二度目の訪問・7 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「これじゃリラックス出来ないか…」



今はぐっすり眠ってるけど、伸縮性の無い服で長く寝るのは苦しいかもしれない



「ニノ…少しだけ動かすね」



一番楽な状態で寝かせてあげたくて、着替えさせることにした




頬から手を離すと


「ん…」


何かを探すように、頭が左右に傾く



「大丈夫、ここに居るよ」



シャツのボタンを外す為に移動させた手を胸に乗せた



少し様子を見ると、僅かに乱れていた寝息が静かに整っていく

揺れていた頭も、安心したように動かなくなった



「ここにいるよ」

「今はここだよ」

「大丈夫、側にいるよ」



ボタンを一つ外して、胸に手を置いて、一つ外して、手を置いて

小さく声を掛けながら、それを繰り返す


腕を抜く時も、足を抜く時も、何度も手を止めて意識的に触れた



「なにも心配しなくていいからね…」



上下の服を脱がし終えて、最後にもう一度頬に触れると、ん…と微笑んだ気がした



「可愛い…可愛い…俺のニノ………ん?」



ふと我に返ると、視界いっぱいにニノの寝顔

唇が唇に吸い寄せられるように近付いていて、知らぬ間にキスしようとしてた



「…無い…」



手は離さずに、顔を遠ざけた



恋人だろうが上司だろうが、どんな状況でも簡単に甘えたりしないニノが

苦しい時に俺を頼ってくれた



二人きりになった途端に張り詰めていたものが緩んでいったニノに

俺の側だから安心して寝てるニノに


これは無い



愛と、節操が、無い




「今日は布団に専念だよね

ちょっとだけ、待っててね?」



静かに離れて、楽な服をクローゼットから出す

自分も素早くスーツを脱いで、肌触りの良いスウェットを選んで…

いや、肌をより多く触れさせる為には着ないほうがいいのか

そのほうがニノも安心出来るかもしれない



「ってことはパンツも…?」



自分のパンツとニノのパンツを交互に見て思案してると

シーツの上を可愛い指がポン…ポン…と叩くように動いてた



なにかを探してるような…



あ、俺か

俺を探してるのか



「ふ…ふっ…ふふっ…」



無駄な音を立てたくなくて口を押さえても、嬉しさが指の間から溢れてしまう



だってさ、こんなに深く寝てるのに俺を探してるんだよ



「…くふっ…ふふふふふふふふっ」



あー!嬉しいなー!

ジャンプして万歳したいなーっ!



けど、今は我慢




「俺はここに居るよ」



動いていた手の下へ指を滑らせて、きゅっと絡める



パンツをどうするかなんてことで悩んで、待たせてごめんね



「こんなの要らないよね」



手を握ったまま自分のを脱いで、ニノのも脱がせた

















つづく



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