【2024 J1 第12節】
福岡 1−1 川崎
山田新がこの先数年語り継がれるであろう得点を決め、そのままの勢いで押し切って勝つのかと思いきや、追加点も奪えずあっさりと同点弾を浴びて引き分けとなりましたずら。
得点後にジェジエウを投入したので、これは守備固めをして逃げ切るのかと思いきや、試合後の監督や選手のコメントを見ている限りそんな雰囲気は無かった感じずらかね。
実際のところどんな指示が出ていたのか、どんなプランを用意していたのかは分からないずらけど、リーグテーブルで上にいる相手に、なんの対策もなく逃げ切れると思っていたら大間違いですずら。
守るなら徹底的に、死ぬ気でボールを追い、体を張ってシュートをブロックし、何がなんでもリードを守り切る気でやらないと勝ち点3は得られないのを分かってないんずらかね。
去年は勝ち点で並んでいるずらし、チームの勢いを考えたら、相手の方が力があると考えるのが普通なんずらけど、どうやら川崎の選手や監督は、まだまだ自分たちの方が力が上、自分たちのサッカーをやれば勝てるだろうなんて甘い考えが残っているんだろうずら。
それはファンやサポーターも同じで、現実から目を逸らし、きっとJ2に降格しないとそれを受け入れることが出来ないんだろうずら。
…と、セルジオ越後なんかは炎上商法で記事を書くんずらけど、オラはそこまで今のチームに悲観はしていませんずら。
個の力を見ればリーグの中でも上位に入るずらし、最終ラインに怪我人が多いずらけど、ACLも早々に敗退したことによってスケジュールは他クラブよりも楽ずらし、日本代表にも選ばれているのはU23の高井幸大くらいで、さして問題にもなりませんずら。
でも勝てていない。
そのことにフォーカスして、原因を真摯に見つめ直さないといけないところずらけど、それもやっていないという訳でもなく、鬼木監督はしっかり自分なりの答えを出して日々のトレーニングメニューを組んでいると思われますずら。
それは結局、自分たちがボールを保持して相手を押し込む強者のサッカー。
技術に裏打ちされた、相手にボールを取られない、敵陣地に押し込んでのハーフコートゲームをする攻撃的なスタイルですずら。
その理想を掲げ、決して相手を主とした受動的なサッカーはしないという強い意志は、試合後のコメントでも読み取ることができますずら。
「自分たちのミスで…」
そう、勝ちきれなかったり負けた試合で連呼される”自分たちのミス”という言葉。
そりゃそうだろうずら、ミスをしなければ失点をしないずらし、少なくとも負けることは無いはずですずら。
もしミスからではない失点があるとすれば、それは相手のボールでキックオフした後、優れた個人技で守備を破られて得点を入れられたシチュエーションが考えられますずら。
もう想定外すぎる個人着での失点は防げないずらからね。それが世界のトップにいる大金を積まないと獲得できない様な選手たちのプレーだったら、もうクラブの資金力の差で負けたと諦めるしかありませんずら。
でも、はっきり言ってそんな優劣はこのフットボールという競技では、勝敗を分ける要素のひとつにしかなりませんずら。
いや、監督やコーチを含め、その構図を逆転するための札もお金で買えるという意味では、資金力がイコールで順位に繋がっては来ると思うんずらけど、まあそれだけではないというのがフットボールの魅力ずらよね。
という事で、良い選手を揃えただけで勝つことが出来るわけではないんずらけど、鬼木監督の言う”ミス”を減らすことは可能だろうずら。
大金を積んで選手を集めれば、ミスも少なく自分たちでボールを握れる時間も増えることだろうずら。
点を獲れるストライカーもいれば、そりゃ勝ち点3を積み上げることは可能だろうずら。
だが、フロンターレはそこまで選手にお金をかけられるクラブではありませんずら。
今年のACLで優勝すれば、クラブW杯の出場権を得てそんな補強資金を得られただろうずらけど、それはもう夢と散ったずらし、今後数年は地道にスポンサーを集め、地道に選手を育てていくしかありませんずら。
それでもJ1クラブの中では資金力がある方なので、優秀な選手たちを集めることは可能なはずですずら。
では、クラブにとって、いや、鬼木監督にとってミスの少ない良い選手とはどんな選手なんだろうずらか。
鬼木監督の言う”ミス”とはなんだろうずらか。
まず思い付くのがパスミスですずら。
受け手の足元に出すはずだったのが、ズレてしまい相手に奪う隙を生む”ミス”ですずら。
もうこれは分かり易い技術的なミスずらよね。
同じパスミスでも、判断が遅れたり間違ったりして”ミス”になることがありますずら。
これも鬼木監督は良くコメントで使うずらけど、その判断基準は本人や選手たちにしか分からない事で、オラたち観客はなんとなく推測するしかありませんずら。
敵にインターセプトされたり、味方と意思疎通が出来ずに誰もいないところにパスを出してしまうなどがあるずらか。あとは前につけられるのに横や後ろにパスで逃げてしまうのもあるずら。
判断ミスに関してはパスに絞ってもいろんなものがあるずらし、攻撃や守備のポジショニングに至ってははっきり言ってキリがない話になってしまいますずら。
鬼木監督がミスと言うくらいずらから、普段の練習からチームの約束事として、基本的なプレーレベルに達していないものの事を指しているはずですずら。
しかし、それってどんなレベルの高い基準なの?ってオラは思ってしまいますずら。
はっきり言って、J1で戦っていても、フロンターレの選手たちは技術的に相手よりも高いことがほとんどで、相手のパスミスやシュートミスなんかを見ていても、自分たちが応援している選手だったら絶対そんなミスしないよって思うこともしばしばずら。
それでも”ミス”が多いと言いますずら。
ん〜、オラはミスがあるからこそ成り立つスポーツがフットボールと思っているんずらけど、そのミスを限りなく無くしていく考え方は危険だと思うんずらよね。
もちろん、足元の技術が高く、戦術理解度もあってミスをなかなかしない選手が重宝されるずらし、高いお金をもらいプレーするプロスポーツではありますずら。
でも、手を使えないで足でボールを扱い、ミスを誘発する、いやミスを前提にして勝負の機微を楽しむ競技がフットボールだと思っていますずら。
予定調和を良しとしない11人対11人のチームスポーツで、やり方次第では力の差をひっくり返すことが可能な世界。
まあ、そんな混沌とした中でどうやって勝利に結びつけるか、その方法も千差万別、革命家の様に相手よりもミスをせずゲームをコントロールしようとするやり方もあれば、相手の良さを消して守備的に進め、どこかでカウンターや得点力のあるストライカーで1点をもぎ取るやり方もありますずら。
どれが正解というのはなく、最後に頂点に立っていたものが賛辞され、次世代のトレンドとなっていく世界ですずら。
今シーズン、町田ゼルビアが優勝なんかしたら、そのアンチフットボールは正義となり、来シーズンは同じ様なスタイルで戦い始めるクラブが増えることだろうずら。
さて、思いついた事をただ書き綴っているので、特にこの話に答えにたどり着く文脈も構成もなかったりしますずら。
ただ、鬼木監督の言う”ミス”って何だろうって疑問に思ったので書いていただけですずら。
その一方で、”チャレンジ”なんて言葉も良く使うずらし、選手からしたら、どこまでがパスミスで、どこからがチャレンジして、結果パスミスとなった許されるプレーなのか基準を知りたいずらよね。
いやまあ、それは普段の練習で刷り込まれてはいるんだろうずらけど、問題なのは、その許容されるミスをチャレンジし、そのミスした後の処理をしていくかが整備されていないんじゃないかという事ずら。
鬼木監督が許容しているミス、言い換えればチャレンジしたプレーというのは、すなわち相手にボールがと主導権が渡った後、自分たちにそれが取り返せる状況にあるということなはずですずら。
数年前までは、そのミスが起こるエリアが相手陣内であり、すぐに攻守の切り替えを行ってまた自分たちのボールに出来ていたものだったと思いますずら。
それが今は自陣に押し込まれることも多くなり、相手陣内に押し込んでいても、センターバックの質が落ちており、相手のクリアボールやロングボールを回収しきれなくなっている現状がありますずら。
だったらそれを前提に守備のやり方を考えないといけないんずらけど、頑なに昔の良い時代のイメージを引きずってやり方を変えませんずら。
そりゃ許容できないミスが増えるのも当たり前ずらよね。
革命家の様に、勝てないのは選手たちが自分の言ったことを実践できていないからだと切り捨てられる人もいるずらけど、鬼木監督は自分に矢印を向けて、自身のマネジメントや指導力不足に言及することも多いですずら。
そんな人柄に惹かれてファンもサポーターも、選手もコーチも応援を続けているんずらけど、その鬼木監督を持ってしても、自分の思い通りにいかないピッチ上の問題が目につくんだろうずら。
それが試合後のインタビューで言葉になって出てしまっている気はするんずらけど、少し距離をとって見ているとちょっと危ない傾向にあるかと感じますずら。
さて、いつもは試合後の監督や選手のコメント、その他サポーターたちのブログやSNSの情報などは見ないで記事を書くんずらけど、今回は珍しくオフィシャルのゲーム記録ページを読んでからこれを書いていますずら。
という事で、鬼木監督の試合後の質疑応答に”ミス”という言葉が多いのが気になってしまい、こんなネガティブなことを書いてしまいましたずら。
こんな時は練習場に足を運んで、選手たちの汗を流す姿を見て、その明るい風景に心を落ち着かすところなんずらけど、最近は休みも合わず、そもそも非公開の日が増えたことにより、だいぶ麻生グラウンドから足が遠のいている日々を送っていますずら。
今年は大幅にコーチ陣が入れ替わったので、どんな練習メニューをやっているか気になるんずらけどね。特にGKコーチは。
麻生の練習風景などはYouTubeの公式チャンネルで軽く流れるずらけど、それも簡単なフィジカルトレーニングや、ロンドを中心としたボール回しくらいしか見れないずらし、戦術的なトレーニングが全く見れないのが残念ですずら。
その戦術的な練習内容も、提灯持ち記事を書く人が小出しにするくらいで、それが効果的なのかどんな意味があるのかもあまり伝わってきませんずら。
まあ、今回の山田新のゴールは、本人曰く、戸田コーチと一緒に練習してきた形が出たと言っているずらし、質の高い練習が行われている事を信じるしかないずらかね。
さて、試合内容に全く触れないまま今回の記事は終わりにしたいと思いますずら。いや、試合内容に触れないのはいつものことずらか。
自分の中に溜まっている愚痴をただ吐き出しただけな感じとなってしまったずらけど、とにかく次の試合はまたすぐやって来ますずら。
流石に今の札幌に負けるイメージは湧かないんずらけど、相手は残留モードにもう切り替わっているだろうずらし、それこそ死に物狂いで勝ち点3を狙いに来るはずですずら。
だって、目下その残留争いのライバルとして見られているだろうずらからね(苦笑)。
(苦笑)なんて久しぶりに使ったずらけど、なかなかそれ以外で今の感情を表すのが難しいですずら。
明日の札幌戦は大仁田氏の電流爆破マッチ?が行われるみたいずらけど、爆発するのは勝利による歓喜か、それとも残留争いに突入することへの怒りか…
いや、別に頑張ってダメだった結果だったら負けても怒りが爆発することはないんずらけど、ここ数年で勝ち慣れたファンやサポーターたちはどんな反応を示すだろうずらか、そこはちょっと気になりますずら。
まあ、無関心になって消えていくよりは、怒りに任せてスタジアムで声をあげてくれた方がクラブにとってはありがたいんずらけどね。
では、また明日等々力で(●´ー`●) ノ