箋がついてしまって、ここにすべて書き残すことは諦めざるを得なかった。印象に残ったことが書いてあるサブタイトル(と少しの詳細)を下記に列挙して、再度読み課せすときの備忘録としたい。

◇この本は買って家においておくべき。

◇特に夫婦関係に悩む友人男性へのプレゼントに最適な本

 

●印象に残った章

 第一章 辛い記憶「ネガティブトリガー」を作らない

 ~妻に嫌な思いをさせる発言と行動を知っておこう~

 1 何十年分もの類似記憶を一気に展開する女性脳

 2 人生最大のネガティブトリガーを作り出す周産期・授乳期

   ・女友達として接しよう

   ・女の会話の目的は共感

   ・女性脳は、他人の体験談を自分の  知恵に変える

   ◎大切なのは夫が共感してくれたという記憶

   ・地雷を踏むセリフには気をつけよう

     家事育児の大変さを愚痴られたときに 「俺のほうがずっと大変」「手伝ってるじゃないか」「もっとこうすればいいじゃないか というアドバイス」

 3 話し合いはビジネスプレゼンのメソッドで

   ・意見が違ったらゲインを提示しよう

    ①双方の提案に対して、互いにメリット・デメリットを上げる

    ②実際に調べて検証する

    ③デメリットを回避する消極的なメリットではなく、互いのゲイン(手に入れられるもの)も示す。

    ④以上を踏まえて、結論を出す。

 4 妻をえこひいきすると実家ストレスが解消する

     妻と子供が対立する原因の殆どは、妻が正論であることが多い。ただ、つい子供に「お前の気持ちもわかるよ」などと言ったことが、もし妻への侮辱につながるような対応である場合、子供の将来にも影を落としかねない。子供が大きくなったときには、「妻が一番大事だ」という優先順位をわからせることも重要。

 5 名もなき家事が二人を分かつ

   ◎名もなき家事が妻を追い詰めている

   ◎妻が求めているのは夫のねぎらい

     名もなき家事に太刀打ちできない男性脳に、名もなき家事と戦っている妻を助けることは不可能に近い。だから、ねぎらうことが必要。

   ・実現可能なタスクを自分で決める

   ・失敗はつきもの。かわいげで誤魔化そう 

◎ 6 妻の小言は、セキュリティ問題と心得よよう

  ◎妻は家庭内での危機を回避したい

 7 事件はたいていリビングで起きる

 9  夫が気づかない「妻を絶望させるセリフ」

  「言ってくれれば、やったのに」はだめ。「気がつかなくてごめん。僕がやるべきだったね」が正解。他にもNGワードは「つまりこういうことだろ?」「だったらやらなくてもいいよ」など

 10 心の通信線を開通させよう

  ・「心」と「事実」、女の会話は2回線

   女性脳は心は基本肯定。事実は否定であってもということがあるが、男性脳は事実しかないので、心を否定して事実のみ肯定するとすれ違う。

  ◎心と裏腹な妻の言葉を翻訳すると

    「あっち言って」→あなたのせいでめちゃめちゃ傷ついたの。ちゃんと謝って、慰めて!

    「勝手にすれば」「好きにすれば」 → 勝手になんてしたら許さいない。私の言うことをちゃんと聞いて!

    「自分でやるからいい」→ 察してやってよ。察する気がないのは愛がないってことだよね。

    「どうしてそうなの?」→理由なんて聞いてていない。あなたの言動で、私は傷付いているの。

    「なんでもない」→私起こってるんですけど?私泣いているんですけど?頬って置くつもりなの?

    「やらなくていいよ」→そんな嫌そうにやるならもう結構。私はあなたの何倍も家事してますけどね。

    「別れる」→ここは引けないの。あなたから謝って!

 第二章 ポジティブトリガーの作り方

   ~笑顔の妻が戻ってくる、意外に簡単な方法~

 1 ネガティブをポジティブに変える脳科学的テクニック

  ・記念日は記憶を引き出す日

  ◎楽しみには予告と反復を

  ・女性は1回のデートで1ヶ月楽しめる

 2 普通の日だからこそ効果絶大な、行動と言動

  ・女性脳は大切な人を思う究極のえこひいき脳

  ・感謝するよりわかっていると伝える

   「君の作る料理だとか、君が今までやってきてくれたこと、僕はちゃんとわかっている」というように伝える。もちろん、何がわかっているかを想像した上で。

  ・携帯電話を効果的に活用する

    携帯電話は心の通信線。事実の通信線だけではない。 

  ・返信に困ったら取り合えずオウム返しで乗り切る

  「定番の幸せお菓子」を作っておこう

 3 いくつになっても愛の言葉がほしい女性脳

  ・見本は欧米の男たち。エスコートはルールにしよう

    エスコートは気遣いではなくルールとして身につける。「妻と歩くときは車道側」「階段を降りるときには足元を気遣う」「レストランやカフェでは奥側の席に座らせる」「妻が座るのを待ってから座る」「ドアを先に開けて待つ」 男がルールと思ってやっていることでも、妻には夫の優しさ=愛として感じられる。

 4 それでも別れないほうがい理由

   ・「責務を果たす」という愛は、女性脳には通じない

   ◎夫を救う女性脳のリスクヘッジ

    女性の察する能力は本人も無意識のうちに、大切に思う存在の僅かな変化も気がついている。子供や夫の病気も察するし、ウソも見破る。

   ・うるさいのは一緒に暮らす気があるから

    長い文脈で見ると起こりうる未来が見えるから、今起こっていることに対してガミガミ言うことがある。

 

●評価

★★★★★

 

●著者

黒川伊保子

 

●読書日

2023/2/4

   

 

●感想

脳心理学の方が入門書として書いた本。読みやすく人間の脳はいい加減なものという例が出されており、たしかにそうだ、という感覚で読むことができる。

 

●印象に残ったこと

◆ロボット工学の前野先生の大胆な仮説、「意思ががあるということは、基本的には錯覚にすぎない。ただ、そう思うのは、錯覚することにメリットがあるから。」という話がある。

◆人は意志の力を信じることで、エピソード記憶を持てて進化してきた。例えば、「794年に平安京が誕生した」 ということはエピソード記憶ではないが、「794年に平安京が誕生した、ということを中学生の時に学んだ」ということはエピソード記憶になる。エピソード記憶を持つためには、主体が「自分」で、そして「自分の意志」がある前提が必要になる。

◆「赤いきのこには毒がある」よりも、「赤いきのこをたべてひどい目にあった」という自分を軸にした記憶が記憶が加算されれば、以降赤いきのこを食べないという適応的な行動が強化されやすくなる。

◇エピソード記憶は定着率がよく、忘れにくい。これは勉強の際に非常に役に立つ考えで、応用が効くと思う。世界史などでも登場人物に自分を重ねて、見ていくと記憶の定着が良くなることは実体験としてあった。三国志のゲームなどで、キャラクターに自分を重ねて操作していくと、自分で、自分の意志で動かしているからエピソード記憶として定着率が高くて、覚えていることが多いのだと感じた。(勉強の極意?かも知れない)

 

◇人間の意思決定は実にいい加減で、論理よりも感情に左右される。選挙で印象が良いのは顔がいいほうだし、自分の好みの異性に関しての理由も、それらしい嘘の理由を無自覚に作り上げたりもする。

 

◆行動経済学、プロスペクト理論は興味深い分野。「100%の確率で7,000円もらえる vs 90%の確率で10,000円もらえる」なら前者を選ぶのに、「100%の確率で7,000円奪われる vs 90%の確率で10,000円」奪われるなら後者を選んでしまう。心理的な価値は、利得と損失で同じ比例関係にない。だから恋愛関係でも、期待値の見積もりから論理的ではない選択肢、例えば相手が告白してくれるのを待つ などを選択することがある。

 

◆注意資源 は有限であり、2重に課題が与えられてしまうと分散してしまって、集中できない。オレオレ詐欺のように緊迫した状況の中で相手と会話を成り立たせる という環境に置かれれば、相手が本物かどうかを疑うという注意を向けることができなくなる。

 

◆アンカリング効果 … このパソコンの値段は15万より高いか? と具体的な15万が出されると、高いにせよ低いにせよ、無意識に15万という数字に引っ張られる。仮に実は5万円の価値しかなくても、10万円で帰れば得したというような感覚になる。

◆一人限定10個まで、という広告を打つと、何も制限がないときに比べて購入個数が上昇したりした。10という数字に引っ張られて、購入する数字も増えた。

 

 

●評価

★★★★☆

 

●著者

姉尾武治

 

●読書日

2023/2/3

 

 

 

●感想

◇メカトロを学ぶために、必要な分野を集めて概論を説明した入門書。

◇機械メカニズム、材料力学、機械要素、制御回路については既知の知識ばかりであった。

 

●新しく知ったこと

◇チタン合金でよく使うのは64チタン。6AL 4V の合金

◆アルミの4000番代は耐摩耗性や耐熱性に優れ、かつ熱膨張率も小さいのでエンジンお鍛造品ストンで活用。代表的なのはA4032。

◇デジタルICの回路 原理原則は知っていたが、どんなもので運用しているのかを知らなかったので、回路実装の本をみて、ラズパイなどを組み立てて、理解を今後深めていきたい。

 

●評価

★★★☆☆

 

●著者

門田和雄

 

●読書日

2023/2/2

 

 

●感想

◇ビジネスマンとして、会社に依存せず自分の実力で独り立ちすることを説いている本である。この本は2013年に出版された本であるが、世の中の流れはますますのグローバル化、M&Aやライバルも市場も海外という傾向は一層進むばかりである。

◇自分が大組織の歯車1つであることよりも、小さくても国一城の主として、視座の高い視点を持って取り組んだ経験があると、VUCAの時代には重宝される。

◇日本人的な感覚が全て悪いわけではなく、海外で戦うためには海外の考え方、大事にしていることをわかった上で仕事を進める必要がある。そこには語学力は当然必要である。

◇視座を上げるには自分より2つぐらい職階が上の人の考え方をすると良いとある。部長クラスが考えていること、判断していることを幸運にも目にできる機会が多いので、視座を上げる努力を日々行っていきたい。

 

●得られたこと・参考になったこと

◆日常業務で日本語で使っている言葉を英語に直して、ストックしていることは、ビジネス英語として入り口の敷居が低いし無駄がない。専門性が高い技術者は語学の実はハードルが低くかったりする。いきなり会話ではハードルが高いなら、メールからはじめると時間も取れるので良かったりする。

◆語学力で結局物を言うのは”多読”。いかに触れた量が多いか、それによって出てくる単語であったり定型文であったりが多いかが重要。

◆M&Aで身売りされる側だけではなく、買う側として海外企業を吸収していくというのは、実は社内のライバルが海外の方になっていくので、否応なくグローバル対応しなければいけない時代となっている。

 

●評価

★★★☆☆

 

●著者

冨山和彦

 

●読書日

2023/1/31

●概要・所感

・ポケモン系ゆっくり実況者

・カイロスの人。この人の影響で剣盾リストラ復活希望ランキングでカイロスは堂々1位を獲得した。

・掛け合いの言葉選びも面白いが、音楽に対する含蓄、一見不可能に見えるような縛りに対して勝ち筋を見つけるための緻密な計算と、各方面にスペックが高い。

・縛りについては、裏での綿密な調査だけではなく、試行回数でお祈りしているところも健気でかわいい。

・シバ、まさこ、ポッポなどのキャラづけされたいつメンも安定した面白さがある。

・おそらく中の人は30~35前後で、同年世代だと思われ、親近感が湧く。

 

●チャンネル概要

説明ゆっくり実況プレイ動画を投稿しています! ポケモン剣盾、ポケモンGo、スプラトゥーン2、マリオメーカー2等をプレイ中!

 レイえもん@ゆっくり実況 - YouTube

 

 

●おすすめ動画シリーズ

 10年前全財産を失い引退したタダシパで殿堂入りできるのか検証【ポケモンBW】【ゆっくり実況】 - YouTube

 3年ぬくぬくしていたグリーンさんでもレッド様に勝てる説【ポケモンHGSS】【ゆっくり実況】 - YouTube

  

●評価

★★★✬☆

 

●視聴開始日

 2016年頃

●概要・所感

 ◇著者は文学者ではなく自然科学の学者であるので、高尚な文を見て

  わからないものはわからないと言っているのがいい。それでもその味わいを触れるのが

  良いとしているのは、誠実だと感じる。

 ◇様々な文学のスタイルに触れられるので、自分が気に入ったものを後で読んでみようという

  気になる。

 ◇普段読まないであろう、読んでも頭に入らずに途中で心が折れる古典から、みずみずしい

  文章だけでなく、自然科学者の文章まであるアラカルトのような本であった。

 ◆文章とはただ情報を伝えることだけではない、物切れにされた言葉たちは艶がない、失格だ

  という表現は、とても綺麗であった。

 ◇主観的な単語は理系では使うべきではないが、文章として伝えるには、主観でないと

  響きにくいんだなと感じた。当然シチュエーションによるが。

 ◇文系なんて役に立たない情緒的なもの!と思っていた時期が私にはありました。。。

  高尚なセンセイの領域はわかりませんが、すくなくとも”催眠”をかけられるがごとく気持ちが

  ふっと向いていく文章と、そうでない文章には明らかな違いがあった。

  人として、日本人として、心の豊かさ、深さ、広さにつながる学問として、理系であろうが

  心を動かされる文章やものごとに触れることは、あまりに重要だと気付かされた。

  ”エンタメ”という言葉にすると陳腐化してしまうので、なにかいい言葉はないだろうか。。。

  おそらくいい大和言葉があるのだろうが、思い浮かばない

 

 

●心に残ったこと(紹介されていた本)

 ◆江崎香織  ーー感情移入を誘うリフレイン

      ①具体省略  ②繰り返す ③相似形

  あおい。

  たったその一言で、順正の声がよみがえる。順正は、順正にしかできないやり方で、

  いつもその名前を発音した。あらゆる言葉を。誠実に、愛情を込めて。

  私は彼に名前を呼ばれるのが好きだった。

  あおい。

  ごくわずかに躊躇して、やさしい声で呼んだ。その声の温度が好きだった。

  順正の声がききたかった。いますぐにききたかった。

  『冷静と情熱のあいだ Rosso p.203-204』

   ◇引き込まれれる。恋愛の機微を紡ぎ出すのがうますぎて引き込まれる。

 

 

 ◆銀色夏生  ーー揺らぐ心を表す漢字とカタカナ

      ①気持ちの揺らぎ ②本当じゃない ③分かち書き

  「夏の宿題」 

   夏の宿題にたくさんの本を読んだ

   どの人が言っていることもウソじゃないと思うけど

   どの人が言っていることも本当じゃない

   私はすこしつかれた気持ちになって

   夕立の窓を開ける

   私が知りたいことは

   もっとかんたんなこと

   私が知りたいのは

   もっと大切なこと

   なにか もっと ちがうこと

   『あの空は夏の中  p.28』

  ◇青春とはときには希望に溢れ、ときにはいらだちに苛まれる。青春とは誰にとっても

   疾風怒濤な時代。だから青春時代は饒舌な言葉にあふれている。そんな筆者の意見に

   同意する。高校生に人気というのも理解できる。

   そんな青春の詩を、青春を過ぎても、郷愁に浸りながら、自分探しの夢を追いかけている。

   高校生がそのまま時間が立ってしまったような大人たち、著者は私もその一人だという

   告白もあった。青春を感じられる本は、エモいなんて一言で表すのがもったいない

   ふつふつと湧き上がってくる感情を蓄えたものなんだと感じられた。

   今度『あの空は夏の中』を読もうと思った。

 

 

 ◆橋爪大三郎  ーー平易な言葉で、ゆっくりと

      ①短文 ②やさしい言葉ばかり  ③ゆるやか階段

   政治はこれまで、泥にまみれ、金にまみれてきた。そういうイメージが先行して、

   日本人は、政治を軽蔑してきた。政治を軽蔑するから、政治に関わらない。

   政治に関わらないから、政治がよくならない。政治がよくならないから、政治を軽蔑する。

   ーーーこういう馬鹿ばかしい悪循環を、断ち切ろう。この社会を生きる大部分の人びとの

   健全な良識を信じて、政治を立て直そう。

   『政治の教室 p.4-5』

   ◇非常に読みやすい。こんなわかりやすくて丁寧な文章がかけるようになりたいなと

    思った。文字数とか内容を入れ込むとか、そんなことよりも伝えるために丁寧に、

    誠実に伝えることが大事なんだなと感じた。

 

 

 ◆堀辰雄  ーー非限定が生みだす幻想空間

     ①四文字勝負   ②流行キーワード連発  ③限定表現禁止

  それらの夏の日々、一面に薄の生い茂った草原の中で、お前が立ったままで熱心に絵を

  書いていると、わたしはいつもその傍らの一本の白樺の木陰に身を横たえていたものだった。

  そうして夕方になって、お前が仕事をすませて私のそばに来ると、それからしばらく私たちは

  肩に手をかけ合ったまま、遥か彼方の、緑だけ茜色を帯びた入道雲のむくむくした塊りに

  覆われている地平線の方を眺めやっていたものだ。

   『風立ちぬ』『風立ちぬ・美しい村 p.77』

   ◇宮崎駿が最後に世に送り出したジブリ映画『風立ちぬ』は、

    飛行機設計者堀越二郎と、堀辰雄『風立ちぬ』のオマージュで作った、

    宮崎駿自身の好きなもの詰め込んだ作品であった。

    あのジブリで映像化された世界ももちろん好きだが、原作のこの文章では

    鮮やかで、幻想的で、すこしノスタルジックな空間に吸い込まれていき、

    たったこれだけの文量でも心が体から飛んでいきそうな気持ちになった。

 

 ◆高田宏  ーー視覚情報で描く時の流れ

    ①意識転換 ②色・光で時間表現 ③三文字勝負 ④対象同化 ⑤呼吸表現

  縄文杉の下の一夜は、ほんとうに時計のいらない時が流れていた。星が光りだし、

  赤い月が上がってやがて黄色から銀色に輝き出し、空のへりに明るみが見えはじめと

  まもなく朝焼けに変り、鳥たちが一斉に鳴きはじめる。それが、時間と言うものだった

  『木に会う  p.24』

  ◇おそらくだが、ビデオで見る実際の映像より、

   紡がれた言葉で連想された、私の頭の中の、私だけの映像のほうが、

   艶やかで、五感を総動員して自然を感じられるのだ。そんなことを感じられた。

 

●評価

★★★✬☆

 

●著者

鎌田浩毅

 

●読書日

2023/1/29