ミステイク・3 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「……あれ?」



唇が離れると、一度目の時と同じように不思議そうな顔をしてた



「俺…また?」

「あ~…はい、そうです…ね」

「ごめん、なんでなんだろ…」

「大丈夫ですよっ 気にしないでください!」

「う~ん…」



自分の行動について、腕を組んで考え込む大野さんの横で

俺は必死になって思い出していた




大野さんに催眠術をかけた



嫌いな物を好きになっちゃうやつ



これは失敗だった


実証済み



実はもう一つ


大野さんには言ってないんだけど、かけてみたのがある




好きな物をもっと好きになっちゃうやつ




これはバクチ的な要素が多分にあった


かかるかからないももちろんそうだけど、対象の部分を限定しなかったから



この周辺だと例えば…大野さんが奮発して買ったテレビ


これが一番好きだとすると、家電を誉め称えながらキスするってことも充分に有り得た



で、一度だけならまだしも、二度も同じような状態になったってことは


きっとこっちの催眠は成功してて


まぁ…結果的に?


「俺」に反応してくれて、ものすごく嬉しいんだけど…



俺が思い出そうとしてるのはそこじゃないんだ



キーワード


設定したはず



ところ構わず発動されたらヤバイから

普段はあんまり使えないけど、普段から使いたいなって思ってたワード



「智」



さっきから必死に思い出してるんだけど、俺「智」呼びしたの?


催眠状態になる前に「智」って呼んだ?



呼んでない…よね?




普段は聞けない「和也」呼び

大野さんからのキス



どっちもすごく嬉しかった



だけど、この胸に残る罪悪感


結局は催眠、ただの脳の錯覚



成功してるんだとしたら


解くべき、だよね…

















つづく