【Live USBの作成】
Fedora39 Cinnamon LiveのISOファイルをダウンロード後、RufusアプリでLive USBを作成します。
FedoraのDesktopには、主に下記ような種類があります。
Fedora WorkStation → Fedoraの主要なDesktopであるGNOME Desktop
Fedora SpinsにあるDesktop
KDE Desktop
Xfce Desktop
Cinnamon Desktop → 本家は、Linux MINTのDesktopです。
MATE Desktop
Dudgie Desktop
【Fedora Media Writer】
Live USB作成ソフトは、Fedora謹製のFedora Media Writerもあります。最新のFedoraをインストールしたり、他のディストリビューションをダウンロードしてもブータブルUSBを作成出来ます。
「ダウンロードが自動的に行われます」を選択をして「次へ」をクリックします。
「Fedoraのリリースを選択してください」になります。ここでデスクトップの選択をします。
Spinsを選択するとKDE、Xfce、Cinnamon等のデスクトップが表示されます。デスクトップを選択後「次へ」をクリックします。
「書き込みオプション」になりますので、ISOを焼く(書き込む)USBメモリを接続します。
「イメージソースを選択する」は、予めダウンロードしたISOファイルを選択しUSBメモリに焼く方法です。オフィシャル・サイトからダウンロードすると遅延する可能性がありますので、ミラー・サイトからダウンロードする方が早いと思います。
【Fedora39 Cinnamon ダウンロード】
下記はミラーサイトからFedora ISOのダウンロード方法です。
「JP」を目安にスクロールしてミラーサイトを選択します。
下記は、理研を選択した場合です。
【Fedora Mirror】
下記は、Fedoraのミラー・サイトです。日本のミラー・サイトは、「JP」です。
【Fedora Official Download】
下記は、Fedoraのオフィシャル・ダウンロードページです。
Fedora Media Writerもダウンロード出来ます。
【Fedora39 Cinnamon Live USB】
Fedora39 Cinnamon Live ISOを起動すると下記のようなDesktopになります。言語は英語ですが、日本語に変更可能です。インストールするならば、インストーラーを起動して進めますので英語のままでも問題ないかと思います。インストーラーは、PCの環境から日本語で行うようになっていますので大丈夫かと思います。初期起動が英語(他言語)であっても言語設定画面で日本語を選択すれば、日本語でインストールを進めることが出来ます。
【Live USB 拡張領域の変更】
RufusでFedora ISOを焼くときに保存領域を設定しました。インストールの状況説明のためにスクリーンショットを取る必要から下記のような保存領域のフォーマットを行っていますが、単純にインストールするだけなら気になさらないで、インストールだけに全集中してください。インストールするだけなら、敢て保存領域の設定も必要ありません。
【Fedora39 Cinnamon インストール】
Fedora39 Cinnamonのインストールになります。デスクトップのインストーラーをダブルクリックするか、メニューからインストーラーをクリックしてインストールが始まります。
最初は、言語設定画面になります。
続行すると下記のようなインストール概要になります。重要なのは、インストール先です。通常はWindowsとの共用であるマルチブート環境だと思います。Windowsと共存するには、Linuxも単独ストレージを選択されることをお薦めします。Windowsと同じストレージにインストールすることは危険です。マルチブートは、UEFIが管理しますのでブート画面で簡単に切替られます。但し、UEFI(BIOS)の環境設定変更が必要になります。OSを選択できるようにBIOSの設定でブートディレイで時間を取り、ブートOSを選択できるようにするとOSの切替がスムーズです。Linuxをインストールする前に事前に検討と準備をしてください。
インストール先の選択です。下記では、m2にWindows11がインストールされています。Fedora39 Cinnamonは、SATA接続のSSDにインストールします。
ストレージの設定で「カスタム」を選択しました。通常であれば自動構成です。カスタムにしたのは、SATA SSDに複数Linuxをインストールするためです。ストレージssdを選択しカスタムで「完了」をクリックします。そして「手動パーティション設定」になります。
【インストール先のディスク整理】
Fedora39 Cinnamonをインストールするために既存のLinuxを削除します。色々な環境があると思いますので、自分の環境にあった構成を進めてください。
インストール済みのRocky Linuxを削除します。データでhomeを選択し左下にある「ー」ボタンをクリックします。
「Rocky Linuxのみのよって使用されているファイルシステムをすべて削除する」をチェックして「削除」します。
続けてインストール済みのFedora Linuxを削除します。データでhomeを選択し左下にある「ー」ボタンをクリックします。
「Fedora Linuxのみのよって使用されているファイルシステムをすべて削除する」をチェックして「削除」します。
【EFI削除】
EFIも削除します。これは、Fedora39 Cinnamonをクリーン・インストールするために既存LinuxのEFIも削除して新規に構成するためです。
ここでは、「不明のみによって使用されているファイルシステムをすべて削除する」はチェックしないで、「削除」します。
【Fedora39 Cinnamonのインストール領域設定】
インストーラーのUSBだけになったところで、「ここをクリックすると自動的に作成します」をクリックします。
ストレージの空き領域をすべて利用するならば、この構成で完了します。
今回は、複数のLinuxをインストールするために利用領域を調整します。
データの「home」をクリックして左下の「ー」をクリックします。home領域を一旦削除し左下の「+」をクリックして新規のマウントポイント「home」を作成します。
下記のように「新規マウントポイントの追加」のポップアップ・ウィンドが表示されます。
「home」を選択して「要求される容量」でお好みのサイズと単位を入力して「マウントポイントの追加」をクリックします。
「home」以外のマウントポイントも調整します。
マウントポイント領域の調整が終わりましたら左上の「完了」ボタンをクリックします。そして「変更の概要」が表示されます。
「変更の概要」で良ければ「変更を許可する」をクリックします。これで「インストール先」が終了します。
【ユーザーの設定】
Fedora WorkStationではrootアカウント設定が無いと思いますが、Fedora Cinnamonではrootアカウントの設定がありますので、「rootアカウント」と「ユーザーの作成」を行います。
「rootアカウント」の設定は、ご自分の判断で行ってください。
ユーザー設定は必ず行いましょう。
【Fedora39 Cinnamonのインストール開始】
各設定が終了しましたら、「インストールの開始」をします。
Fedora39 Cinnamonのインストールが終了したら、「インストールの終了」をクリックします。
Fedora39 Cinnamon LiveでRestart(再起動)を行います。UEFI(BIOS)によって自動起動OSのプライマリーがありますので、UEFIの起動OSの選択でインストールしたFedora39 Cinnamonを選んでFedora39 Cinnamonを起動します。通常であればインストールしたFedoraが自動的に起動しますが、UEFIによっては、Windows優先設定になっている場合があります。
【Fedora39 Cinnamon起動】
Fedora39 Cinnamon Liveの「Menu」をクリックして赤い電源ボタンをクリックします。その中の「Restart」をクリックして再起動します。
インストールしたFedora39 Cinnamonが無事に起動できれば、成功です。お疲れさまでした。
以上Fedora39 Cinnamonのインストールの簡単な紹介です。ありがとうございました。