彩り豊かな一年に | にのさかクリニック公式ブログ

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福岡市早良区で外来・在宅診療を行っているクリニックです

にのさかクリニック公式ブログ、略して「にのログ」

院長二ノ坂 建史です。

 

新年の挨拶の時期も過ぎてしまい失礼しました・・・

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

さて、当院の広報誌 『ひまわり』 の2024年1月号の第一面を僕が書きました。

カラフルな医療用ユニフォームについての小話です。

 

 

2面以降もご覧ください。

http://drnino.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/himawari331.pdf

 

 

医学生時代の病棟実習では、

基本的にネクタイをして、長いコート型の白衣を着用していました。

(実質これが必須でした)

今でも学生はそうなのでしょうか?

 

でも、実習 “させて頂く” 立場の学生はともかく、

医師ってネクタイしないといけない職業なんでしょうか?

ネクタイがぶらんと垂れた先でいろんなものに触れたら不衛生だし、

ワイシャツにネクタイって決して快適じゃないですよね。

診療科や、診療の場所にもよるのかもしれませんが、

もっと適切なスタイルがある気がします。

 

そして、長いコート型の白衣。

今でも、医師と言えばこのスタイルが象徴的ですけど、なぜ・・・?

季節によっては暑苦しいし、

長袖だとあらゆる処置・診察ですぐ汚れるし、

ちょっとしゃがんだら裾が床に付いて汚れるし、

かといって頻繁に洗うものでもないし、

トイレもめんどくさいし・・・(これけっこうリアルです。大も小も・・・)

全然、ほんっとに全く良いところないと思うんですよね。

 

 

そして、「ケーシー」 と言われる詰め襟・半袖の白衣。

学生時代、どちらかというと長い白衣よりはこれを好んで着ていましたが、

詰め襟もやはり快適ではありませんでした。

そしてあんまりカッコよくはない・・・笑

 

僕が研修医になった頃、

ドラマ 『コード・ブルー』 で山ピーたち扮する救急医が着ていたのが、

「スクラブ」 と呼ばれるこのタイプのユニフォームでした。

当時のドラマの影響で、現場の医師にも一気に広まった気がします。

Vネック、半袖で、ポケットもちょうど良い感じについていて、

スポーティで機能的で快適!

研修医の途中からは、もっぱらこれになりました。

 

病棟でも、救命センターでも、ICUでも、離島でも、

クリニックの外来でも在宅でも、

季節に合わせてアンダーシャツを変えて、年じゅうこのスタイルです。

(在宅医は特に、暑さ・寒さ対策が重要です)

筋トレで鍛えた体も映えます!(笑)

 

最近では、カラーバリエーションを増やしました。

気分的に、彩りは大事なんです。

 

当院の裏庭の桜の木の下で、

スタッフや患者さんと一緒に撮った思い出深い一枚です。

鮮やかなオレンジのユニフォームが、桜の花とマッチ・・・してますか?(^_^;)

(そして靴もさらにファンキーなピンク・・・笑)

 

 

Mr.Childrenの 『彩り』 という曲も、是非聴いてみてください。

 

僕のした単純作業が この世界をまわりまわって

まだ出会ったことのない人の笑い声を作ってゆく

そんな些細な生き甲斐が日常に彩りを加える

モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑