「ドケチナシマノ」:嶋野太 | Born Again

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※2023.5.20 記事タイトル、画像追加etc.修正しました。

タイトルの言葉は、懐かしきラウ・カーロンによる嶋野評です。

本当にドケチなのかはともかく(笑)、少なくともガメツいラウにはそう写るんでしょう。


ファミ通で掲載されてた通り、『龍が如く0』への登場も確定しているこの方(公式サイトではまだリリースされてませんが。)


という訳で、今日はそんな嶋野の親分のお話・・・。



氏名: 嶋野 太 (しまの ふとし)


役職:東城会直系嶋野組組長



まず嶋野の年齢ですが、『龍が如く1』のラウとの密談のシーンで、


「歳が20も下のガキ(錦山のこと)に出し抜かれるかっちゅうんじゃ!ガッハッハ・・・。」


っと言ってるので、(2005年当時で)37歳の錦山よりだいたい20歳近く上と受け取ると、50代後半から還暦あたりというところでしょうか。


同じ堂島組出身で同年代の風間の親っさんに終始対抗意識を燃やしてたように見えたのは、単に武闘派と穏健派という哲学の違いだけでなく、そういう部分にもあったように思います。



そんな嶋野が初登場は、2章での緊急幹部会のシーン。

東城会本部の建物の前にズラッっと並んだ兵隊にお出迎えされる風間に遅れて車で乗り付けてくる嶋野。


良い意味で大幹部らしからぬ見た目の風間とは正反対に、見た目のおっかなさ、巨体(実は195cm!)から醸し出される威圧感、紫のスーツの何とも言えない感じが、いかにも“親分”という姿を表現してました。


別のシーン(3章冒頭)でも、やたらエ□イお姉さんに髪の毛を剃らせながら、桐生ちゃんを取り逃がした組員(高橋)に「御機嫌やさかい、“指2本”で許したるわ~!」と、えげつない事をやってのける嶋野。

このシーンや前述の初登場のシーンも含め、こういった”らしい”描写がゲーム序盤に配置された事で、『龍が如く1』の初周の際に、「自分は極道のゲームをやってるんだなぁ~。」という実感がこの辺から湧いてきたのを覚えています。


確かに『2』以降もそういったシーンは必ずありましたし、まだ『2』の頃はこの感覚に近い雰囲気が全体的に残っていましたが、それ以降は似たようなシーンはあっても、これと同じような“怖さ”を与えるまでには至っていないのではないでしょうか。


そう考えると、嶋野はその“らしさ”の象徴的な存在とも言え、管理人と同じような没入感を他のユーザーにも与えたという意味では、果たした役割は大きかったのかなぁと思います。


話を戻して、その幹部会のシーン。

おそらく年下とは言え、組織のトップである世良会長に対して、親っさんにも注意されるぐらいかなり横柄な態度を取っていました。


なんでこんなに態度がデカイのか?


堂島宗兵の記事でも書きましたが、嶋野の元親分であり、その後“堂島の兄ぃ”として終始慕っていた堂島宗兵は、『0』の公式設定で80年代から既に三代目の座を窺っていた事が明かされています。


嶋野もかなりの野心家ですが、兄貴分の堂島が頂点を狙うとあれば、堂島一派として当然協力的になるでしょう。


しかし実際は世良が三代目を襲名した訳で、ライバルでもある風間も世良体制を支持している状況で、言わば“反主流派”の立場に置かれた事に対する不満が表出したのがあの態度だったのかなぁと思います。


そして、この時も東城会の100億が盗まれるという“地殻変動”が起こる中で、頂点を取りに行く野心が遂にむき出しになった結果が、『龍が如く1』における嶋野の行動全般でした。




嶋野と言えば、戦闘時の上半身裸率100%(管理人集計w)でしたよね。笑

桐生チャンとの1戦目(世良の葬儀)、2戦目(芝浦ふ頭)、『2』でのジングォン派の襲撃時がそうだったと思います。


相手がステゴロの前者2つはまだしも、ジングォン派の時は相手も銃持ちですからね。

(自分も銃で応戦したが…。)


そもそもクリスマスシーズンという結構な寒さの中(比べてみると、親っさんとの防寒対策の違いよw)、防弾チョッキもつけずに銃持ちの相手に真っ向勝負を挑んでいくのは相当豪胆でないと出来ないと思います(><;)


それでも寒さを感じないのは、あの肉厚の巨体と、血圧高そうな性格のおかげかもしれません。


まぁこの辺も、嶋野という人の人間性を表してるのかなぁと思います。



そして嶋野といえば、何を隠そう真島の兄さんの親分でもあるんですよね。


まぁ兄さんがこれだけメジャーなキャラクターになった現在は、そんな事実も遠い過去の話になりつつありますが…。


そんな嶋野組の組長と若頭という関係にも関わらず、実はこの二人、ゲーム内では一切絡んでませんよね?


直接的な絡みどころか、会話の中でお互いの人物像を評するような間接的な絡みすらありませんよね。

(『4』の冴島編冒頭で、兄さんがちょろっと触れてるぐらいで)。


なので、嶋野が真島の事をどう評価してたのか、逆に真島が嶋野のどこを見て子分になろうと決めたのか、というところを考えたくても、判断材料が一切無く困ります( ̄_ ̄ i)


ただし、『龍が如く0』では、兄さんをあんなひでぇ軟禁状態にしている張本人が嶋野だという事なので、この辺りそろそろ見てみたいというか、嶋野真島9年越しの初絡みが見れることを期待しています。




またまた思いの外長くなりましたが、今日はこの辺で(^-^)/


そろそろ10月なので、“あの方”を悼む日も近くなってきました・・・。


そして今気づきましたが(!)、龍が如く的に10月1日は、錦が宗兵を撃ち殺して桐生ちゃんが罪を被った、(龍が如くの発端となる)あの忌々しい事件が発生した、ある意味メモリアルな日ですね(ノ゚ο゚)ノ


全ての始まりはここからでした。


あれが1995年10月1日の出来事なので、あれから19年かぁ~と、たかがゲームの中の出来事なのに変に思いふけってしまいました


それでは!