下り坂 反対見れば ノボリ坂 | にくまん堂の極楽日記

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【2024 J1 第8節】

C大阪 1−0 川崎

 

小菊監督おそるべし。

あのノボリを再生させ、しかもチームの中心に据えたシステムを構築するとは、想像以上の手腕ですずら。

落第のレッテルを貼られて帰って来た香川を再び輝かせていたのも、ああ上手い使い方だなぁって関心していたずらけど、ノボリは流石に難しいだろって、正直なところそう思っていましたずら。

これはノボリにも小菊監督にも失礼な話ではあるんずらけど、そう思っていた人は少なからず居たんじゃないずらかね。ほんと二人ともすいませんでしたずら。

 

と、反省の弁を述べたところで、自分たちのチームに目を移して更なる反省をしなければいけませんずら。

 

スコアだけ見れば頻差、クラブ寄りのメディアだったら惜敗と書いているだろうずら。

しかし、首位に立ったセレッソと、残留争いに突入しそうなフロンターレの現在地が分かる、実力通りの内容と結果でしたずら。

序盤の連敗後は、得意のリバウンドメンタリティとやらでFC東京に快勝、連戦となるマリノス戦も、ひとり退場となる中、気合で引き分けに持ち込みましたずら。ほんと、ターンノーバーをしないで乗り込んだマリノス戦は選手たちに相当な負荷がかかっただろうに、よく走り、よく戦ったと思いますずら。

まあ、その劣悪なピッチと鬼のフィロソフィーによって、また怪我人が増え続けているずらけど。

 

C大阪戦は自宅でまったりと見ていたんずらけど、等々力で行われたパブリックビューイング会場はどんな雰囲気だったんだろうずらね。

オラは好調なセレッソ相手に厳しい戦いになることは覚悟していたので、予想通りの展開にあまり敗戦にもショックを受けていませんでしたずら。

でも、スタジアムで周りの人と一緒に声を出して応援していたりしたら、きっとそれなりに落ち込んでいたんだろうずら。

 

まあ、あまりショックは無いと言いながら、その後はフロンターレの情報はほとんどシャットアウトしており、というか気にも止めず、いわきFCの試合を見て大興奮したり、U23の中国戦で手に汗を握っていたりと、他の面白いコンテンツで楽しんでいましたずら。

いや、コンテンツという意味では同じものずらか。

 

ちなみに、いわきFCはフロンターレ戦後にルヴァン杯も含めて2試合あったんずらけど、リーグ戦の清水にも、ルヴァンの新潟でも敗北をしていますずら。

 

でも、フロンターレの試合に比べて数倍の満足感を得ていますずら。

それは単純に、選手全員、いや、スタッフコーチ陣を含めて誰ひとり手を抜かず、自分の出来ることを最大限にやっている”気持ち”が見えるからですずら。

 

まあ、気持ちという主観的で曖昧な判断基準で差をつけるのはあまりよろしくないのかもしれないずらけど、フットボールはそんなパッションの上に成り立っている競技だと思うずらし、オラはどんなカテゴリーでもそれがあれば面白いと感じ、お金を払ってスタジアムに通うことだろうずら。

 

で、特に試合内容に触れずに精神論だけ展開しているんずらけど、それは…

試合内容をあまり覚えていないからですずら。

 

ということで、たった今、C大阪戦を見返しながらこの記事を書いていますずら。

 

覚えていることといえば、ノボリが偽サイドバックと呼ばれている動きで、攻撃の時は完全にボランチの位置に入ってパスを配給するという、まさかの起用をされていたことずらか。

しかも、これが結構機能しているんずらよね。

彼のところにプレッシャーをかけられないフロンターレもどうかとは思うんずらけど、しっかり前を向いて縦へ良いボールを通していましたずら。

そして、スピードと高さが無いノボリのウィークポイントをどう誤魔化すのかと注目していたんずらけど、小菊監督はフロンターレの後方からのハイボールをノボリに競らせないという、割り切った戦術を取ってきましたずら。

ハイボールが来たら、ボランチやセンターバックのひとりが走ってきて競り合っていたずらからね。

ノボリはきっとそのセカンドの回収に集中する役割になっていたことだろうずら。

あと、スピードにどう対応するのかという点では、川崎側が彼以上にスピードが無い、いや、スピード感も無い家長を当てて来たことにより、どんな対応策を用意していたのかは分からずじまいでしたずら。

 

知念慶のボランチ起用も驚いたずらけど、ノボリのこの再生方法はちょっと想像していなかったずらね。

そう、鬼木監督の言葉を借りれば「わたしにはその発想が無かった」と言ったところずらか。

いや、そもそもパスセンスが無いと思っていたノボリを中央に据え、彼を経由して攻撃をスタートさせようと思わないずらよね。

でも、繊細なタッチを要求されるラストパスではなく、ゲームを組み立てるキーパスを前線につけるのは努力によって可能なんだろうずら。

いかに彼が頭を使って戦ってきたか、自分の良さを最大限に活かすべくやって来たのか、その蓄積された財宝にオラたちは気付いていなかったということだろうずら。

 

今のノボリの活躍を見ていると、鬼木監督は右サイドバックばかりにインサイドへのスライドを課して、なぜ左サイドにその役割を持たせなかったのかと考えてしまいますずら。

まあ、彼が中央のプレッシャーがかかるエリアで、ボールを引き出して配球するなんて無理だと思ってずらからね。

こんな成功例を見ていると、オラの発想の貧弱さと視野の狭さを痛感したりしますずら。

これを歳のせいにせず、もっと柔軟な考え方を意識していかないと、すぐに周りから老害って言われてしまうことだろうずら。

 

と、自分のことは棚に置いておき、鬼さんにはもっと柔軟に、いろんな選手をいろんなポジションで試していって欲しいところずら。

いや、選手の起用方法と言うよりは、戦術や戦略の部分での要望の方が大きいずらか。

自分の理想の形に選手たちを当てはめていくのではなく、選手の力を最大限に引き出してあげるイレギュラーな戦術を、限定的なものでも良いのでどんどん組み込み試していって欲しいずら。

残留争いは怖いずらけど、リーグ戦はもうタイトル争いから脱落しているずらし、後半のACLエリートやカップ戦に向けて、今は実戦の中で色々と試してみるべきフェーズに入っていると思いますずら。

 

まあ、そんな理由で敗戦を続けていたら、ファンやサポーターから不満の声が出始めて方針がブレてしまいそうずらけど、それは社長を筆頭に、強化部を含めて鬼木監督を全面バックアップすると宣言すれば済むことずらからね。

でも、そんなことを言いつつ、次の監督を水面下で用意し、すぐに全面バックアップすると言った監督の首を切るのがフットボールの世界だったりしますずら。

フロンターレはその点で言うと、バックアップすると言ったらギリギリまで我慢する方だとは思うんずらけど、それがJ1残留ラインに設定するのか、チームの停滞感を基準にするのかは分かりませんずら。

 

さて、最終ラインに怪我人続出のチームずらけど、このセレッソ戦では両サイドバックが本職ではない瀬川と橘田でスタートしていましたずら。

サイドでもセンターでも使える田邉秀斗を使わないのは、出番を待っていた彼からするとじくちたるものがありそうずらけど、大南も佐々木旭もいつ怪我に見舞われるか分からないずらし、腐らずに良い準備を続けて欲しいところずら。

そういえば、旭は肩を押さえて倒れこんでいたりしていたずらけど、これはノボリが残した呪いか何かなのかと、更なるスクランブル状態を覚悟して心配しましたずら。

 

そんな最終ラインに続出した怪我人の情報は、セレッソ戦が終わった後に続々とリリースされていたずらけど、もうこの発表の仕方はやめた方が良いんじゃないずらかね。

別に対戦相手のチームがこの情報を元に戦略を組み立てる訳でもないずらし、中途半端な発表は、ただファンやサポーターがモヤモヤした気分になるだけで何の得もありませんずら。

対戦相手が情報を知りたかったらいくらでも方法があるずらし、やるならもっと徹底的な情報管理で、復帰寸前まで情報は出さず、医療機関やスタッフなど、内部から絶対に情報が出ない様にしてもらいたいものずら。それだったらファンも納得できるというものですずら。

 

しかし、三浦が思ったよりも深刻な怪我だったのは残念でしたずら。

日本代表招集を挟み、ステップアップの移籍と、去年からフル稼働しっぱなしだった体に負荷がかかりダメージが蓄積していたことは想像に難くないところずらけど、これも鬼のフィロソフィーが支配するチームでは覚悟しないといけない試練だったりしますずら。

それをものともしなかった山根や谷口は本当に凄かったんだと感じるずらけど、代表に呼ばれて活躍する様なトップの選手には必要な資質なんだろうずらね。

 

YouTubeにアップされている麻生の練習風景には、元気に練習参加する大島やゴミス、際の姿も映っており、今は彼らがピッチに戻ってきてどう変化をもたらしてくれるかが唯一の希望だったりしますずら。

フロサポの中にはまだ、大島が戻って来れば何とかしてくれると幻想を抱いている人が数多くいるだろうずらけど、果たしてどんなコンディションでピッチに立つことだろうずらか。

ゲーム感や体力が戻っていないだろうずらし、スプリントも出来ない彼を使うには、チーム全体でそれなりの準備をしないといけませんずら。

彼が走れない代わりに周りがフォローして走る、その地ならしをしてから王の帰還を遂行しないと、チームにとっても彼にとっても不幸な結果が待っていそうで怖いですずら。

だったら走れない家長を外すかと言うと一概にそうとは言えず、オラはむしろ大島とフィーリングが合いそうな家長が活きてくるじゃないかと期待をしていますずら。

現状では瀬川や脇坂に負担が押しつけられるだけになっているずらけど、家長が楽しそうに大島とパス交換し始めると、上手く相手を押し込み彼らの守備の負担が減るんじゃないかと期待していますずら。

そう、期待というだけで、本当にそう上手くいくのかは未知数ずらけど。

 

さて、セレッソに主導権を握られ攻撃が組み立てられなかった川崎ずらけど、山本の良さがどんどん消えていて行っているのは心配ですずら。

前節では山本とゼヒカルドの組み合わせが上手くいっておらず、瀬古がパートナーになった今節は彼の展開力が活きるのかもと期待していたんずらけど、その願いも叶わず、攻守に置いて存在感がない試合となってしまいましたずら。

ん〜、じっくり彼を追って試合を見てれば何か分かるのかもしれないずらけど、今のところ彼の良さを最大限に引き出すにはどんなシステム、ポジション、戦術が良いのかが見えてきませんずら。

 

ちなみに、フロンターレに染まっていないゼヒカルドやヴェロンが入って来た途端、玉離れが良くなり、ビルドアップに緩急がついて攻撃に勢いがついたのは、ちょっと皮肉な部分があったずらかね。

チームが低調なパフォーマンスを続ける理由の一端が垣間見えるシーンではあったんずらけど、ワンタッチを含めたスピード感ある縦への組み立てに、鬼木監督やコーチ陣、選手たちは何か感じられたのかどうか気になるところずら。

 

さて、この試合の話はこれくらいで終了しておくとするずらか。

試合後にはノボリがゴール裏まで挨拶に来て、涙を流していたというニュースを見たずらけど、オラは試合終了後、すぐにいわきFCの試合に映像を切り替えていたので、そこら辺の顛末は見ていませんずら。

いろいろと思うところはあるんだろうずらけど、今回の移籍は今のところ大成功と言えるんじゃないずらかね。

チームはリーグのトップに立っており、自身も新しいタスクを与えられ、チームにとって必要不可欠な存在に早くもなっていますずら。

年俸がアップしているのかどうかは分からないずらけど、地元が関西ずらし、このまま好調のシーズンを数年重ねたら、フロンターレのフロント入りせず、そのままセレッソに残りそうで心配ですずら。

最近は人材流出が深刻な問題となっているフロンターレなだけに、出て行った功労者たちも戻ってこない流れは食い止めたいところずら。

 

もう明後日にはホームにヴェルディを迎えての1戦が待っていますずら。

過去に川崎を捨て去っていった緑のクラブはどんなモチベーションで等々力に帰ってくることやら。

いや、当時の関係者がどれだけクラブに残っているのかも分からないずらね。

選手たちの中には、ヴェルディが当時川崎市の等々力競技場をホームスタジアムにしていたことを知らない若手もいるだろうずら。

ファンやサポーターたちも同じ様に過去を知る者は少ないだろうずらし、まだ両クラブが川崎市に籍を置いている試合を見ているオラでさえ、そこまでヴェルディに対して因縁めいた気持ちを持っていなかったりしますずら。

オラが応援し始めた頃には、もう既にヴェルディは他所様って雰囲気だったずらし、黎明期に相当熱を入れて応援していた川崎の市民でもないかぎり、特に思い入れもないだろうずら。

 

でも、注目度の低い残留争い圏同士の対戦を盛り上げるには、無理やりにでも新旧川崎ダービーとかにして煽るしかないずらよね。

本来ならFC東京と東京ヴェルディとの東京ダービーより、こちらの方が因縁があって盛り上がる題材なはずなんずらけど、良い素材があるだけに、営業はもっとそれを利用して欲しいところずら。

まあ、黒歴史に変わりはないずらし、一部の人間には掘り起こしてもらいたくない話題なのかもしれませんずら。

 

では、週末のフロンターレがどんな変化を見せてくれるか楽しみにしつつ、今回の記事を終わりたいと思いますずら。

リバウンドメンタリティーとかはいらないずらよ、見たいのは未来へ繋がる変化ですずら。

 

それでは等々力で(●´ー`●) ノ