誇らしいスコアレス | にくまん堂の極楽日記

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川崎フロンターレの話題を中心に、おっさんの徒然なる日常を書き綴るブログですずら(●´ー`●)

得点が入らない引き分けの試合を見て、ああ楽しかったと満足するスポーツ観戦なんてフットボール以外にあるんだろうずらか。しかもプロの興行として成立するのはなかなか考えられませんずら。

白黒つけたがる日本人にはそんな文化もなく、Jリーグスタート時は必ず決着をつけるVゴール方式なんて独自ルールでやっていたりしましたずら。

いや、稀ではあるずらけど野球も0−0の引き分けはあるずらね。その時は投手戦になっている事が多いずらから、玄人目には面白い試合だとも言えるかもしれませんずら。

まあ、そんな一部の好事家に受ける野球の0−0とは違い、フットボールの世界では無得点で終わる試合でも、試合展開によっては満足感がある90分間となりますずら。

そんな試合が昨日行われたJ2、いわきvs山形の0−0で引き分けたゲームでしたずら。

 

いやぁ、面白かった。90分間目の離せない試合でしたずら。

お互いのゴールに迫るシーンも多く、決定力のあるFWがいれば得点が多く入ったかもしれない展開だったんずらけど、両GKの活躍と、球際に激しく体を張る守備でなかなかゴールを割らせませんでしたずら。

GKの出来が良い試合は締まった面白い内容になることが多いずらよね。

 

ちなみにこの試合が行われた節のJ2は、3試合が0−0、2試合が1−1の引き分けで、2−1の接戦も3試合あり、唯一大差がついたのは0−4の鹿児島vs横浜FCの試合だけでしたずら。

ロースコアの寂しい点差ばかりずらけど、各会場はどれくらい盛り上がったんだろうずらか。

 

ちなみにオラは自宅のTVで中継映像を見て応援していたんずらけど、現地に行ってハラハラドキドキして観たかったなぁって思った試合内容でしたずら。

いわきFCはホーム戦ということでいつもの様に90分走り倒していたずらけど、山形の選手もそれに負けないくらい気迫を見せて体を張っていましたずら。

山形の渡辺監督がかなりケツを叩いてモチベーションを上げていたことは想像に難くありませんずら。

試合前のフラッシュインタビューから気合いが入りすぎているのか、険しい顔で短く答えるだけでその場を去って行ったずらからね。その時は、もしかしたらこのインタビュアーの事が個人的に嫌いなんじゃないかと思わせるほどぶっきらぼうな受け答えでしたずら。

でも、試合後に思い返してみると、きっとそんなテンションで試合会場に入って来たんだろうなぁって考え直すことになりましたずら。

試合後のインタビューでも、優勝するために勝ちに行ったが勝ち点2を失った試合だったと悔しがっていたずらからね。

 

確かに山形は強かったですずら。

でも、優勝を狙えるかというと多少の疑問符はつくずらかね。J1昇格争いには食い込んで来そうな実力はあるずらけど、いわきFCと同様に決定力のあるFWが居ないのがネックになりそうですずら。

そんな優勝を狙うと公言している山形相手にいい勝負をしているいわきは良くやっていると思いますずら。

確かに押し込まれる時間が多かったずらけど、ゴール期待値ではそこまで差は無かった印象ですずら。

CKやFKなど、ゴール前のセットプレーを多く取られていたずらけど、その全てを跳ね返し続けたのは単純に凄かったと思いますずら。

 

今季、いわきFCはかなりの選手を入れ替えてスタートしましたずら。と言うよりは、引き抜かれまくって入れ替わっただけなんずらけどね。

その難しいチーム状態を田村雄三監督はどう舵取りするのかと思っていたんずらけど、思った以上に戦えるチームに仕上げてきましたずら。

去年の途中就任からもその兆候はあったずらけど、彼は選手を固定せず、更にはフォーメーションも試合毎に変えてくる、相手監督からしたら何をするか分からない監督でしたずら。

ボランチの選手を積極的にセンターバックにコンバートしたり、ストライカーであってもウイングバックとかで使ったりもしていたずらからね。

それが育成目的なのか、本気でその選手にそのポジションへの適性があると判断したのか分かりづらいところはあるんずらけど、概ね全て上手く行っているんずらよね。

 

若手や新戦力、それも実績の無い寄せ集めとも言える戦力で結果を出す。言わば新進気鋭の有望若手監督ですずら。

若手は言い過ぎずらか?いや、41歳だったら十分若いずらよね。

90分間走り戦い続けるチームは、それだけで優秀なモチベーターであることが分かるんずらけど、その人心掌握術だけではなく、戦術面でも柔軟で、相手のやり方にしっかりアジャストして選手交代をしてきますずら。

そして、オラがこの監督の好きなところは、どんな時でもファイティングポーズを取り続けるところなんずらよね。

普通ならプロの世界ずらし、実力差があったり、どうしても勝ち点が欲しい時などはドン引きして守りを固めたりするもんなんずらけど、常に得点を狙い勝ちに行く姿勢を崩しませんずら。

そのせいで、去年はエスパルス相手に大量得点で無惨なスコアで負けることがあったりしたんずらけど、常に選手たちに前を向かせ、結果は自分がそうさせたからだと責任を言及する潔さ。いつクビになるか分からないプロの監督ではなかなか出来ない姿勢だと思いますずら。

 

まあ、彼はS級ライセンスを取得中、一度GM職に就て運営側にも回るほど、弁も立つずらし実行力のある人物だったりしますずら。

チームの順位に関わらず、育成型のクラブとして、福島県いわき市の復興の志を謳ってファンを裏切らない戦う姿勢を見せ続ければ、クラブを去ることはまず無いだろうずら。

でも、優秀な監督であることは確かだと思うので、彼を招き入れたいと思うクラブは多いことだろずら。

 

と、雄三信者になりつつあるオラずらけど、今節の山形戦はどんなメンバーになるのかと、そのターンノーバーで入れ替わる選手に興味津々でしたずら。

しかし、蓋を開けてみると4日前と同じスタメンが名を連ねていましたずら。

 

毎試合どんなメンバーなのか、どんなシステムで選手をどこに配置するのか分からず、相手チームからしたらスカウティングするのが難しい田村監督なんずらけど、今回はメンバーもシステムも一切変更せずに山形戦に臨む形となっていましたずら。

ホームでやれるという点はあるずらけど、疲労感もなくいつも以上に走って戦っていた選手たちは凄いなと単純に思いましたずら。

去年までは途中でガス欠になっていたFWの近藤も、この試合は最後までスプリントを繰り返してボールを追いかけていたのは驚きましたずら。

いわきFCのフィジカル改造はここまで出来るのかって、去年は大学在籍の特別指定でやっていた選手だったとはいえ、1年かけてこんな選手になるのかって驚嘆するばかりですずら。

 

そんな噂を聞きつけ、有望な若手をいわきFCに預けるクラブもちらほら出ていており、選手自身も肉体改造を目当てに移籍してくるパターンもありますずら。

西川潤もそのひとりで、将来有望な選手と言われながら、なかなかトップや代表で評価されないのを、フィジカル面や戦うメンタル面が足りないからだと、本人が一念発起していわきFCに入ってい来ましたずら。

そもそも自身が覚悟を持って入ってきたこともあるずらけど、その効果が早くも試合を通して見ることが出来ていて、チャンスメイクだけではなく守備の面でもサボらずに走っている姿は覚悟の固さを感じさせますずら。

イケメンでサッカーセンスもある選手だと色んな誘惑があるだろうずらけど、しばらくは福島の片田舎でサッカーに集中して頑張って欲しいところずら。

って、言うほど田舎ってほどでも無いずらけど、いわきFC初の代表選手とかになって欲しいと願っていますずら。

 

で、今年のイチオシ選手に西川潤を選びたくなるんずらけど、それはいわきの女性たちに任せておき、オラはまた別の選手を推していきたいと思っていますずら。

去年はセンターバックの家泉を推していたんずらけど、彼は個人昇格で札幌に行ってしまったので、今年はまた別の選手を探していると言ったところですずら。

 

ん〜、今のところ候補に挙がっているのは、同じくセンターバックの照山や、前述で評価を上げている近藤あたりずらかね。

あとはC大阪からローンで入ってきた大迫あたりも候補だったんずらけど、彼はまだ試合にほとんど絡めておらず、今のところ選外となっていますずら。

 

まあ、まだ6節を消化しただけなので、12節が終わるくらいまでには決めたいところずら。

いや決める必要は全く無いんずらけど、なんとなく応援する選手がいた方が盛り上がるずらしね。

 

ちなみに、なんで12節までにって書いたかというと、田村監督が今シーズンの戦い方として、6節を1クールで考えて勝ち点を計算するって言っていたからですずら。

その6試合でどれくらい勝ち点を稼げば合格点なのかは知らなかったりするんずらけど、2勝3分1敗の勝ち点9は合格ラインに達しているらしいですずら。

6節を終えた時点で7位につけているずらし、昇格プレイオフ圏内には入っていないずらけど十分ずらよね。

クラブとしてJ1昇格とか順位の目標を掲げていないずらし、それ以上に「魂の息吹くフットボール」というクラブフィロソフィーが重要視されているチームなので、残留争いに巻き込まれない程度の勝ち点が稼げていればOKなんだろうという想像は出来ますずら。

 

たまにこうやって短いスパンで目標勝ち点を設定する監督がいるずらけど、オラはこの方法を結構推していたりしますずら。

目の前の試合を大事にとにかく全力で勝ちに行くとか、可能性がある限り優勝を目指すとか、そんなぼんやりした目標設定でやっていたら、上手くいかなくなった時のリカバリーが難しくなるずらからね。

不確定要素が多いスポーツずらし、目の前の結果に一喜一憂しない目標設定が必要という意味では、この6試合を1クールで区切るのは絶妙かと思いますずら。

 

…別に鬼木監督のやり方がどうのこうのって話では無いずらよ。

フロンターレは今まで通り、優勝の可能性がある限り諦めずに目の前の試合を全力で戦ってもらいたいと思いますずら。

ここ数年はそれで結果を出しているずらからね。たまたまそれが上手く行っていたのかどうかは、同じやり方で今シーズンいっぱいやってみないと何とも言えませんずら。

 

おっと、フロンターレの事は書かずに終わろうと思っていたずらけど、どうしても不意に出てきてしまうずらね。

 

そうそう、1週間前くらいから武蔵小杉駅前のタペストリーはこんなのに変わっていたずらね。

 

 

中原市役所前の通りには、FC東京との多摩川クラシコのタペストリーが風になびいていましたずら。

お互いに微妙なチーム状況でイマイチ盛り上がらない順位にいるずらけど、多摩川クラシコとなったら話は別で、ライバルに負けないために熱く応援する試合となる…ってはずでしたずら。

フロンターレ側がゴリ押しで名付けたこの多摩川クラシコずらけど、名前は浸透してきたものの、盛り上がりは年々落ち込んでいる気がするのはオラだけずらかね。

 

まあ、FC東京がマリノスの様に、フロンターレと毎年タイトルを交互に獲り続けるみたいな存在になれば話は違っていたんだろうずらけど、川崎の絶好調な時期にFC東京が低迷し続けていたのはちょっと残念でしたずら。

まあ、今年はFC東京の方が上の順位に行きそうな雰囲気が漂っているものの、それが優勝争いとかに絡むわけでもなく、何とも残園な空気感でこの1戦を迎えることになってしまいましたずら。

 

いや、フロンターレはこの試合に負けたらヤバいぞってピリピリした雰囲気があって、今まで以上に熱い試合になる可能性はあるずらけどね。

 

そうそう、残念なお知らせとしてはもうひとつあって…

 

 

当日の帰り道で撮影した1枚なんずらけど、市役所前の二ヶ領用水で開催される花見市が、ご存知の通り桜が全く咲かない中で行われることになってしまったことずら。

 

寒の戻りなのか、3月最終週になるのにかなり寒い日々が続いていますずら。

ソメイヨシノはつぼみのまま開花する気配はなく、1週間後にやっと開花宣言がされるかどうかの状態だったりしますずら。

ここ数年はもうこの時期に満開となっており、天候が悪ければ散り始めているくらいの気温となっていたので、今年もこの3月24日に花見市を設定したんだろうずらけど、残念ながら予想は外れていまいましたずら。

 

1週間後の3月30日(土)に多摩川クラシコがあるずらけど、なんとか3分咲きくらいまでになっていて欲しいところずらけど、この状態だと難しいずらか。

実はその1週間後に行われるホーム町田戦の方が満開になっている可能性はあるずらね。

間にマリノス戦は挟むずらけど、花見をしながら美味しくビールを飲める展開になることを願っていますずら。

 

まあ、勝っても負けてもビールは裏切らず幸せな時間を提供してくれるんずらけどね。

 

では、今日の雑記はこれにて終わるとしますずら(●´ー`●) ノ