トワトハ・4 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「…そんな怖いこと言わないで

ブレーキ利かなくなる」

「明日を頑張る力になるなら、なにしてもいいです」



大野さんがしたいことなら、俺もしてほしいことだから




止めていた手を動かすと、背中がグッと強張った



ブレーキなんか壊れていいよ



両手を伸ばして、腰元を緩めた





「…ニノ」



ずっと伏せていた瞼が上がって、視線が絡む



胸がきゅっとして…キスしたくて顔を近付ける



大野さんの呼吸を感じて


唇が触れる



…そう思った瞬間、俺はベッドに沈まされていた





「怖いこと言わないでって、お願いしてるんだけど」



…珍しい


上から見下ろす目は、余裕のない色をしてる



「智の好きなようにしていいです」

「…やめて」

「酷くしたいならし…」

「言わないでって言ってるでしょ!」



言葉を遮るのも、珍しい



顔の横でシーツを握りしめている手には血管が浮き出ていて

物凄い力が入ってるのが分かる




「智」

「…なに」

「酷く抱いて」

「嫌だ」

「抱いて」

「嫌だ」

「じゃあ、キスして」



目を閉じた

キスしたら、その気になってくれるかもしれない



ベッドが少しだけ揺れて、唇が触れた



来ていいよ

そんな意思を込めて、息を飲み込むように唇を開いて誘う



「…ん」



だけど、そこから先の空間へ大野さんが進むことはなかった

ふわっと、触れただけ



すぐに離されて、肩の上に頭が乗った




「ニノはさぁ…」

「はい」

「俺を甘やかし過ぎ」

「もっと甘えてください」

「そんなことしたら、ニノから離れられなくなっちゃう」

「俺は離れませんので」

「…ニノ」

「はい」

「…好きだよ」

「俺も好きです」

「…ふふっ ありがと」



大野さんから力が抜けて、温かい身体にぎゅっとされた



「ニノ……ニ…ノ……」



そのまましばらくじっとしてると

何度か名前を呼んでから、大野さんは眠った

















つづく