続・再び部屋の中へ10 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「分からないことがあったら俺に聞きなよ、なに一人でコソコソ勉強なんかしてんだよ」

「知らないことを反省して学ぼうとすることがそんなに駄目なのかよ!」

「こういうのは一人で学ぶものじゃないの


二人で学ぶもので、二人で育てていくものなの

カズのそういう真面目なとこ、すごく尊敬してるけど、恋愛に関しては無理矢理学ぼうとしなくていいから」

「…でも…上手くやれないとサトシに…」

「嫌いになんかなれないって、言ったでしょ?

赤い糸は固く絡まってんだから、ゆっくりカズのペースでいいんだよ」

「でも…」

「でもじゃない、勉強しちゃ駄目

分かった?返事は?」

「…はぁい」



一緒にワタワタして、テンパったカズの落ち着かせ方を一つ一つ試したり

苦手でも恥ずかしくても一生懸命なカズと一緒に俺も振り切れたり

それで時には開拓したり、開拓されたり

そういう俺の楽しみをこんな本に奪われてたまるか!



「ほらほら座って

ハンバーグ食べよ」

「…だね、あ~腹減った」

「いただきま~す…うまっ!」

「早っ」

「んふふ~うまっ!」

「あはははっ」



カズと食べるモーニングハンバーグは、格別に美味しかった











もう二度とそんなことしないけどね?

という前置きをしたかと思ったら、洗い物を終えた俺を振り向かせて、キスしてきた



「んっ…ん…」

「カズがここで一人になっても居心地悪く感じないように」



手を引かれて洗面台の前へ、そしてまた、キス



「全ての場所に二人の思い出を作っておこうね」



お風呂場でキス

廊下でキス

玄関でキス



「あとは?どこでキスしたい?」



手を離さずに、優しい笑顔で聞いてくる



「俺…キスしたいなんて言ってない」

「今度は迷わずベッドで眠れるように、もう一回ベッドの上でキスしよっか」

「だから!言ってないからっ!」



サトシはなんで、こんな俺に一生懸命になってくれるんだろう




「カズ…」

「ん…サト…あっ…ん…」



これが当たり前とはとても思えなくて

気持ちよくて夢中になってしまう前に、薄目を開けてサトシを見た



「あっ…」

「…なに?」



そしたら、サトシも俺を見てた



「もっとしたくなった?」

「違っ…」

「いいよ…カズがもっとしたくなった記念日で休むから」



整っていた衣服がどんどん乱されて、サトシの手が入ってくる

それと同時に、幸せも、入ってくる気がした



「サトシ…」

「ん~」

「会社…」



行かないと駄目って、言わなくちゃいけないのに

なんで言葉が続かないんだろう



「カズ、しちゃうよ?」



駄目だよ



「これ以上触ると止めるなんて無理だよ?」



だから、駄目だってば

















つづく