本質を忘れた葬儀はただのおふざけ | お一人様の為のラストパートナー 丹尾宏司のブログ

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福井県内葬儀社で1級葬祭ディレクターとして1000件以上の遺族に関わる。その経験と医療知識を基に、安心した旅立ちを届ける活動を展開する復元納棺師。また各専門職との連携を図り、お一人様のパートナーとなってワンストップサポートを展開中。

マスコミなどでも発信されていますが

電撃ネットワークの南部さんが亡くなられました

今回の葬儀

奥様の要望で

 

喪 服 禁 止 !

 

初めて聞きましたびっくり

 

芸人さんの参列が多く

投稿も沢山挙げられていて

 

コメントにも書かれていましたが

ハロウィンイベントハロウィンのような葬儀だったようです

 

 

私の記憶では小学校くらいの時に

電撃ネットワークがテレビに出ていたのを見た記憶が

かすかにあるくらいですが

やっていたことはとてもインパクトがあったことは

印象に残っています

 

ちょっと前の動画の投稿では

ご自分が棺おけに入れて一緒に持って行きたい歌

情熱の薔薇を歌っているものがありました

 

でも、急とは言え

奥様の思い切った要望は

一番南部さんらしく送ることができたのではないかと

どんな投稿を見ても感じます照れ

 

 

奥様がレインボーのアフロのかつらで位牌持ってましたからね!

しかも最後はクラッカーで送り出すドンッ

清々しいくらいの葬儀だったと思います

 

どうしても儀式事は堅苦しくなりがち

だからといって、ただくだければ良いのでもなく

南部さんのように

送る側、送られる側の思いが伴った

葬儀の本質的なところが汲まれたやり方だからこそ

良い時間になるのだと思います

ただのおふざけではないことが良く分かります

 

 

表面的な、自分に都合の良いところだけを切り取るようなことが

最近よく見受けられますけど

葬儀だけでなく、仕事やプライベートでも

それだと深みや厚みは出ません

ペラペラです

本質的なところは忘れちゃいけないです

 

 

石原慎太郎さんが話していた田中角栄さんの言葉

戦争を知らない人間が政治をするようになったらおしまい

 

本質を見失っているようなことが

あちこちで起こってますけど

それだと何をしても間違った方向に行くのでしょうね