LOVEDOLL・27 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「行って参ります」

「いつものように、心を尽くして励め

帰りを待っているぞ」

「はいっ」



俺が迷わずに向き合って

心を尽くして誠実に勤めれば

潤様もきっと分かってくださる



大丈夫、上手くいく

だって俺には、旦那様が側に居てくださるんだからっ











「おはようございます、和也です」



お機嫌が悪いかもしれない

処罰もあるかもしれない


その覚悟をして、松本家のお屋敷に入った




「はよー」

「潤様…」

「早とちりして悪かったな」

「…え?」

「もう幾月でここでの勤めも終わる

その時までよろしく頼むな」

「はいっ ありがとうございます!

誠心誠意、勤めさせていただきますっ」



…よかった



「じゃ、今日は一日外で遊ぼうぜっ」

「それは駄目です」

「なんでだよっ!」



普通に話せるし、潤様も笑ってる



…そうだよね!

俺ごときを選ばなかったからって

潤様にはご都合の悪いことなんて、なにもないんだ



やった!これで旦那様にもよいご報告が出来るっ



よーし!気を引きしめてお勤めに励むぞー!




「潤様、本日の読物でございます」

「今日は遊ぶ」

「却下」

「この堅物!」

「お褒めの言葉、ありがとうございます」

「褒めてねーし!」

「こらっ 潤様っ 逃げるなーっ」



読物を手に持ったまま、日が暮れるまで、追いかけっこをした











「だーんなさまぁーっ」



門のところに人影が見えて

それが旦那様だと分かった瞬間、走り出した




「和也」

「旦那様っ」

「どうであった」

「はいっ 何も心配することはありませんでした!」

「そうか…」

「さすがは松本家のご当主、お心が広いですっ」

「…心が狭くて悪かったな」

「好きでーすっ!」

「ふふっ…ほら、雅紀が待っている

早く行ってやりなさい」

「はいっ」



ほらね、旦那様が居てくだされば、全て上手くいくんだっ

















つづく