続・再び部屋の中へ9 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「カズ?」

「……」

「大丈夫?」

「…なわけねーだろ」

「だよねぇ?」



出され続けてぐったりしたカズをベッドの上に戻して

今度は俺が出し続けた



覚えたての思春期か、発情期のお猿さんか

どちらにも張り合えるくらい欲情が止まらなくて

時間制限が無いのをいいことに、存分に抱いた




「気持ちよかった?」



もうどこも動かせないというように、ベッドでぐったりしてるカズ



「…気持ちいいの…通り越して、身体と意識がバラバラになるかと思った」

「なればいいのに」

「…怖いこと言うな」

「どんなカズになっても俺が居るから大丈夫、なりたいカズになれ」



汗で張り付く前髪を指で鋤くとパチッと目があって、ふよふよっと力なく逸らされる



「なに?」

「…サトシはほんとに…もう…」

「惚れ直した?」

「惚れ直すもなにも…全部………だよ」



おぉ?前よりも格段にスムーズになってるけど、惜しいなぁ


大事な言葉が口の中でむにむにってなっちゃった



「なに?聞こえなかった、もう一回言って?」

「だから…全部……すき…だってば」



…ヤバイ


あれが、また来た


燃え萌え燃え萌え燃え萌え…



「カ~ズ~」

「もう無理だ!馬鹿!」



覆い被さって足を開かせようとしたら、顎にパンチを喰らった



「痛いよ~」




あ~ 幸せだぁ~









「誕生日、11月だよ」

「…えっ?」

「普通に聞いてよ、なんでも答えるし」



シャワーを浴びてから、テーブルを挟んで向かい合う



カズとの時間は本当にあっという間で、朝の光がカーテンの隙間から射し込んでいた


いつもの一日が始まろうとしている



「11月…そっか、よかった」



朝ごはんにハンバーグは重いかと思ったけど、夜通し動き続けた二人は腹ペコだった



「怠慢とか言ってたけど、お互いの知らないことを聞くのが怠慢なわけないじゃん

そんなこと誰がカズに教えたの?」

「…本で読んだ」

「本?なんの?」

「これ」



カズが鞄から分厚い本を取り出した



「…恋人と上手く付き合っていく為の50の法則?」



ピンク色の装丁で、これさえ読めばあなたも恋人と上手くいく!という煽り文句が書かれてる


受け取ってペラペラとページを捲ると、カズが引いたと思われる赤線と、カズが貼ったと思われる附箋が至るところにあった



「なんでも独学だったけど、この分野に関しては先人の知恵を学ぶべきだと思って…


それが一番詳しそうだったから持ち歩いて予習復習してるの


難しくてまだ途中までしか…」



ぽーいっ



「あ゙ー?!なにすんだよっ!」



ボスンッとゴミ箱に投げられた教本を見て、カズが立ち上がって怒ってる



「まだ第23項までしか読み込んでないのに!恋人の部屋でやるべきことってとこまでしか学べてないんだぞ?!勝手に捨てるなんて酷いだろ!」

「あんなものは必要ありません」

「はぁ?!」

















つづく