ブレスオブザワイルド3rdトレーラー。

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 なんか知らんが切ねえ(´;ω;)
 音楽もすごく良い。砂漠のネズミ団の記事でも綴りましたが、退廃した世界観の物語は好きです。風の谷のナウシカのリスペクトが強く感じられます。

 昨年6月の記事で取り上げた「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の最新トレーラが配信されておりました。語る事はあんまりありませんが、登場人物にゼルダと思しきヒロイン(?)や、見るからにコログ族、ゴロン族、大妖精、ゲルド族。そしてゾーラ族と、リト族のような鳥の種族。本当に多種多様な種族が出て来るようです。ちなみにガノンドロフもゲルド族。
 ゾーラは過去作と違い赤い色合いをしておりますが、これは恐らく「川ゾーラ」で、従来の作品でおなじみの友好的な青いゾーラが「海ゾーラ」。川ゾーラは海ゾーラと違い好戦的であるという設定があります。ほら、川から顔出して火の玉吐いて来る奴らいたじゃん。アレ。
 では海ゾーラはどうしたかと言うと、前述通りリト族へと進化したのではないか?そのように考えました。リト族は「風のタクト」に登場する種族で、ゾーラ族が長い時を重ねて空を飛ぶ種族へと進化しました。

 では辻褄合わせを兼ねて、みんなだいすき時間軸の考察。
 まず前提として、ブレスオブザワイルドは時の勇者敗北ルートであると発表当初から考えております。「時のオカリナ」から時空軸が三つに分かれ、ひとつは子供時代ルート、ひとつは大人時代ルート、そしてもうひとつが時の勇者敗北ルート。
 敗北ルートは「神々のトライフォース」へと繋がり、そこから最終的に初代ゼル伝、リンクの冒険へと繋がります。ブレスオブザワイルドは、そのルートで紡がれる最も新しい物語なのではないかと。それが僕の考えです。

 根拠として、タイトルロゴ。どう見ても初代です。本当にありがとうございました。それから聖域。その有様は神トラの聖域にとても良く似ており、木漏れ日の差し込み方も同じ。マスターソードが朽ちてボロボロになっているのは、非常に長い年月そこに安置されていたから。どうやら神トラ2で一度引っこ抜かれたみたいですが、たぶんその後また長い眠りに就いて、その結果ブレスオブに至る、と。
 なんか泣きそうになってくる(´;ω;`)
 それから、ムービー中に老婆が語る「ハイラル王国の歴史は、太古の昔から、幾度も“ガノン”という名の厄災に見舞われてきた歴史」のフレーズ。「太古の昔から」というと、時オカ以降、とても長い時を経ているであろう事が分かる。削除法で考えると、風タクで因縁の終わったガノンドロフは「幾度も」と言える程にハイラルに侵攻してはいない。精々、オープニングで語られるヒストリーにおいて一回限りだ。つまり風タクではない。
 トワプリは、完全に因縁が経ち切れた訳では無いにしても、魔王としてのガノンドロフは死亡。その後、同ルートの物語において「転生した」形で登場したが、そうだとしても、これ程に壮大で純然たる世界観をわざわざトワプリの後に繋げるかと考えると、甚だ疑問。
 それ故に「時の勇者敗北ルート」、尚且つ「初代ゼルダ」並びに「リンクの冒険」の後に続く物語なのではないか?という事です。その頃なら、もうお腹いっぱいになる程ガノンに侵攻されまくった後なので、老婆の語る伝承にも納得が行きます。また、敗北ルートのガノンは死んでおらず、いつも封印しているだけで因縁が終わっていない。

 では何故、コログ族やリト族(仮)が登場するのか。風タクは、時オカの大人時代ルートから千年後の世界で、各種族はそんな世界で生き抜くためにたかだか千年程度で進化しました。一方で、初代ゼルダ。こちらも時オカから数百年後、推定では千年近い時が流れており、そこから更に百年後のブレスオブに繋がると考えれば、丁度千年くらい経っていてもおかしくは無いだろう。
 数百年を何度か繰り返せば、いずれ千年を超す。神トラでハイラルが陥落し、それから数百年の時を経て神トラ2になるらしい。そこから更に数百年の時を経て初代。そこから更に百年経ったと考えると…という事。

 つまり、「敗北ルート」でもコキリ族はコログ族への進化を選び、海ゾーラもリト族としての進化の道を選んだ。海ゾーラが水辺から手を引いた暁に、川ゾーラ(仮)が水辺を支配。そのように考えると、実に辻褄が合うというか、しっくり来ます。
 ゴロン族は相変わらずゴロン族です。時系列最初となるスカイウォードソードからブレスオブに至るまで姿が変わらない、ゴキブリのような完成形(褒め言葉)。

 ちなみに、最も科学技術が進んでいるであろう世界軸は風タク以降、「大地の汽笛」であると考えます。スカイウォードソードの世界から二千年近くの時(暫定)を経て、ようやく蒸気機関車が登場し、新大陸に鉄道インフラが整いました。「夢幻の砂時計」の頃には既に蒸気船だかディーゼル船だかが登場しており、それから遅れて鉄道が登場します。
 一度「機関」が開発されれば、その時点からものすごい勢いで技術は開拓されて行きます。ソースは地球。大地の汽笛以降の衰退は許されないぞ。剣を捨てて銃を構えるリンク…面白そう(FPS脳)。

 ということで、ファンの間で未だに意見が割れているであろう時間軸の考察。そんな中で、僕はこの根拠を基に!正式に発表がなされるその日まで、時の勇者敗北ルートの初代ゼルダの後のストーリー。この説を推して参りたいと思います。

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