アスペクトって、他者や環境から、もたらされるもの、影響、補強、体験。
コンジャンクションだと、融合してしまうから無意識に衝動的に働いたりするし、
スクェアだと、自分の望まないやり方で、影響がもたらされるので、すごく意識に登ってくるから
その後どう捉えるか?どう動くかによって影響の結果が変化します。
複雑な相容れないものの2者択一の影響を受けるから、うまく取り入れるとすごく成長に繋がるので、それができると、とても大きなものを掴むことができます。
トラインは、スムーズに繋がり、うまく動くので意識に登らない。安定してしまうので、安易になりやすくそこからの変化はしにくく、いつも同じ位置にいる。
オポジションは、対人関係によってもたらされるアスペクト。いつもターゲットにされている感じ。
対人関係で切磋琢磨しやすいです、自分で使わない場合は他の人に天体を投影してしまいやすいです。
ノーアスペクトは、他者や環境からもたらされるものがないから、ひたすら自主訓練しないといけなくて、ちょっかいを受けない(こうしなさい、ああしなさいという影響がない)のです。
大人になると人は能動的に動くこともできるけど、子どもの頃は受身なのでノーアスだと支えられたという体験が少なかったりしますね。
太陽の場合は、ヒーロー像や、自分自身らしさをどう輝かせることができるか?
そこに他者からのちょっかいがないので、自分らしくマイペースで進めるが、目標がない場合は自分らしさがわからない、何をしたらいいのか分からないとなりやすいです。
目標がある場合は、自分の色でひたすら染め上げていくことになります。
ノーアスペクトは、どのくらいじっくりそれぞれの経験を積み上げる事ができるかどうかが重要になって来ます。
金星がノーアスペクトだと、安全、5感、愛情を充たす、楽しむなどの実感が得られにくい。
月だと、欲求、感情、満たされる感覚などの実感が得られにくい。
私の太陽も、個人天体との接触がないので、日常的な所からの影響ではなく非日常的なものからの影響になりますね。
日常で使いこなすものではなく、非日常の世界の中で自分らしさを発揮する、輝きを発揮して行くという事になります。
土星がノーアスなので、義務とか、~しないといけないとか、重しみたいなものは確かに私の場合はほぼ家庭環境やその他にも、なかったかもしれません。
ただ制限されるものがない分、自由になりすぎて緊張や重圧をどこかで求めているところが確かにあると自覚しています。
楽しくないのに、土星的なものを求める自分が確かにあったりしますね、不思議です。
それと、天王星もノーアスですが、これは自覚があまりなかったのですが、よーく考えてみると
どこかで境界線を作って距離を計ってる部分があることに気づきました。
これはたぶん恋愛や愛情が絡んだ体験しかこの気づきを得られないのかもしれません。
恋愛や愛情って、海王星や冥王星の世界なので、天王星の分離や独立とは相容れない世界。
だからこそ、自覚するのですね、面白い事に。
ノーアスの場合は、やはりいろんな体験を一歩一歩積み上げていくしかなさそうです。
それと、人間関係においてノーアスの個人天体に対しハードアスペクトの天体を持つ相手は、成長させてくれる人だと言えるかもしれません。
(まあ、相手の出生天体の状態にもよるので、観てみてくださいね。)
ものは考えようで、表裏一体。
楽ではないものを習得することが自分への最大のプレゼントになったりします。
そしてそれによって自分自身を、自分らしさを自覚していくこともできるのでしょうね。
研究会でも、ノーアスがどういう働きをしているのか、これからもテーマにして、心の動きを追っていきたいと思います。