『龍が如く見参!』15周年! | Born Again

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本日3月6日は『龍が如く見参!』発売から丸15周年クラッカークラッカークラッカー

おめでとうございます。 

 

PS2時代の『1』『2』を経てプラットフォームをPS3に移行した最初の龍シリーズ作品で、発売当時私もコチラ↑のPS3同梱の「見参パック」で買いました(壊れたけどw)。

 

 

 

一応本編をおさらいしとくと、宮本武蔵が色々あって祇園の掛廻・桐生一馬之介として生きていた所に、「宮本武蔵を殺して下さい」と頼み込んできた少女お遥と出会い、身に覚えのない自分自身への敵討ちをふっかけられてどうするの?…という話。

 

如くのメインキャラ(あるいはその演者)と有名俳優がそれぞれ歴史上の人物に扮し、とりわけ吉岡、柳生、伊東一刀斎とか、実在の剣豪が沢山登場するのが特徴。

 

(トップ画であえて横に置いている)見参の数年前に元気から出た『剣豪3』をやってたので、ストーリーを進めて徐々にそれぞれの正体が分かっていくうちに名前知ってる剣豪がいっぱいいるわ~、それを如くメンバーやあの俳優が配役されてそう来るか~と。

 

武蔵だけでなく皆正体を隠してる中でとにかくストーリーが飽きさせず面白い。

 

当時は比較対象が『1』『2』しかないので、桐生チャンとは全然違う一馬之介のやさぐれた感じをPVで見て新鮮で驚いた記憶はある。

 

あとヒロインの吉野(揚羽)がとにかく良いちょうちょ

 

彼女の物語のキーパーソンとしての働きや、(展開にぎこちなさもあった『2』の桐生と狭山と違い)自然に一馬之介との恋愛関係に持っていくプロセスと帰結が美しくて、ホントにコレ、あの横山大先生が書いたのかよと今でも思うぐらい。

 

とにかくストーリーに関しては、今でも通用するシリーズ屈指の超名作だと今でも思いますキラキラ

 

 
幽鳳様🛸“山吹色のお菓子”コインたち
こんなんあったな(笑)
 
他にも石川五右衛門とか某黄門様(っぽい人)とかもいたり、時代劇と言えばコレ!と思い付くベタなネタ(だけど面白い)をサブでは詰め込んでて、印象的なものも多数。
 
時代に合わせてホ〇ネタ系のサブも多かったけど、本格的に海外展開しだしてポリコレに敏感な今だと全部消されるんだろうな。
 
 
 
このくノ一紅葉のサブも、CMでも使われてたし印象的なシーン。
 
このシーンも含めて、見参はPS3初作にしては特に色彩が鮮やかだなという印象で、この点は他のシリーズにはない魅力。
 
名越さんがデザイナー出身なのもあって特にこだわられたのかな?
 
 
 
 

さすがに時間的に本編を1からやる余裕はないので、残ってたセーブデータで主にミニゲームを中心に掻い摘まんで久々に遊んでみました。

 

ゲーム面では、滝修行→カラオケ🎤、 投扇興→ダーツ🎯、お尋ね者→復讐者イベントと、次の『3』の下地となる要素も見参で登場していた…という意味では重要かも。

 

お座敷遊びは、遊女を落とすまで簡単な方(投扇興と徳利倒し)とムズイ方(かるたと金比羅)を自分で選択出来なくて、おまけに遊女側が強めの調整であんまりミスってくれないので気を抜いてると普通に負けますえーん

 

 
 
「締め付け具合を鍛えるもんだぜ(直球)」
ナンノコトダロウ∑(OωO; )
 

久々に遊女イベントやってて思ったのが、会話の内容が、意味が分かったら滅茶苦茶えろいのが少なくない事唇

 

思えば一作目からキャバ嬢に爪の長さで「最近ご無沙汰?」って言われたりとか、初期の龍シリーズのキャバ系イベントのテキストは、よく読むとオブラートに凄いエロいこと言ってて、このテキスト誰が書いてたんだろう?🤔

 

15年前は自分も学生だったからよく分からずやってたけど、こういうネタでピンとくるようになった辺り、年取ったなショボーン

 

ちなみにこの絹夜さんが昔から推し!

声も良いルンルン

 

『見参』についての話題で近年取り沙汰されるのがリメイクの話。

 

 維新極発表後のこのインタビューでも、横山代表から「やり直しに一番時間と手前がかかる」との公式見解。

 

素人目にリメイクする上でのハードルをパッと思い浮かべただけでも、

 

・15年前の、しかも2世代前のハードの作品なので単純にシステムが古い事

・家康の京都案内、ラストの超ロングバトルなど今遊ぶには一部冗長なパートがある事

・亡くなられたキャストが複数いる事

・『維新』と違ってオールスターお祭りキャラゲーではないので(特に海外向けに)アピールが弱いと思われる事

・龍スタ自体のリメイク作品(『極』シリーズ)の手腕に若干の疑義がある事

(『極1』のどこでも真島や、『維新極』の武器・バトル周りに見られるように、何を削り何を付け足すかというバランスの部分においてという意味)etc…

 

真面目にリメイクするならという想定でネックになりそうなハードルがこれだけあります。

 

 

 

個人的には過去記事↑でも触れたように、総合的に見てリメイクするにはあまりにも時間が経ちすぎてて時機を逸したという見方だし、私個人がスピンオフに食い付き悪いのを差し置いても、今更やりたいとは思わないかな~というのが正直な意見です。

 

ただ、この15年のシリーズ周りで一番大きく変わったのが「海外ファンの声が大きくなった事」で、『維新極』がそうだったように、海外から強く要望の声が出ればどうなるか分からない部分もある。

 

加えて横山代表はリアリストなので、リメイクの手間に見合う売り上げの目処が立つなら柔軟にパッと動く事も十分考えられる。

 

いずれにせよ、諸条件が揃ったとしても結局はその時の流れとかで、するかされないかは決まって行くんだと思います。


振り返りはここまで。