【肋骨下部の出っ張りを消す方法】

画像は漏斗胸気味の人っぽい(広い画像)ですが、肋骨下部の出っ張りが気になっている人は少なくないのではないでしょうか。

肋骨下部の出っ張りの原因は、いくつかあります。が、決して生まれつきや遺伝などによるものではなく、自力で治す方法はあります。

 

【肋骨は物凄く動くということを知る】

まず肋骨の形を知ることが第一。

肋骨と言う時、通称あばら骨と言われる、まさに出っ張りの下部の位置だけを思い浮かべる人が少なくないことに驚くことがある。

 

肋骨とは背中から生えている骨(結合している)骨であり、前側は胸骨&肋軟骨と結合している骨。

で、意識している人は本当に少ないが、肋骨には関節が多々ある。

 

肋骨と背骨の肋堆関節。

肋骨と胸骨(肋軟骨)の胸肋関節。

この2つの関節が大きく動くことで肋骨は想像以上に柔軟に変形させることができます。

このように※少し音が出ます。

そう。まずは動く、変形するということを知りましょう。

 

【下部が出っ張る原因】

肋骨下部が出っ張ってしまうのは、本来反らせるべきではない肋骨がくっ付いている胸骨の下部を反らせてしまうためです。

背骨はS字で使うべきですが、Sの形がいびつになってしまうと歪みます。

正しく反らせるには、腰椎と頸椎を反らせ、胸椎は反らせない。

反り腰と言われる人たちは胸椎の下部(8番~12番あたりまで)を反らせてしまう結果、下部が出っ張ってしまっているのです。

画像元※もとても参照になりますので一読を。

 

姿勢を良く見せようとする意識は素晴らしいですが、

形だけにとらわれてしまい、筋肉を使わずに反らせてしまう。

重力に頼って反らせてしまう結果が出っ張りにつながります。

 

ではどの筋肉を使うべきか。

【大腰筋、腸骨筋を鍛える】

大腰筋、腸骨筋。ふたつ合わせて腸腰筋と呼ばれていますが、腰椎をカーブさせるためにはこの筋肉を使う必要があります。

しかし反り腰の場合、この筋肉を使わずに、膝や骨盤の傾き、そして重力を利用することで、楽して腰を曲げてしまっています。

 

そのために腰痛が起こったり、太ももの前側(大腿四頭筋)が発達してしまったりで脚も太くなりがちです。

 

【眠った腸腰筋を呼び起こす】

そのための、最近の記事【股関節を押しだす】ということが大事になります。

押し出すだけではなく、これはその2で書こうと思ったのですが、股関節のズレを治す。

という作業により、結果的に腸腰筋が目覚めます。

背骨を弛めれば肋骨が弛むので、変形して固まった(出っ張った)肋骨を弛めた状態で治す

というのがこの記事のメイン。

 

背骨の仕組みは過去記事参照して欲しいですが、端的に言えば、

腕(鎖骨)を前方回旋させ(前側に回す)、

大腿骨を内側に回す

という動きをすると、背骨が弛み、ロックが外れます。

 

 

逆に外側に回すと背骨がロックされる仕組みになっています。

 

というように、出っ張った状態で肋骨をロックしてしまっているので、ロックを解除し、肋骨を自由に動かせるようにし、その状態で調整することで治せます。

 

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とはいえ、呼吸が浅いなどの原因で、肋骨の隙間に詰まっている肋間筋が硬いと、これがなかなかうまくは行きません、。。

その上、捻じれがかなり複雑になっているケースも少なくありません。
 
両方がバランスよく出っ張っているならば、上記の方法だけでも改善は可能ですが、
片方の肋堆関節だけ閉じていたり、
肋軟骨がへこんでいたり、
銀歯などの金属装着による電気的な強制的な捻じれ、
暴飲暴食、薬の服用などで肝臓の腫れが起こって捻じれていたりなど、
歪みは複雑に起こります。
 
逆に言えばなにがどうなってどう捻じれて歪んでいるのか?を正確に把握し、その逆の動きをすれば、出っ張りや歪みは解消されていきます。

 

 

肋骨の形を知り、捻じれを分析し、筋肉を少し鍛える。

ということを徹底することが歪み改善への道です。

 

楽して簡単に。というわけにはいかないので、本気で治したい人だけが治せる道です。

あ、やれば確実に治せる道でもあります。

 

肋骨系の記事は山ほど過去記事があるので、探しづらいかもですが参照を、。

 

 

 

 

この辺でm(__)m

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