未来の息吹く場所 | にくまん堂の極楽日記

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川崎フロンターレの話題を中心に、おっさんの徒然なる日常を書き綴るブログですずら(●´ー`●)

世界へ響かせ 叫ぼうぜフロンターレ。

ACLを制し、クラブW杯で欧州のビッククラブ相手に互角の戦いを繰り広げる。そんな夢を抱きながらサポーターたちは声を絞り出して応援しているずらけど、そのトップチームはなかなかアジアの壁を突破できずもがき苦しんでいますずら。

しかし、その一方で川崎フロンターレの名前は、欧州のクラブにとって少なからず聞き覚えのあるものとして浸透し始めているのかもしれませんずら。

それは、久保建英、三笘薫、板倉滉、田中碧など、ビッククラブと言われるところのスカウトが手に取る資料の中に、どこのアカデミーで育ったか、その名が記されているからですずら。

守田英正や旗手怜央もプロキャリアを最初にスタートさせたクラブとして名前が入っているずらし、移籍市場ではそれなりにブランド化しているものと妄想していたりしますずら。

ちなみに三好康児も入れようかどうしようか迷ったんずらけど、そこは謙虚にやめておくとしましたずら。

彼がトップチームに上がってきた頃は、フロンターレアカデミーの第1期生として、フロンターレアカデミーの最高傑作と言われた存在だったんずらけど、まあそんな選手は全国に沢山いるずらし、すぐに次世代の才のある若者が出てきて歴史は塗り替えられていくものですずら。

でも、三好は今でもその輝きは失ってはいないと個人的には思うんずらよね。近いうちに川崎に帰ってきて、等々力で再びオラたちと戦って欲しいところずらけど、本人はどんなプロキャリアのプランを抱いているのだろうずらか。

 

と、そんなアカデミーの話をなぜ始めたかというと…

 

 

その総本山とも言える、ANKERフロンタウン生田に行ってきたからですずら。

なんて書いたものの、この施設は最近出来たばかりで、実際には元川崎球場の富士通スタジアムや、等々力の第二グラウンド、更には麻生グラウンドあたりで、最初に挙げた名前の選手たちは育って行ったんずらけどね。

 

そのフロンタウン生田に訪れたのは、この日、U18プリンスリーグEASTの第3節、前橋育英との対戦があったからですずら。

前日の等々力で行われたヴェルディ戦で、場内アナウンスで告知されており、せっかく休みが合ったので行ってみようと足を運びましたずら。

 

ANKER様の力を借りて、フロンターレアカデミーの最前線基地となったこの施設は、フロンターレ関連の情報番組で散々取り上げられており、ずっと気にはなっていたんずらけど、やっと見にいくことが出来ましたずら。

色んな催し物があったりはするずらけど、地元民でもない限り、こうやってアカデミーの試合でもないとなかなか足を運ぶことはないずらよね。

 

小田急の生田駅と南武線の中野島駅から15分ほど歩くとたどり着くんずらけど、オラは中野島駅から徒歩で向かうことにしましたずら。

15分と言っても、大人の足だったら10分少々で到着する距離だったずらかね。

駅からの道も大通りをほぼ1本で向かうことが出来たずらし、迷うこともなく辿り着けましたずら。

 

 

施設の柱には有名なトップチームまで上り詰めたアカデミー選手たちの写真が飾ってあり、訪れた本人たちがパネルにサインをしていたりしますずら。

全員のサインが書かれているかと思いきや、意外に多くのパネルが無記名のままだったりしますずら。

遠い地で活躍している選手たちはまだ分かるんずらけど、五十嵐太陽あたりはフロンターレにいる間に訪れたりしなかったんずらかね。武者修行の時期とどう被っているか正確には把握していないずらけど、ちょっと意外でしたずら。

 

 

ちなみに、この日はふろん太と例の青白いやつが施設を訪れており、ファンや子供たちに愛想を振りまいていましたずら。

 

施設はフットボールのフルコートが2面、フットサルサイズのコートが1面、テニスコートや屋内が開けた体育館っぽいのが2つ、カフェみたいな作業スペースもあり、思ったよりも広くて充実したものとなっていましたずら。

入り口の看板には野球の絵も描かれていたので、サブグラウンドは野球も出来る仕様になっているんずらかね。ちょっとそこまでは分からなかったずらけど、とにかく新しくて綺麗な施設でしたずら。

 

 

写真の通り、人工芝のピッチを間近で観戦できる様になっていますずら。

Jリーグの規定ではピッチ脇から5mが最短となっている観客席なので、この1mちょっとしかない場所から選手たちのプレーを見れるのはなかなか特別な体験だと思いますずら。

まあ、あまりのも近すぎて、サイドラインで繰り広げられる攻防で弾き出されたボールが直撃することもあるだろうずらけど、それもまた楽しみのひとつだったりしますずら。

 

ただ、観客席は中央に少しだけしかなく、それもご家族や関係者のみに開放されているので、一般のお客さんはピッチ脇で立っての観戦となりますずら。

もしパイプ椅子とか、持ち運びできる椅子があったら持参するのをお勧めしますずら。

オラも現地に行ってから分かったことずらけど、傾斜のある観戦エリアではないので、最前列の人以外はピッチの状況を前にいる人の隙間から覗く形となり、反対側のコーナー付近はほぼ何が起こっているか見ることが出来ませんでしたずら。

 

まあ、試合を観戦する様な仕様にはなっていないずらし、その必要もあまり無いんずらけど、オフィシャルで試合観戦を呼びかける様なら、簡易ベンチでも良いので、何かしら観客用の設備を整えた方がいいとは思いましたずら。

 

 

試合の方は2−1で勝利し、開幕から負けなしの3連勝と順調な滑り出しとなっていますずら。

試合後はトップチームと同じく、サポーターの前でバラバラを踊っていたずらけど、ここ生田では観客席から声を出しての応援は禁止されており、ユースの選手たち自身が歌う形となっていますずら。

観客席からは拍手をしたり旗を振ったりすることしか出来ないのが寂しいところずらけど、周りは住宅があるずらし、さすがにそれは解禁できないんだろうずら。

場内アナウンスや流れる音楽も、かなり控えめな音量で、選手交代などもギリギリ聞き取れるくらいのものとなっていましたずら。

 

試合内容の方はと言うと、下位に沈み行く前橋育英相手に、フロンターレU18が圧勝するんじゃ無いかと思われる前半でしたずら。

中盤でボールを支配し、セカンドもしっかり回収してこぎみ良くパスを繋いで崩すスタイルは、少し前に良く等々力で見かけた風景と重なりましたずら。

 

中盤の底に構える14番の八田と10番の矢越がゲームを支配し、球際の部分でも、インターセプトする読みのところでも相手との差を感じさせるものを見せてくれていましたずら。

 

ただ、後半になると徐々に運動量が落ち始めたのか、相手も慣れ始めてサイドを経由して攻めるようになったのか、徐々に前橋育英ペースとなる時間が増えていきますずら。

フロンターレ側は決定機を何回か外していることもあり、そのツケが回ってきている感じはあったんずらけど、最後のところではしっかり全員が体を張って守っており、集中力は最後まで切らさずにやっていたずらかね。

もっと早く中盤の強度を上げる交代をしても良かったと思うずらし、6番の斉名を10番の矢越に替えて入れたら、だいぶ流れを引き戻すことも出来た感じでしたずら。

まあ、育成年代の試合なので、そこまでシビアな評価で選手交代とかはやらないと思うずらし、アンダー世代の監督は難しい舵取りがあるのかもしれませんずら。

アカデミーのコーチたちは、大会の結果ではなく、何人トップチームに上げられる選手を育てられるかが評価基準になるずらから、その点では高校サッカーの監督の方が1試合ごとにかける意気込みやシビアさは高いんだろうずら。

 

その他の選手評としては、トップチームにも登録されている土屋が出れていなかったのが残念でしたずら。

最後に挨拶の列に彼の姿があったずらし、それほど重い怪我とかでは無いと思うんずらけど、トップチームの最終ラインがスクランブル状態なことを考えると、彼には万全な状態でいて欲しいところですずら。

 

そんな土屋のプレーを見れなかったのは残念だったんずらけど、この中から来年トップチームに誰が上がって来れそうか考えながら試合を見るのはやっぱり楽しいずらね。

キャプテンの7番加治佐も良い仕事はしているずらけど、体格も含めてやや小粒ずらか。

サイドバックでコーナーのキッカーを務めていた2番の柴田も良い選手なんずらけど、トップに上がるには少し体格に物足りなさがあるずらか。

それでもサイドバックで両サイドからセットプレーを蹴れるのは魅力的ずらし、縦への推進力もありそうなのでJクラブから声がかかる可能性はありそうずら。

 

総じて平均値が高い選手が多いずらし、一時期の小柄な集団と比べると、今年は身長もあって大きくてテクニックのある選手が揃っている感じがありますずら。

ただ、最後のフィニッシュの部分で迫力が無いというか、決定力が無いというか…、とにかくストライカー的な存在が居ない印象はあったずらか。

 

それでもチームの総合力は高く、悲願のプレミア制覇も視野に入れられる戦力だとは感じましたずら。

まあ、他のライバルチームがどれくらいの実力か分からない上での評価なので、シーズン最後にどんな順位にいるのかは未知数ですずら。

 

では、フロンタウン生田の視察記事はこれにて終わっておくとしますずら(●´ー`●) ノ