相互補完 | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

今月の読み会で、ある方の発言が心に残ってて、それからずっと考えています。


これだから、読み会は深くて面白い、本当に勉強になります。


互いの内面を晒すのは勇気がいるけれど、自分では考えもしなかった側面を深堀りすることによって、自分にも確実に繋がるものがあり、得るものは大きいと言えます。


いつも思うけれど、有名人のホロスコープを読んだって、目に見える現象だけしか捉えられない。


上辺だけ読むことは、勉強すれば誰だって出来るかもしれないけれど、深い心の奥(深層心理)を洞察したり理解したり、触れることは、いくら一方的な知識だけを詰め込んでも身にはつきません。


それには、自分自身も心を開き、深い素直な会話をすることです。


自分は心開かずに、人から一方的に得ようとしても、所詮それだけのものしか返ってきません。


それは、あらゆることがすべてに共通しています。



考えてたのは、ドラゴンヘッドとテイルの件です。


私はテイルに水星がぴったりくっついていて、前にも書いたけどインド占星術を学ぶ人が多いそうです。


そのインド占星術の書き込みによると、木星にテイルが合というのが一番精神性にとって良い位置だそうです。


気になったのは太陽にテイルが合。


テイルは、西洋占星術では発展性がない場所で土星的。


インド占星術では、悟りを開く場所で手放すポイント。現世的な場所ではない。


インド占星術で土星的な場所は、むしろヘッドの方なんですよね。


へッドは、貧欲に追求していってしまう場所。あくなき追及をするからハウスによっては、大きな物を手に入れる。(実質性を追及する)


太陽にテイルだと、人生そのものが現世的ではなくて(実態を求めない)、悟りを開く=解脱する。


たぶん決めてはそれだけではないので、行動に結びつくにはその他のポイントがあると思いますが、やはりそういう気持ちを持っているとの言葉を聞いたときにテイル=手放す。執着しない場所というのが頭に浮かびました。


人間関係でいうと、自分や相手のテイルに個人天体が合だと、会ったときはすごく親しみやすさを感じて仲良くなりやすいけれど、方向性がずれてきて縁が切れやすいとの説もあります。


ということは、現世的に繋がらないということで、それを個人のホロスコープで考えると、太陽とテイルが合だと、自分が目指す道(太陽)は、実質性に繋がらないということになります。


私の場合は、水星なので知恵ですね。


実質的な利益、役立つ知恵ではなくて、精神性の高い知恵、しかも魚座なので形がないもの。


その水星は上昇星なので、そこは他人から見たときの私の印象になります。


水星は仕事を見たりするので、形のない、実質的ではないもの(精神性)と関わるとも読める。


精神性を追求する自分、(テイル、1ハウス)+水星=仕事。


そう考えるとヘッド、テイル軸は、私にとってすごく大きいです。


私のヘッドに、夫の太陽が合。(7ハウス)


ヘッドは、飽くなき追及の場所と考えると、私は夫の理想の人生を追求していたと言える。


思えば夫がいなくなってから私は、自分の道を追及し始めました。


家族の中には、私のヘッドに下の子がピッタリ月を乗せて、二番目が太陽を乗せている。


私のヘッドとテイルは、下の子のヘッドとテイルと真逆でピッタリ重なっています。


ヘッドがあるほうが、天体側にパワーを与えているように見えるけど、実際は互いに現世的には発展の方向に向かっているのでしょうね。


下の子は、ヘッドに水星を乗せているので、彼が選ぶ仕事は現世的なものとも読める。


テイルには月が乗っているから、プライベートに執着しない?


しかし、母親の私のヘッドに月を乗せているから、私が彼の私生活を現実に戻します。(笑い)


みごとなコンビネーション!補完している、縁が深い親子となっていますね。


もともとヘッドとテイルは、母親を表示しているとも言われています。



ヘッドとテイル、興味深いです。



テーマの補完ですが、書いていると長くなったので次の機会に書きます。


2月に限定グループで読み会を開くことになってます。


各自テーマを決めて、自分なりに検証してきてもらう課題を出しています。


持ち時間内で、じっくり多様な視点で考えてみましょうね。


過去の検証をしてみるのもいいし、何が出てくるか、とても楽しみにしています。


自分を知るためには、他人を理解することが大事です。


そのためには、心の鍵を外せる場所を持つこと。


深めない関わりは、それなりのうわべの知識しか得られないと思います。