How to fly・38 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想書庫です


苦手な方はお気を付けください





















はち切れた欲を一度拭き取り、オイルを取り出す

これはゴムと共に携帯する癖がついているオーガニックローション

植物由来で料理に使うことも出来る

潤滑だけを目的とした品物より値は張るが、彼の体内に入るものだ、妥協は許されない

購入後、すぐに自分で試した

肘の内側に塗り、少し放置する

その後、あえて乱暴に拭き取って熱いシャワーを当てても肌は荒れなかった

当然、舐めてもみた

とろりと滑らかで無臭、無味に近いがほのかに豆のような味がするこのオイルを、惜しみ無く使う



「少し浮かして?」

「ん」



うつ伏せになってもらった腹の下にクッションを入れる



「膝も、もう少し開ける?」

「…ん」



無理のない、疲れない体勢になってもらうのは基本中の基本だが、尻をこちらに向けて持ち上げている無防備で 扇 情 的 な光景に、ブルッと身体が震える

白い太ももに 歯 を立てたくなる

無理矢理 抉 じ 開 け て 、 俺 を 捩 じ 込 み た く な る



「痛かったらすぐ言えよ?」



ガツガツ エ ロ セ ッ ク ス だと言っても、ここで暴走したら自分で自分を軽蔑する



「指入れるから力抜いて」



滑らかな尻に手を添える

入口はもちろんのこと、引き裂いてしまわないように、内側も丁寧に解す

指を増やす度に、それを抜き差しする度に、オイルがぷちゅりと鳴る

可愛い音だからこそ、破壊力がある



「ねぇ、ちょっと」

「ん?」

「ちょっと待って、ねぇってばっ」

「なに?」



指を動かすと身体をもぞもぞと動かし、指を揺らすと腰をくねくねと揺らし、すでに 熱 り 立 っ て い る 俺を 煽 っ て 楽しんでいるのかと思っていた



「あなた、なんか…違くない?」



が、彼の声には戸惑い色が見える


肩越しに振り向いた顔にも困惑が張り付いている

指を急に抜くと驚かせるから、というのは自分に対する言い訳で、指を彼の中から抜いてしまうことが寂しくて、二本だけ体内に残したまま、顔を近付ける



「どうした?どこか痛い?」

「それは…なんなの?」

「え?どれ?」



オイルは二回目の夜から使用しているし、爪は常に短く切り揃えている


マナーもエチケットも問題はないはずだ



「違うじゃん…もっと、ダメだったじゃ…んんっ」



彼がまたもぞもぞと動いた為に、残していた指も中で動いてしまった



「やっ…んっ」

「何がダメ?ちゃんとやってるつもりなんだけど」



ゴムを巻いた指には必要量のオイルをたっぷりと垂らした

痛みを感じさせないように尻にもオイルを垂らしてある

指を動かす時も慎重に、一ヶ所重点は避け、入口、中、少し奥、右壁、左壁、腹側、こりこりする場所はそっと優しく触れた

どこが、なにが駄目なのだろう?



「はぁ…ちょっと待って、一回、キスしたい」

「ん、分かった」



名残惜しいが仕方ない


指を抜いて、クッションを引き抜き、彼を仰向けに変える

このキスは何回目になるだろう?


もう数えきれない



「んっ…んんっ…」



舌 と 舌 で 感 じ て いる間、ぴくぴくと小さく跳ねる胸に手を這わせる

ここをゆっくりと愛するのも初めてだ

小さくて、弾力があって、ぷくりと主張してくれている



「ぷはっ…だからぁっ」



唇が弾かれて、どんっと身体が押された

手も、舌も、彼から離されてしまう



「ご、ごめん、辛かった?苦しかった?」

「違うっ!」

「な、なにがっ?」

「あなたもっとヘタくそだったじゃん!」



これほどまでにブスッ!と突き刺さる言葉を言われるのも二回目だ


もちろん慣れ…るわけねぇー…

















つづく